九山八海の庭 東福寺霊雲院へ

臨済宗東福寺派 塔頭 稲土山 霊雲院

天得院が9時30分からの拝観のため、先に霊雲院に寄りました。 ここは「九山八海の庭」「臥雲の庭」が有名で前から行きたかった寺院の一つです。

天得院と違って、霊雲院や芬陀院通年拝観しており、いつでも楽しめます。


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東福寺で有名な臥雲橋の手前を西に入ったつきあたりに霊雲院はありますが、ここではまだ山門は見えません。


山 門(表 門)

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西に入っても山門は見えませんが、突き当たりの南に山門があります。


庫 裡(玄 関)

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入ってすぐの右手に受け付けがあり、拝観料300円 9時~ 朱印帳を預ければ帰りに受け取ることができます。


書院内部

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広々とした書院内で、大きく開かれた南面と西面から庭を目にすることに。


九山八海の庭(南庭)

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1970年(昭和45)重森三玲によって修復された庭園。熊本藩主・細川光尚から賜った「遺愛石」(中の写真)を石造須弥壇上の石槽に置き須弥山を象徴し、九山八海をあらわす砂紋が取り囲む。


臥雲の庭

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1971年(昭和46)に、重森三玲によって作庭。 峨山渓谷より流れ出る水(下の写真)と、山裾に沸く雲をあらわしている。 奥の滝に見たてた渓谷から流れ出た水が九山八海に流れ込むように顕し、そして砂の色づかいなどがさすがに重森三玲「素晴らしい!」と思ってしまいました。


小書院前の手水鉢

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向かいに見えているのが茶室「観月亭」

茶室「観月亭」

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二階建ての茶室は日本でも数少ない。非公開のため中はみられませんでしたが、ここから見る臥雲の庭を見てみたいです。

ここ、霊雲院は日露戦争のロシア人捕虜が収容された歴史があり、捕虜が造った楽器などガラスケースに展示してありしまた。

9時30分から拝観開始の天得院に行く予定でしたが、九山八海の庭を見ていたから、時間が過ぎてしまいました。庭の前で腰を下ろすと爽やかな風が心地良いんですが、全くの無風で座ってるだけ汗が出てくるありさま。 私が入ってから出るまで誰も入って来なかったので、独占状態でした。



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