村井吉兵衛(煙草王)の別宅・長楽館へ

長楽館(旧村井吉兵衛京都別邸)

明治の煙草王 村井吉兵衛迎賓館は、立教大学学長で宣教師のアメリカ人ガーディナーの設計によって5年の歳月を費やして完成しました。当時は、日・米・英の著名なVIPも多く滞在し華やかな憩いの場となっていたようです。そこに伊藤博文が滞在し、窓から見事な眺望を七言絶句の漢詩によまれ、扁額に「長楽館」と揮毫されたものが長楽館の命名となった。

今年のお正月に、前回アップした五龍閣に行ったあと、この長楽館にも寄りました。そのため水寺・高台寺の方向から来たので最初に目にするのが、この長楽館の別館です。

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六角塔屋を持った建物。ちなみにカフェ&レストランがあるのが本館になります。

そのまま東大路通りまで少し下がります。

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本館の南面。結構、車が通りので撮影には注意しました。

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ここが南門で長楽館ホテルの入口(入って確認してないのでなんとも言えませんが正面がホテルだし間違いはないかと思います)


再び東へ上り、別館角を曲がると、華麗な正門に出ます。

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カフェ&レストランの入口長楽館の東側にあたります。

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門を入ると正面に本館があり、手前に巨大な石灯籠がありました。由来はわからないです。

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外観の1階は石造り、2階からはレンガ張り。

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正月に来た時は、外観だけ撮影して帰りましたと言っても、ここは墓参で訪れる大谷祖廟にも近く、何度も来ていますが、こんなに由緒ある歴史ある建物とは知らなかった。玄関入り口には、お正月らしい、しめ縄飾りがしてありますが、普段はお花なんか飾ってあります。

実は、先日アップした五龍閣の前にここに来ました。10時からカフェが開くので、この時間に間に合うようにしたんです。

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入口を入って内側から上や横にステンドグラスが。

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入口から奥を見る。普段はお店の方が立っておられますが、たまたま中に入られたので撮りました。いつもはサンルームを案内されるんですが、今日は、「旧球戯の間」を案内されました。


そのサンルーム「旧球戯の間」の前から見たものです。

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創建当時は温室として利用されていた部屋。


そして「球戯の間」へ入ります。

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初めて、ここへ通されたので期待でワクワク

このあとの模様は別の日にアップします。



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