天空の城 『竹田城跡』へ 前編

海鮮せんべい但馬から山城の郷まで、5分もかかりません。バスは山城の郷の駐車場に待機していたタクシーに横付けし、そのタクシーに乗り込みます。タクシーは直ぐに出発。(タクシーと言っても、ワンボックスタイプのものです)

竹田城の中腹にある第二駐車場まで、約5分で到着。ここは、道幅が狭いので、登りと下りと一方通行になっています。駐車場もそんなに広くなく、混雑の時は、下で待たされる訳です。

第二駐車場には、現地ガイドさんが待機してました。これから1時間30分(13時50分~15時20分))ガイドさんと竹田城を廻ります。

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このようなアスファルトの道を登って行きます。最初は、竹田城の石垣は見えません。ようやく見える所まで登ってきました。城好きの私にとって、城が近づくにつれ、興奮が隠せません

そしてなだらかな坂道を約20分歩くと、ようやく竹田城入口に着きました。

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ここから足場が悪い城内に入ります。

竹田城は、但馬国の守護・山名氏の家臣、太田垣氏が室町時代に築いた城が始まりと言われています。1585年(天正13)に赤松広秀が入封。1600年(慶長5)関ヶ原の戦いで西軍に属しため、竹田城は廃城となりました。

最初に、お城の表玄関である大手門です。

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城の表玄関である虎口は、城の防御のため最も重要な位置を占めてました。ガイドさんの案内では、枡形虎口と言われるものです。

大手門の石段を登ると広大な北千畳にでます。

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この曲輪には、井戸跡がありました。ここの井戸は、水を汲んできて貯めておき、使用したらしい。

標高353.7メートルの山頂に位置する竹田城跡は、写真では分かりませんが小雪が舞ってて、寒くて寒くて。しかしここからの眺望は素晴らしいです。

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この下に、JR播但線の竹田駅のホームが見えています。ちなみに竹田駅から歩いて、ここまでは40分ぐらいかかるそうです。
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こちらは、播但連絡有料道路が見えています。
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朝来山と立雲峡の方向です。雲海に浮かび上がる竹田城の全景の写真は、こちらで撮られています。
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前日、添乗員さんから電話があって、「雨が降りそうなので、傘じゃなくて合羽を持ってくるように。また、歩きやすい靴にしてください」と案内がありました。予報では、確かに雨でした。この足場が悪い所では、傘は無理かも知れません。 そしてガイドさんが丁寧に説明してくれるので、皆さんは、熱心に聞いてます。私は、話は聞いてましたが、写真も撮らなくてはいけないので・・・

ガイドさんの話では、この但馬地方は冬場になると、雨が多く「弁当忘れても、傘忘れるな」と言われるほど。京都舞鶴でも良く言われるので、同じなんですね。

次に三の丸に行きます。その入口にある石段です。

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上がる前に、ガイドさんから話があって、この石垣は、滋賀県大津市の穴太衆が携わりました。 この石垣は、自然石を積み上げた「野面積み」(穴太積み)で、石垣が美しい。

そして三の丸です。

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三の丸から見た本丸天守跡です。ここまで攻め上がってきた敵も、本丸までは、弍の門、二の丸の虎口を通らなくてはなりません。まだまだ遠い。

三の丸から、ここが弍の門です。

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ここに大きな門があったんですね。

二の丸に入る石段を登ります。

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石段は、登りにくいです。高いし幅が不規則なため。文化材のため手すりが付けられないこともあねんでしょう。

で、二の丸に入りました。

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本丸の天守台が、だんだん近づいてきました。それと、強風と寒さに参ってます。

この二の丸から南千畳が見えるようになりました。

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本丸から南千畳の眺めは、まさに日本のマチュピチュです。これは後程。

そして、本丸の石垣がこんなに近くになりました。

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ここまでで、1時間たちました。残り30分です。話を聞きながらで廻っているので、けっして無理な行程ではありません。ゆっくり見て廻るのはこのぐらいかかります。

ガイドさんが『高倉健さん主演の「あなたへ」』のロケ地で使われた話をされました。私は、まだ見てません。地上波や衛星放送で、見てみたいものです。

それにしても、石垣しか残っていませんが、城の魅力が満載で、ワクワクしながら興奮して見て廻っていました。そして、いよいよ本丸ですが、頁を改めます。つづく。



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