平成25年度 春季非公開文化財特別公開 大興寺へ

通常非公開の臨済宗東福寺派 霊芝山 大興寺平成25年度 京都春季非公開文化財特別公開で初公開されたので、5月6日(月・祝)に行ってきました。

京都市文化観光資源保護財団より、拝観券を2枚をいただいて、1枚を4月28日(日)に松尾大社で使って、この日大興寺で使いました。行く日は、5月6日(月・祝)と決めてましたが、場所を決めるのに行く日の当日まで迷いました。百万遍知恩寺・西方寺・御香宮神社そして大興寺と・・・。決め手は・・・。

真如堂前まで京都市バス行き、真如堂の境内を横切り赤門を出で直ぐのところに大興寺山門があります。拝観時間の9時前に着きました。

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この山門をくぐると、誰もが驚くことを目にします。多分10人が10人とも・・・。私も驚きました。大興寺の歴史は、後程学生さんのガイドさんから詳しく聞きました。

1196年(建久7)後鳥羽上皇の勅願により、上立売五辻芝の地に叡山中堂の薬師仏を模した堂宇を建立したのが始まり。当初は天台宗の寺院であったが1345~50年(貞和年間)に足利尊氏の帰依により再興。東福寺の僧・潭月寂燈を招いて中興とし、臨済宗の寺院となりました。

門の前に臨時受付があって、正面に行くように案内されます。そしたらあれが本堂

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「あれ?普通の家?お堂は何処?」と思いました。そして受付で聞くと、10数年前にお堂は老朽化によって取り壊されたそうです。

半信半疑で近づくと、入口はお寺らしく扁額なんかあったりして

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靴を脱いで、上がります。檀家さんもお参りは、こうしてされるんでしょうかね。

上がると、一間に通されますが、そこには仏像がありました。暫くして学生さんのガイドさんより案内が始まりました。

○本尊薬師如来坐像
○四天王像
○十二神将立像
○十一面聖観音立像
○関帝聖君神像(関羽の像)

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看板の写真です。三国志ファンの私にとって、これは見たかった(これが決め手となりました)。案内によると足利尊氏が中国から取り寄せ、戦場での守り神として携行したと伝わっています。高さが30㎝ほどで、思ってたより小さかったのが本音です。

普通の家の居間に置いてあるので、間近で見られます。お堂のように暗くないので、よく見えるのが良かったです。ただ15分もあれば充分で、外に出ました。案内では無かったが、将来本堂の再建はないのでしょうかね。それにしても驚きました。記念に十二神将立像のポストカードを買って帰りました。

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何年かしたら忘れてしまうので、これを見て思い出します

この大興寺は真如堂の直ぐ近くです。真如堂境内には、春の花が咲いてました。先ずレンゲから

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私の子供頃は、田んぼに必ずと言っていいほど、見かけましたが・・・。

そしてシャガです。

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少し早く着いたので真如堂でゆっくりしてました。春の桜、秋の紅葉時に境内も混み合いますが、GW中でも閑散としてました。

今日も天気が良いので、これで帰るのはもったいないので、あと1箇所だけよってから帰りました。つづく。



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