第36回 京の夏の旅 文化財特別公開 並河家住宅 並河靖之七宝記念館へ

並河家住宅 並河靖之七宝記念館

ウェスティン都ホテル京都から地下鉄で一(ひと)駅、東山駅で下車徒歩3分で、並河家住宅に着きました。「第36回 京の夏の旅・文化財特別公開」で知り、並河家を知り、またその庭が植治7代目小川治兵衛が作庭したことを知り、楽しみに本日訪れました。

白沙村荘と並河家は、通常公開されてますが、ここ並河家 並河靖之七宝記念舘は、ガイドさんの説明が有り無しかの違いだそうです。

着いたのが、受付開始の10時30分ちょっと過ぎぐらいでしたが、受付で並びました。 多分受付開始前にはかなり行列ができていたのでは?

その受付で、注意事項の説明があり、庭は写真はOKですが竹垣の柵までと内部は写真NGでした。


並河家入口

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入って左に受付があり、料金600円 10時30分~15時00分まで、ここだけ始まりが遅く、終わりが早いのでご注意を!!


並河家外観

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駒寄せと言い、京の町屋でよく見かけます。もとは馬を繋ぐためのもので、二階の虫籠窓とともに京町屋の特色。


通 り 庭

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通り庭とは、玄関から裏口まで続く土間のことで、奥行きのある京町家の、風の通り道でもあります。 私の子供の頃もこのように、いったん下駄を履いてはしり(台所)に降りていました。懐かしさで一杯です。

受付を済ませると、庭に出て展示室を案内されますが、既に説明が始まっていました。私の目的は庭を見ることでしたので、先に庭を見て廻ることに。そう言ってもそんなに広い庭ではありませんが、個人宅の庭としては立派すぎます。


小川治兵衛作庭の庭

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1894年(明治27)小川治兵衛初期の頃の作庭疎水の水を取り入れた池の中には、琵琶湖の小魚が泳いでいました。 池の中で母屋を支える根石は、貴船石で亀を連想させる。 下の写真に写っている朝鮮灯籠は、南禅寺金地院から移したものと説明を聞きました。先ほど行ってきたばかりなので偶然にビックリ。

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一文字の手水鉢 鞍馬石を使用し、地面に直接配置せず、下に大きく空間をとった斬新な演出。

※.蚊が多いので虫除けスプレーかかゆみ止め必要です。

ガイドさんの話で、この並河家の近くに小川治兵衛の家もあったらしい。南禅寺や岡崎近辺に小川治兵衛の作庭した庭が多いのはこのためなんでしょうか。

七宝焼きの旧窯場跡第一展示室・第二展示室七宝焼きの歴史作業工程なんかもガイドさんより説明があります。間近で見る七宝の美しさにうっとり。値段はつけられないと説明がありましたが、買えばいくらするんでしょうか?興味を持ちました。 久し振りに暑くなった京都、タオルを何枚使ったことか・・・・。 汗だくで疲れたので、今日はこれまで、帰路に着きました。 まだこの近辺には小川治兵衛の庭として、無鄰庵白川院があります。涼しくなってから行こうかと思います。



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