名水が湧く風雅な寺 瑞巌寺へ

徳島城の鷲の門を出て、眉山山麓の瑞巌寺に向かいました。 正式には、臨済宗妙心寺派 瑞巌寺と言います。遠く離れた徳島の地で、妙心寺の名を聞くなんて・・・

ここは、地図を見ないと分かりませんでした。約15分で山門に着きました。

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ガイド本を見てここを知りました。途中、橋の欄干には、阿波踊りの像があったりして、見てるだけでも楽しかったです。

1603年(慶長8)に甲斐・恵林寺の一鶚禅師が開山した臨済宗のお寺です。

山門を入って右側に巨木の幹があって天狗松と書いてありました。

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開祖一鶚禅師が、この松を囲んで天狗と碁を打ったことから、この名がついたと言う。 県の天然記念物に指定されていましたが、松枯病で枯死したようです。

その横に手水舎鐘楼があって

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階段を上がると、ガイド本に書いてあった鳳翔水が、ここにありました。

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思わず通り過ぎてしまうところでした。汗ばむ体に、冷たい水は助かりました。

境内は、自由に散策できそうです。徳島の名園と書いてあったので、もう少し人がいるかなぁ・・・と思ってましたが・・・。

「拝観受付が何処にあるのか?」と思いつつ、中門をくぐると

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本堂とその前庭がありました。

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パンフを見ると、ここの前庭の紅葉が綺麗に写ってました。多分、秋には賑わうんでしょう。

庭園入口に看板があって・・・。「無断入園禁ず。拝観受付は、玄関まで」と。

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この庭園のある隠れ谷は、原生の椎林が残る眉山山麓の深い谷で、別名を天狗谷とも言います。山麓を巧みに利用した江戸初期工築の桃山式池泉回覧式庭園です。

玄関にて、拝観料300円と朱印料300円を払い、パンフレットをもらって、中へ。「庭園内は自由に見て廻って下さい」と案内され、中に入りました。

入って最初に見るのが書院前庭です。

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夏草が伸び放題で、これも自然のままて良いもんです。手前は萩の花が咲いてます。

この日は、9月21日でした。19日には岡山の津山に行ってます。その前日まで、西日本は、夏の空気に覆われていました。台風が秋の風を呼び込んだため、秋の空気に入れ変わってくれたことはありがたかったけど、それまでが暑かったから、虫が多くて・・・。

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眉山山麓の斜面を巧みに取り入れた庭園ですが、滝の全景も草が茂ってて、良くわかりません。前途しましたが、虫が多くて・・・。

庭園の出口近くに茶室「倚松亭」があって、その前にある蹲踞です。

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中が開いていて、覗いてみました。

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ここには、もう一つの茶室「指話亭」がありましたが、そちらには行きませんでした。そして庭園の出口です。

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この門に「無断入園を禁ず」と書いてあったんです。

虫(蚊)が多かったので、足早に出ました。朱印をお願いしていたので、玄関まで戻り受け取ってからここを出ました。ここには、隠れ地蔵の切支丹灯籠があって、いくつかの灯籠の写真を撮りましたが、帰って調べるとどれも違ってました。何処にあったんだろうと心残りです。バンフを見ると秋の紅葉は綺麗なようです。普段、京都で見慣れている庭園と違って、自然んな感じも良いものです。手入れ不足と言ってしまえばおしまいですが・・・

ここを出て次の目的地の眉山に登るため、阿波踊り会館に向かいました。つづく。



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