隠れ紅葉の名所は、昔の話 宝筐院へ

二尊院を出て、最後まで迷いましたが、厭離庵の前を通って、宝筐院に向かいました。

厭離庵も宝筐院も行ったことがありますが、最終判断は、拝観料です。厭離庵800円、宝筐院400円。拝観料に見合うのはどちらか? 私は、宝筐院を選択しました。ただ心配なのは、最近の宝筐院は、行列が当たり前になったことです。一昔前までは、隠れ紅葉の名所と言われてました。2004年の紅葉の写真を見ると、昼から訪れたのに、私一人だけの独占で見られましたし、写真もゆっくり撮れました。しかし、ここ最近は、開門前には長い行列ができます。それだけ人気が出てしまいました。隠れ紅葉の名所は、昔話になってしまいしまた。

門前に着くと、並ばずに入れました。以前行った時と違って、入口と出口が分かれてて、再入場ができなくなってます。

そして、庭園内に入ると、素晴らしい紅葉が目に飛び込んできます。

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並ばずに入れましたが、庭園内はやっぱり混んでいます。

庭園を少し進むと、右手に書院があります。その書院前の紅葉も綺麗に色づいています。

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庭園内の参道は、大変狭くて、三脚や一脚の使用は、固く禁じられています。また、写真目的の入場も禁じられています。

書院につづいて本堂がありますが、お参りはあとにして、先に本堂横にある枯山水庭園と紅葉を廻ります。

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比較的、ここは空いていたので、ゆっくり見て廻りました。余談ですが、前回ここに来たのは、朝に大雪が積もった日でした。庭園内は雪が積もっており、この枯山水庭園も灯籠が分かる程度で、全景のイメージが分かりませんでした。今日訪れて、やっと分かりました

雪の宝筐院は、こちらから→http://68971846.at.webry.info/201002/article_4.html

境内西端まで行くと、楠木正行首塚と室町幕府二代将軍・足利義詮の墓があります。

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右、楠木正行首塚  左、足利義詮の墓  Aさんには「足利義詮は、天龍寺で見てきた足利尊氏の嫡男で、室町幕府2代将軍。金閣寺を建てた義満のお父さん。 楠木正行は、太平記で書かれた楠木正成の嫡男」と簡単に説明しましたが、分かってもらえたかなぁ

そして後回しにした本堂へ向かいます。狭い参道と両側に綺麗な紅葉です。
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本堂は、紅葉に囲まれ、ひっそり佇んでいます。

本堂に上がってまずは、お参りを。

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本尊は、十一面千手観世音菩薩立像

本堂から見る紅葉もまた綺麗で、額縁の絵をみているようです。

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暫く、ここに座って、昔話をしてました。観光客は多かったけど、ゆっくり話をすることができました。

お昼を予約してあったので、時間を見て本堂を出ました。境内は狭いけど、混雑すので、帰路は別の参道を通ります。

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この宝筐院を知ったは、観光客からの質問でした。「宝筐院に行くには?」とよく聞かれたんです(何回か聞かれました)。私は、知りませんでした。「紅葉の有名なところなんですけど」と言われても・・・。地図を見せてもらうと、嵯峨釈迦堂(清涼寺)の横でした。よく散歩していたので、あの小さい山門の寺が有名だったんだと・・・。この宝筐院は、観光客に教えてもらったのが、真実です。

これで、今回の『紅葉ツアー』は終了です。 お昼もどこも混雑して、予約が困難なため、嵐山から少し離れたところを取りました。 

JR嵯峨嵐山駅北口を出て、丸太町通り沿いにある『旅籠屋』です。

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和風フレンチ創作料理・会席料理のお店で、何度か来たことがあって、ここにしました。嵐山からは離れていますが、JR嵯峨嵐山駅には近いので。
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コースの最後に出てくる焼きプリンです。私は、これが好きなんです

お昼を食べたあと、JR嵯峨嵐山駅まで見送りました。嵯峨嵐山駅から降りてくる人の多いこと。また、乗る人の多いこと。朝のラッシュでも、こんなに多くありません。先に切符を買っておいて正解でした。

今回のツアーでは、化野念仏寺・祇王寺・厭離庵・大覚寺には行けませんでした。それでも大変満足して帰ってもらえたと思っています。天気も朝の雨降りも途中からやんだし・・・

【宝筐院】






【旅籠屋】


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