同志社大学の文化財建築物へ

同志社大学の今出川キャンパスには、先に紹介したクラーク記念館の他にも、いくつか重要文化財に指定された建造物が残っています。


西門から入って最初に見るのが、彰 栄 館です。

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1884年(明治17)9月15日竣工 設計は、D.C.グリーン 施工は、尾滝 菊太郎 煉瓦造りの2階建て現存する京都市内最古の煉瓦建造物。正面入口の上には、「彰栄館」の標石がありました。南面しか見ませんでしたが、東面から撮るべきでした。次回の反省点。 聞いていたとおり扉が閉まっており中には入れません。


その隣が、礼拝堂(チャペル)

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1886年(明治19)6月25日竣工 設計は、D.C.グリーン 施工は、三上 吉兵衛 煉瓦造り 1階建てプロテスタントの煉瓦造チャペルとしては、日本最古。急勾配な切妻造の屋根と正面中央の円形のパラ窓。礼拝、講演会、卒業生の結婚式に利用されています。植垣と鉄の柵が閉まってて、近くにも行けません。


その東隣にあるのが、ハリス理科学館

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1890年(明治23)7月竣工 設計は、A.N.ハンセル 施工は、小嶋 佐兵衛 煉瓦造り2階建て。以前は工学部が利用していたが、田辺キャンパスに移転の後は、主に事務室として利用。ここは開いていたので、入れたかも。次に訪れる時には調べて行きます。

そして、先般アップしたクラーク記念館に行きました。そしてクラーク記念館の次に向かったのが、有 終 館です。

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1887年(明治20)11月15日開館式  設計は、D.C.グリーン 施工は、三上 吉兵衛 煉瓦造り 2階建て。 当初は「書籍館」と呼ばれいた最初の図書館。1928年(昭和3)11月に失火により内部を焼失したが、煉瓦壁内側を鉄筋コンクリートで補強し改修されています。

以上、彰栄館・礼拝堂・ハリス理化学館・クラーク記念館・有終館は、重要文化財に指定されています。


次に、道を挟んで向かい側にある、ここも同志社大学の敷地内にある、アーモスト館を見ます。

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1932年(昭和7)3月20日竣工 設計は、W.M.ヴォーリズ 新島の母校、アメリカのアーモスト大学の卒業生などから集められた寄付金で建築された。2008年に補修工事が実施され、その後は主に外国人研究者の宿泊施設として利用されいます。こちらは登録有形文化財に指定されています。

同志社女子大学には、重要文化財の建物はありませんが、登録有形文化財に指定された建物はいくさか残っていますが、事前に調べてなかったから、入っていいのか迷ったんで、外から見えるアーモスト館だけにしました。もう少し調べてから、次回行きたいと思います。

同志社今出川キャンパスは、自由に出入りできますし、特に守衛さんに断りを入れる必要はありません。と言うより、守衛さんは学生さんの自転車整理に大忙しの様子でした。年末年始やその他行事で西門や正門が閉まっていたら入れませんが、それ以外はいつでも行けそうです。



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  • 同志社大学の文化財建築物 再び

    Excerpt: 前回、同志社大学今出川キャンパスの文化財建造物を見に行きましたが、今回は、同志社女子大学を見に行きました。 Weblog: 古寺とお城の旅日記Ⅱ racked: 2012-03-20 04:36