桔梗を愛でる特別拝観の東福寺天得院へ

臨済宗東福寺派 塔頭 萬松山 天得院

天得院は、通称「桔梗の寺」として知られ、桔梗の咲く6月中旬~7月中旬頃と紅葉の時期に毎年特別拝観されます。

ここ数週間前から、京都Navi「花だより」で開花情報を見ていて、今週やっと見頃になったので今日訪れました。

いつも京都駅から歩いて東福寺には来てましたが、昨日京都も梅雨が明けて暑かったこともあり、今日はJR東福寺まで電車で来ました。 駅からは6分程度で先に東福寺塔頭の霊雲院に行き、それから天得院に向かいました。(霊雲院は後日アップの予定)

天得院は、拝観料500円、拝観時間は9時30分~で期間中はライトアップもされます。(7月17日まで)

天得院の歴史は豊臣家とゆかりがあり、豊臣氏滅亡のきっかけになった方広寺の鐘銘「国家安康 君臣豊楽」は住持の文英清韓が撰文した。この一件が徳川家康の怒りをかい大坂の陣で豊臣家は滅亡、天得院は破壊されますが、明治初年に再興され書院前の美しい苔に覆われた枯山水庭園や桔梗などの花を楽しめ、現在に至ってます。


山 門(表 門)

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慶雲院から歩いてすぐで天得院に着きました。9時30分過ぎには行く予定でしたが、霊雲院で時間をとったため、過ぎていました。


庫 裡(玄 関)

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入ってすぐの右手に拝観受付があり、朱印も預ければ帰りに受け取ることができます。 山門を入ってまっすぐに東福寺保育園があります。


南庭のスギゴケと桔梗

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満開の桔梗と美しいスギゴケ、多くの拝観者が写真を撮ってました。


西庭のスギゴケと桔梗

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書院の東と西に広がる庭園、桔梗の花が咲き誇り美しいスギゴケが彩りをそえている。


この庭園を眺めていると、後ろからずっとテープが流れており、天得院の歴史がテープから流れてきます。別途料金で抹茶や精進料理もいただけます。


花岡大学童話碑

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「お父ちゃんが笑ったときは仏さまの顔だよ お母ちゃんが笑ったときは仏さまの顔だよ」童話作家の花岡大学は仏典童話を数多く創出した。東福寺保育園の前にあり。


萩原井泉水句碑

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「石のしたしさよしぐれけり」天得院で詠まれたもの

上記2碑は、案内テープで流れていたので見に行きました。知らずに通り過ぎるところでした。


毎年、この時期に行こうと思いながら雨などで行けませんでしたが、やっと行けました。 それにしても梅雨が明けましたが、暑かった。 縁側に座って庭を眺めていても風がないので、汗で服がびしょ濡れに。何枚タオルを使ったことか やっぱり京都の夏は暑いです、毎年ことですが。

この後、芬陀院にもよりましたが、こちらも後日の予定。



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    Excerpt: 京都市内は、一昨日と昨日が36.9℃。今日も予想では37℃。梅雨が明けたら猛暑がやってきました。もう体がもちません<img class="emoji" src="https://blog.seesaa.jp/images_w/emoji/webry/01_warai_a.gif" />。 Weblog: 古寺とお城の旅日記Ⅱ racked: 2013-07-10 03:43