第38回 京の夏の旅 文化財特別公開 六道珍皇寺へ
冥土へ通ずる伝説の井戸で知られる六道珍皇寺は、通常は非公開です(本堂、境内は自由参拝可能)。ただ春と秋には定期的に特別公開はされています。
その六道珍皇寺へ、7月22日(月)の昼休みを利用して訪問しました。松原通りを清水寺の方向に上がっていくと、朱塗りの山門と「六道の辻」の碑が見えてきます。
普段、境内は自由に散策できます。ただ特別公開時には、臨時の受付所があって、拝観料が必要となります。 それより『京の夏の旅』の看板が何処に
これは後で分かりました。
7月13日(土)~9月30日(月)大人 拝観料600円 10:00~16:00(受付終了) ※8月1日(木)~19日(月)は拝観休止
六道珍皇寺では、一年で一番忙しい六道参りが8月7日(水)~10日(土)にあるため拝観休止は当然でしょうね。受付で先に本堂に行くように案内されます。
そして本堂です。
臨時のテントが貼ってあって、そこで靴を脱いで上がります。『靴の間違いに注意、当寺は一切責任を持ちません』と書いてあります。それなら靴袋を用意してと・・・・
。
普段の本堂は、こんな感じで、境内は自由に散策できます。
入ると右手に進んで本堂の薬師三尊像の前でガイドさんより詳しく説明を受けます。
平安時代、六道珍皇寺の位置する一帯は、鳥辺野(とりべの)と呼ばれる葬送地で、その頃は愛宕寺(おたぎでら)と呼ばれてました。そしてその後のことは諸説いろいろありますが、平安・鎌倉時代は東寺を本寺として真言宗の寺で多くの伽藍を要してたそうです。その後荒廃しますが、1364年(貞治3)建仁寺の従持だった聞渓良聡により再興・改宗され現在に至っています。
ガイドさんの案内が終わると書院に移動し、スリッパに履き替え庭に降ります。そこには冥界への入口『篁冥土通いの井戸』があります。
ここで撮影についての注意があって、庭に降りての撮影は禁止です。縁側からの撮影はOKです。ガイドさんの話では撮影を許可したら、「井戸の前で渋滞してしまうから」とか。
以前の特別公開時では、庭に降りることはできませんでした。そのため初めて井戸を覗くことができました。恐る恐る覗いて見ると・・・

。
そして井戸の傍には篁の念持仏を祀った竹林大明神の祠があります。
小野篁の念持仏であった竹林大明神が祀られているという。
小野篁(おののたかむら)とは? 嵯峨天皇に仕えた平安初期の宮廷官人で優れた歌人で乗馬、弓術、剣術など武術百般にも優れた文武両道の人で知られています。ところが昼の朝廷勤めが終わり、夜になると冥土通いの井戸から閻魔大王の元に出仕して、閻魔王を助けたという奇っ怪な伝説も残っています。
先ほどの井戸が冥界への入口で、その先を進めば『黄泉がえり井戸』が復元されていました。
近隣隣接地より発見されたという。嵯峨六道町の井戸(現在は存在せず)が出口と言われてましたが、本当はどうなんでしょうね。諸説いろいろあるらしいけど。ちなみにこの井戸は撮影禁止です。「通路が狭いので渋滞するから」が理由だと思います。他のサイトからの転用です。
隣接している北側で現在マンションの工事中で、長いこと更地でした。多分、その頃に発見されたのでf
想像ですが・・・。
今日の目的は、この井戸を見ることでした。秋の公開時は行きそびれたので昼休みを利用して、ここまでやって来ました。
最近、この門が作られました。この門を開けると先ほど見た井戸があるんですね。
ここの庭園は、特別公開時以外でも見られます。本堂には入れませんが庭園と井戸は見えるようになっています。
ここでも桔梗が咲いてました。
最後に水琴窟です。
前回訪問時にそうでしたが、ここまで誰も来られません。綺麗な音が聞けるのにもったいないです
。
汗をかきながらガイドさんの説明を聞いてたら、東南アジア系だと思うですが入ってこられて、真っ先に内陣に入られました。お寺の住職さんやガイドさんが大慌て制止されましたが、今度は仏像を触ろうとして必死で止めてました。言葉が分からないのと文化の違いがあるので仕方ないかも知れませんが、よく来られたなぁ。
まもなく六道参りが8月7日(水)~10日(土)から始まります。その時に多くの参拝者が並んで鐘を引く、迎 鐘です。
手前の紐を引くと鐘を鳴らすことができ、精霊がこの世によみがえってくると信じられています。この鐘の音はあの世まで響くと言われており、ご先祖様を迎えに来たことを報せるものだそうです。
あと閻魔大王坐像と小野篁立像を見学し、収蔵庫で重要文化財の薬師如来像をお参りして会社に戻りました。
最後に、例の看板です。ありました建仁寺の境内でした。
六道珍皇寺が建仁寺派のお寺のため、ここで案内されてるんでしょう。
2011年4月13日の六道珍皇寺は、こちらから→http://68971846.at.webry.info/201104/article_10.html
2011年4月30日の特別公開の六道珍皇寺は、こちらから→http://68971846.at.webry.info/201104/article_21.html

