妙心寺天祥院 『老梅図』(襖四面)特別観覧に参加

今日は、京都文化協会主催~妙心寺 塔頭 天祥院蔵『老梅図』(襖四面)~特別観覧に参加しました。

屏風や襖絵といった日本の貴重な文化財の中には、海外に渡ったりました。この天祥院が所蔵していた、狩野山雪筆『老梅図襖(四面)』も、現在は、アメリカのメトロポリタン美術館の所蔵で見る事ができません。

そこで、最近のデジタル技術により、オリジナルに限りなく近い高品質複製品で甦りました。美術館や博物館で見るのと違い、元にあったところで見られるので、とても魅力的でした。

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天祥院は、非公開のため、ここより先には入ったことがありません。

14時観覧開始ですが、13時30分頃に着きました。この観覧参加には、メールでの申込制で、先着20名でしたが、運よく20番以内に入ることができました。 天祥院の場所がわからない場合、集合場所が花園会館で、知っておれば、現地集合でした。

天祥院前で、8名程度が待っていると、花園会館集合組が加わって、13時50分ぐらいでしたが、案内に従って中に入りました。

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玄関を入ると、先ず客間に通されて、そこでお茶とお菓子を頂きます。定員が20名でしたが、若干超えているのような・・・22名だったかなぁ・・・。

京都文化協会の会員より、この綴プロジェクトの説明があり、お菓子を食べ終わったら、襖が開けられて、暗闇に照らされた、『老梅図』(襖四面)が

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この襖絵の前で、京都文化協会の方より説明があって、話が終わると、「この襖絵は複製品のため、写真を撮ってもらっても結構です」と案内があり、喜んで撮らしてもらいました。

この襖絵の目と鼻の先で見ても複製品とは分からない程の出来です。本当驚きの出来映えです。

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汚れや傷も、原本と同じように再現されています。

当初は、この天祥院だけだと思ってましたが、サプライズ、次に本坊狩野山楽の『龍虎図』のデジタル複製品も見られてと言う。「希望の方は、次も来て下さい」と案内され、心の中で「喜んで」と思わず言ってしまいそうになりました。

ここは、特別拝観もありませんし、滅多に来られないので、最後に庭園撮ってみました。

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この庭については、説明が無かったけど、良く手入れされていて、綺麗な庭園です。

京都文化協会の会員の方について、次に本坊へ向かいます。妙心寺の境内は広いので、少し距離がありますが、多分、誰も帰られなかったと思います。

私は、妙心寺には何度か来てますが、この方丈裏の本坊に入るのは初めてです。関係者以外立ち入り禁止と書いてある扉を開けて、中に入り薄暗い寒い廊下を進みます。

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食堂と書かれた札の部屋に入ると。

そこには、狩野山楽筆『龍虎図屏風』を目にします。

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本物は、現在、保存上の観点などから京都国立博物館に委託されています。

説明では、狩野山楽は、元武士だったとの事で、「筆に力強さを感じます」とありましたが、どうでしょうか?

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日本には、存在しない猛獣だったため、豹を虎の雌として描かれています。

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龍は、中国から入ってきた伝説上の生物。体は蛇、鱗は鯉・・・。いろんな動物の組み合わせで、龍は禅宗寺院の天井に描かれていますが、これは火災から守るためらしい。

これで、終わりかと思ったら、またまたサプライズが 通常拝観料500円の妙心寺拝観コースの法堂と浴室の拝観も無料で参加できると言う。

妙心寺の拝観は、20分置きに、固まって拝観します。このプロジェクトの参加組は、15時からのコースでした。ここからは一般の観光客と一緒になります。私は、ここの拝観は初めてで、これまた嬉しくなってしまいしまた


先ずは、法 堂から見学です。

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天井には、狩野探幽の「八方睨みの龍」が描かれていますが、ここは堂内、撮影禁止です。妙心寺の方より、丁寧な説明があり。この龍図を一周し、八方睨みの龍をゆっくり見学します。

次に、明智風呂へ移動します。

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明智光秀の菩提を弔うために、1587年(天正15)に建立され、「明智風呂」と呼ばれています。

法堂も明智風呂も重要文化財に指定されいます。

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昭和初期まで、実際に使われていたと説明がありました。相国寺でも浴室は見学できますが、どこも今風で言えばサウナ風呂のように、蒸気による入浴だったようですね。

最初の妙心寺天祥院の観覧会も無料でしたし、この妙心寺の拝観も無料で入れました。今日は、桜が咲き初めたこの時期にしては、大変寒い一日でした。 何より、この観覧に参加できたのがラッキーで良かったし、嬉しかったです。この日が待ち遠しかったのも事実でした。



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