長江家住宅公開と祇園祭り宵山へ

 昨日、京都市は豪雨に見舞われました。嵐山附近で午前4時までに89㎜も記録したそうで、早朝から消防車がサイレンを鳴らして清滝方面に登って行きました。

そして今日は、一転朝から晴天に恵まれ、京都市文化観光資源保護財団から招待状をもらったで、『祇園祭2012年 屏風飾り 長江家住宅公開』(京都市指定有形文化財)を見てきました。

長江家住宅は、『船鉾』の立つ船鉾町にある町家で、京都室町呉服商家のたたずまいを今に遺している典型的な町家です。

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今年は宵山期間(14~16日)が3連休と重なり、いつもより人出が多かったです。

入って直ぐに受付があって、招待状を見せて中に入りました。10時過ぎに来ましたが、直ぐに満杯になるほどの人出でゆっくり説明も聞けそうにもないので、足早に飾り屏風を見てここを出ました。

室内は撮影禁止で、おくどさんも・・・。

奥行きが広い京町家の特徴で、奥に座敷庭があって

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例年祇園祭りの時期のみ公開される長江家住宅も、今年は、『第37回 京の夏の旅』で7月20日~9月30日まで公開されます。

せっかく出てきたので、少しばかり鉾を見て帰ること。

先ずは、長江家住宅の前にある『船鉾』から

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船頭に「鷁(げき)」と呼ばれる想像上の瑞鳥を飾ってあり、珍しい船の形をしている鉾。

今日は朝から暑かったのと、人出も午前中にしては多かったので、周辺見て回り帰るつもりでしたが、昨年おーちゃんさんに紹介してもらった鯉山だけは見て帰ろうと思い室町通りを北へ

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なんでこんな時間から人が多いのかと思いつつやっと到着。何故か行列ができているので、知らずに並んでみると。

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鯉山の守り神は「登竜門」と書かれた立身出世のお守りだそうです。またタペストリーは16世紀に現在のベルギーで織られたものらしい。重要文化財に指定されています。 鳥居の横には、左甚五郎作と伝わる鯉がいますが分かりますか?

今年は、仕事帰りに祇園囃子を聞くことができませんでしたが、やっぱり夕涼みをかねてコンチキチンを聞くのはいいものです。今年も暑い暑い夏がやってきました。



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