皇室ゆかりの泉涌寺 雲龍院へ

那須与一ゆかりの即成院を出たあと、再び泉湧寺道を登り、泉湧寺山門を通り過ぎたところにある、「第46回京の冬の旅 非公開文化財特別公開」泉湧寺 雲龍院へ行きました。

雲龍院の歴史は、1372年(応安5)、北朝の後光巌天皇によって創建された御寺・泉湧寺の別格本山。後光巌天皇の子・後円融天皇が写経の功徳を信奉したため写経道場として知られています。

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泉湧寺の山門を超えて、まだ少しだけ登った突き当たりに、この山門はありました。

皇室ゆかりの泉湧寺の塔頭寺院である雲龍院。ここは普段から公開されてので、文化財(寺宝)が特別に公開されたという訳です。

門を入ると突き当たりに庫裡

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拝観入口は、その右横の書院から入ります。

その山門と庫裡の間にある鐘楼白梅

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ちょうど訪れた時に白梅が満開でした。梅の名所である北野天満宮なんかでも、今年の開花は遅れているということでした。

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開花が遅れている"はねずの梅"綺麗に八重で咲いたら綺麗だったんでしょう。

書院玄関にて拝観料600円(普段は300円)、スタンプラリーのスタンプ(5個目)押してもらい中へ

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玄関入り口で、雲龍図が出迎えてくれます。この絵を左で見るのと右で見るのと表情が変わるんです。

順路に従って、先に本堂をお参りします。そこには堂野夢酔筆本堂襖絵「双龍風雷図」があります。

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向かって右側が雷神図

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向かって左側が風神図

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2010年に14面襖絵を奉納されたもの。

ガイドさんに確認して写真を撮りました。ご本尊の本尊薬師如来坐像は不可でした。この「京の冬の旅」では、ガイドさんが説明してくれますが、ここではガイドさんはいますが、この本堂では説明が無かったなぁ・・・。

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本堂から見た表門。重要文化財に指定された本堂は、表門が開いていれば全景が写せますが、下に降りることができないので無理です。

次に霊明殿へ行くように案内されます。

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1868年(明治元年)に孝明天皇や静寛院宮(和宮親子内親王)の援助で建立された皇室の位牌を祀るお堂です。後光巌天皇や後円融天皇の木像も安置されてました。

この霊明殿ではガイドさんから説明がありました。次に書院へ行くように案内があります。4つの部屋があり、それぞれそこから庭園を眺めることができます。

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この書院に座って抹茶と菓子をただいている人の邪魔にならないように、そっと障子を開けて庭を眺めます。

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ここの庭園は、紅葉が綺麗らしい。そのように説明がありました。

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忠臣蔵で有名な大石良雄(内蔵助)による「龍淵」の書

そして一番奥にある書院に「悟りの間」と名づけられた部屋があります。写真家・水野克比古さんが、昨年のカレンダーで悟りの窓から紅梅を写した写真がありました。この雲龍院を訪れた楽しみの一つだったんです。

先ずは、「迷いの窓」から

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次に「悟りの窓」

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水野さんは、この丸窓から八重咲きの「はねずの梅」を綺麗に捉えてました。流石にプロですね、真似できませんでした。 それより梅は咲いてません。咲き終わったのか分かりませんが・・・。

「迷いの窓」「悟りの窓」は、鷹峯の源光庵が有名ですね。ここは多分、そこの真似をされたんでしょうか?それとも本家はこちらなんでしょうか?


「第46回京の冬の旅」は、3月18日に終了しました。次回の予定は、

☆ 徳川慶喜没100回忌をテーマに『大奥衣装展~春日局編~』 4月1日(日)〜22日(日) 拝観料400円

☆ 雲龍院春の特別拝観 夜間ライトアップ 4月8日(日)〜15日(日) 午後6時〜午後8時30分 拝観料500円


となっています。興味ある方は、どうぞ。



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