霞中庵 竹内栖鳳記念館へ

霞中庵 竹内栖鳳記念館に、天皇陛下・皇后陛下が来られたのが、1997年(平成9年)8月20日のことでした。 霞中庵の前に人だかりができているので、行ってみると、『まもなく天皇・皇后両陛下が出て来られます』と警察官に聞きました。近所の人達と待ってると、微笑みながら手を降って出て来られました。一生のうち、天皇・皇后両陛下にお会いできる機会は、そんなにありません。その日ことは、今でもはっきり覚えています。

あれから13年、2003年(平成15年)株式会社ボークスに売却され、現在は「ボークス天使の里・霞中庵」としてスーパードルフィー人形の展示・販売施設として会員限定で公開されていますが、非会員でも事前に予約し、当日、受付にて身分証を提示すれば、入れます。

画像
画像
画像
天皇・皇后両陛下もここら出て来られたんです。 

ここを入り、突き当たりある天使の里美術館(旧竹内栖鳳美術館)を入ると、右手に受付があります。

画像
そこで、身分証を提示し、いろいろ注意事項の説明をうけます。(2階と3階の展示品は撮影禁止。庭園は、コース以外は入らないこと。特に苔は踏まないことと、霞中庵には、入れませ。) ここは、11時~17時の時間内に来ればいいんです。但し、17時に門が閉まってしまいます。ご注意を

予想外と言うか、当然と言うべきか、スーパードルフィー人形の愛好家でしょうね、ロビーに沢山集まってるなか4階の展望室から見る事にしました。

画像
画像
上、愛宕山を望む。下、遠くに比叡山を望む。下の写真で、緑の屋根が「グルメティ嵯峨店」ですが、そこの前で天皇皇后両陛下を見たんです。

3階と2階をゆっくり見て周り、下に降りてきました。1階の大ホールお迎え降臨台(パンフにそう書いてあります)です。

画像
1階の入口付近は、こんな感じです。地下には、ショップもあるみたいですが、そこは、行きませんでした。「庭を早く見てみたい」に勝てませんでした。

元は明治の貴族であった壬生基修卿の別邸を竹内栖鳳が自らの画室とするために、5年の歳月を費やして設計監修し、贅をこらした見事な数寄屋造り「霞中庵」を完成させたもの。

庭園入口に、趣向をこらした手水鉢

画像


庭園入口です。

画像
画像
「天使の小道」と名付けられた小道を通って中へ。

躑躅が咲いてる奥が書院です。

画像
躑躅の時期は過ぎてましたが、まだ咲いててくれてました。

広い庭園の南側に、東 屋

画像


この庭で、ご自分の人形を撮影してる人もいました。この庭を通って、人形の工房なんかもあります。

東屋の横にある「天使見返りの橋」と名付けられた木の橋

画像
アヤメ杜若かわかりませんが・・・。

天使見返りの橋の南にある下の池です。

画像
この橋の左右に、綺麗に杜若かアヤメが咲いてます。

このような広い庭だとは思わなかった。自然を少しだけ満喫できます。

画像
画像
画像


竹内栖鳳が愛したこの庭は、パンフレットに載ってませんが、11代目小川治兵衞の作庭録に載っていました。多分、間違いなんでしょう。

パンフには画 室と書いてありました。

画像
ここで作品を書いてたんでしょうか。この霞中庵に入れませんが、将来は、公開も検討されてるようです。

画室を横から「京戻りの小道」を通って、庭園を出ました。

画像


庭を充分堪能して、ここを出ました。駐車場には他府県ナンバーの車が沢山止まっており、週末しか開いてないので、人形愛好家は楽しみに来られるんでしょう。場違いな感じはしましたけど、四季それぞれ楽しめそうだし、また、再訪します。

11代目小川治兵衛作庭録には、1993年~94年 嵯峨 霞中庵 「楓林庭園」。 1990年~91年 嵯峨 竹内栖鳳記念館 玄関、ロビー庭園とあります。






ところで、明日は、世紀の天体ショウ 金環日食 が天気さえ良ければ?京都でも見られます。7時30分から約1分間、どうでしょうか? 明日は、早めに出掛けて、会社の屋上からでも見ようかなぁ。それも天気次第ですけど。予報では、雲が多そう。

この記事へのトラックバック

  • 霞中庵 ~近代日本画の巨匠・竹内栖鳳の別邸~ へ

    Excerpt: 今年の秋、天使の里 霞中庵(かちゅうあん) ~近代日本画の巨匠・竹内栖鳳(たけうちせいほう)の別邸~として平日限定でしたが、初めて公開されました。 Weblog: 古寺とお城の旅日記Ⅱ racked: 2014-11-30 00:24