建仁寺 『細川護煕 襖絵と屏風の世界』(大書院遍) へ
5月2日(木)に建仁寺 塔頭 正伝永源院で細川護煕元首相の襖絵を見学しました。その特別公開が6日に終了しましたが、今度は建仁寺本坊で『細川護煕 襖絵と屏風の世界』が5月8日(水)~20日(月)まで開催されました。
連休明けの5月7日(火)に昼休みで建仁寺に立ち寄ると、上記開催を知らせる看板が出てて知りました。そして連休明けの仕事が一段落した、5月9日(木)の昼休みに早速見に行きました。
拝観受付がある建仁寺本坊へは庫裏から入ります。その前に例の看板が出ています。
そこで拝観料500円を払います。と言いたいところ京都文化協会の賛助会員のため無料で入れます。おかげで天龍寺の庭園に次いで、この建仁寺の本坊には入っています。
時間がないので、襖絵が展示してある大書院へまっしぐら。
途中の○△ロ乃庭と潮音庭は、後回しにしました。大書院の襖が全て外されてて、一面に並べられた襖絵が見えてきました。
東山の夜桜を描いた襖絵「知音」が8面。嵐山の紅葉を描いた「秋聲」が8面。横一列に並べ展示してありました。
正伝永源院では二間に8面づつ見てきましたが撮影禁止でした。ここは何も書いてません。係の人の前で写真を撮ってると丁寧にも退いてくれました。
先ずは、東山の夜桜を描いた「知音」(ちいん)から。正伝永源院では東の間にありました。
この襖絵には主に古代中国「清」時代の墨が使われており、彩りが少ないのが特徴らしい。
細川さんは講演会で、華やかな色で花や女性の絵が描かれる襖絵が多いことに違和感を抱き、『少し抵抗しないといかんと思っている』とこだわりを語っていました。
次に、。嵐山の紅葉を描いた「秋聲」(しゅうせい)です。正伝永源院では西の間にありました。
この襖絵の制作期間は、8カ月程度もかかったらしい。力作ですね。上手い下手のコメントはしません。私は絵が描けないので。
大書院内には、細川さんの掛け軸もありました。
この大書院では、細川護煕氏の図録が置いてありました。1000円でしたが、大きくて・・・。別に買うつもりは無かったけど・・・・。
看板には襖絵の他に『屏風や掛け軸・陶器なんかも展示』と書いてありました。これは別の部屋にあったものです。
多分、細川さんの作品だと思いますが書いてないので、分からない。
まだ時間があったので、建仁寺を代表する庭を見て廻りました。この大書院の前に潮音庭(ちょうおんてい)という中庭から。
大書院の前から小書院に向けて撮りました。そして今度は、小書院から大書院に向けて撮りました。
時間があれば、小書院に座って向かいの大書院に展示してある襖絵をゆっくり眺めるのが良いでしょう。
潮音庭は、小堀泰巌老大師作庭で、監修は現代の作庭家・北山安夫さんです。高雄の景石が使われており、法堂の三尊仏に見立てたという三尊石、その東に坐禅石。廻りに紅葉を配した枯淡な四方正面の禅寺です。スギ苔が美しいので、ゆっくり腰をころして眺めたい。
次に、○△□乃庭(まるさんかくしかくのにわ)です。
写真を撮ろうとしたら、修学旅行生がやってきました。今、京都はGWが終わったので修学旅行の最盛期です。私も修学旅行は楽しい思い出がいっぱい残っています。遠路(多分)京都に来られたので楽しい思い出を作って、リピータになってもらいたいですね。私は観光業ではありませんが。 ここも長い間工事中でしたが、このように綺麗に蘇りました。
○△□という3つの図形は、宇宙の根源的な形態を示し、禅宗の四大思想(地水火風)を地(□)水(○)火(△)で、象徴したものと言われています。
最後に、建仁寺を代表する庭園である大雄苑(だいおうえん)です。
工事も終わって綺麗に蘇っています。庭は工事は終わっていますが、方丈の一部がまだ終わってないのが・・・。ここから法堂に行き振り向けば分かる程度です。今年のお正月も見ましたが随分綺麗になりました。この庭を見るために腰をおろしてた観光客も「建仁寺にこんな綺麗な庭があったんだね」と話されている声が聞こえてきました。
方丈南の大雄苑の庭は、1940年(昭和15)に作庭された枯山水式庭園です。白砂地に縁苔、巨岩を配し中国の百丈山の眺めを模したという。
この方丈から法堂まで渡り廊下で行けますが、今日は行きませんでした。そこにも展示品があったようで、期間内に行けたら再訪したいです。(5月17日に再訪しました。明日アップします)
そして方丈北側にある宝形屋根を持つ照霊(納骨堂)がありました。
こちらも工事がすっかり終わっています。この奥に、正月で紹介した安国寺恵瓊のお墓があります。
足早の訪問でしたが汗だくになりました。明日の新聞で知ることですが、この日(5月7日は真夏日(30.2度)を記録したんです。どうりで暑い筈です。紫外線も強くて、これから外に出る時は、注意が必要です。建仁寺の境内は、至る所で穴ボコが開いてます。まだまだ境内の工事は終わっていませんし、工事関係の事務所も建ったままです。綺麗な建仁寺には、もう暫く時間がかかりそうです。そして5月17日に再訪した法堂内へ続きます。
今年のお正月の模様は、こちらから→https://mahopika.seesaa.net/article/201301article_2.html
工事中だった頃の模様(2012年4月18日)は、こちらから→https://mahopika.seesaa.net/article/201204article_6.html
