前田利家の夫人松子(芳春院)が建立した大徳寺 芳春院の紅葉

大徳寺境内の北東に位置する芳春院は、NHK大河ドラマ「利家とまつ」前田利家夫人の松子が、1608年(慶長13)に玉室宗珀を開山として建立されました。

通常は、非公開の芳春院も秋の紅葉の時期に毎年公開されます。私は、紅葉が目当てで芳春院を訪れた訳ではなく、他の塔頭寺院を巡って、偶然通りかかったら、綺麗な紅葉に吸い寄せられた・・・。

山門の前に、芳春院の石碑が建っています。

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この山門をくぐると、長い石畳の参道がありますが、この石畳の紅葉が見事なんです。

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紅葉を見ながら、参道の奥まで行くと、特別公開の看板が出ていて、「入ってみようか」そんな感じでした。

ここを訪れたのが、2005年でした。前回、公開した興臨院と同じ7年前になります。臨済宗の寺院ではお馴染みの庫裏を通って・・・。

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突き当たりの、花頭窓のある唐門から本堂へ入ります。

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本堂(方丈)の前には、綺麗な前庭が広がっています。この枯山水庭園は『花岸庭』と呼ばれいます。

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広々として枯山水庭園は、とても印象に残っています。昭和の名作庭家・中根金作による修復で、山渓を思わせる石組みから流れ出る水が、大海にそそぐような・・・スケールの大きな感じがしました。

創建後、度々火災に遭い、現在の本堂は明治初年に建てられたものです。

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打月橋で結ばれ池中に立つ二重楼閣建築呑湖閣は春屋宗園の昭堂で、庭と同年の建築ですが、現在の建物は1804年(文化1)に再建されたものです。

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金閣・銀閣・飛雲閣と並んで京の四閣と称さています。私は、予備知識なしで訪れたので、全く知らなかったです。7年前から一度も訪れていませんので、今年は行ってみようと思ってましたが、結局行けずでした。また来年の楽しみにしておきます。

客殿背後の庭園は、1617年(元和3)横井等怡と小堀遠州により造園されました。市内でも珍しい楼閣山水庭園です。

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呑湖閣と一体なった飽雲池には、杜若や睡蓮が美しく咲くそうです。

写真を見ながら、いろいろ思い出しました。ただ自分の目で確かめた訳ではありませんが、最近は、撮影が禁止されているようです。本当なら残念なことですが、大徳寺で撮影できる寺院は、限られているので・・・。 そのため、今では、貴重な写真です

三連休の初日に会社のAさんと紅葉巡りをしました。その前から何となく風邪気味でしたが、結局土日ともダウン。幸い一緒に巡ったAさんは、今日現在、大丈夫と言ってます。ひと先ずは安心。 会社で風邪が猛威をふるってて、自分だけは大丈夫と思ってたのに・・・。油断は禁物ですね



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