建仁寺 金澤翔子書品展は、こちらから→https://mahopika.seesaa.net/article/201205article_7.html
連休明けの5月7日(火)に昼休みで建仁寺に立ち寄ると、上記開催を知らせる看板が出てて知りました。そして連休明けの仕事が一段落した、5月9日(木)の昼休みに早速見に行きました。
拝観受付がある建仁寺本坊へは庫裏から入ります。その前に例の看板が出ています。
そこで拝観料500円を払います。と言いたいところ京都文化協会の賛助会員のため無料で入れます。おかげで天龍寺の庭園に次いで、この建仁寺の本坊には入っています。
時間がないので、襖絵が展示してある大書院へまっしぐら。
途中の○△ロ乃庭と潮音庭は、後回しにしました。大書院の襖が全て外されてて、一面に並べられた襖絵が見えてきました。
東山の夜桜を描いた襖絵「知音」が8面。嵐山の紅葉を描いた「秋聲」が8面。横一列に並べ展示してありました。
正伝永源院では二間に8面づつ見てきましたが撮影禁止でした。ここは何も書いてません。係の人の前で写真を撮ってると丁寧にも退いてくれました。
先ずは、東山の夜桜を描いた「知音」(ちいん)から。正伝永源院では東の間にありました。
この襖絵には主に古代中国「清」時代の墨が使われており、彩りが少ないのが特徴らしい。
細川さんは講演会で、華やかな色で花や女性の絵が描かれる襖絵が多いことに違和感を抱き、『少し抵抗しないといかんと思っている』とこだわりを語っていました。
次に、。嵐山の紅葉を描いた「秋聲」(しゅうせい)です。正伝永源院では西の間にありました。
この襖絵の制作期間は、8カ月程度もかかったらしい。力作ですね。上手い下手のコメントはしません。私は絵が描けないので。
大書院内には、細川さんの掛け軸もありました。
この大書院では、細川護煕氏の図録が置いてありました。1000円でしたが、大きくて・・・。別に買うつもりは無かったけど・・・・。
看板には襖絵の他に『屏風や掛け軸・陶器なんかも展示』と書いてありました。これは別の部屋にあったものです。
多分、細川さんの作品だと思いますが書いてないので、分からない。
まだ時間があったので、建仁寺を代表する庭を見て廻りました。この大書院の前に潮音庭(ちょうおんてい)という中庭から。
大書院の前から小書院に向けて撮りました。そして今度は、小書院から大書院に向けて撮りました。
時間があれば、小書院に座って向かいの大書院に展示してある襖絵をゆっくり眺めるのが良いでしょう。
潮音庭は、小堀泰巌老大師作庭で、監修は現代の作庭家・北山安夫さんです。高雄の景石が使われており、法堂の三尊仏に見立てたという三尊石、その東に坐禅石。廻りに紅葉を配した枯淡な四方正面の禅寺です。スギ苔が美しいので、ゆっくり腰をころして眺めたい。
次に、○△□乃庭(まるさんかくしかくのにわ)です。
写真を撮ろうとしたら、修学旅行生がやってきました。今、京都はGWが終わったので修学旅行の最盛期です。私も修学旅行は楽しい思い出がいっぱい残っています。遠路(多分)京都に来られたので楽しい思い出を作って、リピータになってもらいたいですね。私は観光業ではありませんが。 ここも長い間工事中でしたが、このように綺麗に蘇りました。
○△□という3つの図形は、宇宙の根源的な形態を示し、禅宗の四大思想(地水火風)を地(□)水(○)火(△)で、象徴したものと言われています。
最後に、建仁寺を代表する庭園である大雄苑(だいおうえん)です。
工事も終わって綺麗に蘇っています。庭は工事は終わっていますが、方丈の一部がまだ終わってないのが・・・。ここから法堂に行き振り向けば分かる程度です。今年のお正月も見ましたが随分綺麗になりました。この庭を見るために腰をおろしてた観光客も「建仁寺にこんな綺麗な庭があったんだね」と話されている声が聞こえてきました。
方丈南の大雄苑の庭は、1940年(昭和15)に作庭された枯山水式庭園です。白砂地に縁苔、巨岩を配し中国の百丈山の眺めを模したという。
この方丈から法堂まで渡り廊下で行けますが、今日は行きませんでした。そこにも展示品があったようで、期間内に行けたら再訪したいです。(5月17日に再訪しました。明日アップします)
そして方丈北側にある宝形屋根を持つ照霊(納骨堂)がありました。
こちらも工事がすっかり終わっています。この奥に、正月で紹介した安国寺恵瓊のお墓があります。
足早の訪問でしたが汗だくになりました。明日の新聞で知ることですが、この日(5月7日は真夏日(30.2度)を記録したんです。どうりで暑い筈です。紫外線も強くて、これから外に出る時は、注意が必要です。建仁寺の境内は、至る所で穴ボコが開いてます。まだまだ境内の工事は終わっていませんし、工事関係の事務所も建ったままです。綺麗な建仁寺には、もう暫く時間がかかりそうです。そして5月17日に再訪した法堂内へ続きます。
今年のお正月の模様は、こちらから→https://mahopika.seesaa.net/article/201301article_2.html
工事中だった頃の模様(2012年4月18日)は、こちらから→https://mahopika.seesaa.net/article/201204article_6.html
建仁寺 金澤翔子書品展は、こちらから→https://mahopika.seesaa.net/article/201205article_7.html