その六道珍皇寺へ、7月22日(月)の昼休みを利用して訪問しました。松原通りを清水寺の方向に上がっていくと、朱塗りの山門と「六道の辻」の碑が見えてきます。
普段、境内は自由に散策できます。ただ特別公開時には、臨時の受付所があって、拝観料が必要となります。 それより『京の夏の旅』の看板が何処に

7月13日(土)~9月30日(月)大人 拝観料600円 10:00~16:00(受付終了) ※8月1日(木)~19日(月)は拝観休止
六道珍皇寺では、一年で一番忙しい六道参りが8月7日(水)~10日(土)にあるため拝観休止は当然でしょうね。受付で先に本堂に行くように案内されます。
そして本堂です。
臨時のテントが貼ってあって、そこで靴を脱いで上がります。『靴の間違いに注意、当寺は一切責任を持ちません』と書いてあります。それなら靴袋を用意してと・・・・

普段の本堂は、こんな感じで、境内は自由に散策できます。
入ると右手に進んで本堂の薬師三尊像の前でガイドさんより詳しく説明を受けます。
平安時代、六道珍皇寺の位置する一帯は、鳥辺野(とりべの)と呼ばれる葬送地で、その頃は愛宕寺(おたぎでら)と呼ばれてました。そしてその後のことは諸説いろいろありますが、平安・鎌倉時代は東寺を本寺として真言宗の寺で多くの伽藍を要してたそうです。その後荒廃しますが、1364年(貞治3)建仁寺の従持だった聞渓良聡により再興・改宗され現在に至っています。
ガイドさんの案内が終わると書院に移動し、スリッパに履き替え庭に降ります。そこには冥界への入口『篁冥土通いの井戸』があります。
ここで撮影についての注意があって、庭に降りての撮影は禁止です。縁側からの撮影はOKです。ガイドさんの話では撮影を許可したら、「井戸の前で渋滞してしまうから」とか。
以前の特別公開時では、庭に降りることはできませんでした。そのため初めて井戸を覗くことができました。恐る恐る覗いて見ると・・・



そして井戸の傍には篁の念持仏を祀った竹林大明神の祠があります。
小野篁の念持仏であった竹林大明神が祀られているという。
小野篁(おののたかむら)とは? 嵯峨天皇に仕えた平安初期の宮廷官人で優れた歌人で乗馬、弓術、剣術など武術百般にも優れた文武両道の人で知られています。ところが昼の朝廷勤めが終わり、夜になると冥土通いの井戸から閻魔大王の元に出仕して、閻魔王を助けたという奇っ怪な伝説も残っています。
先ほどの井戸が冥界への入口で、その先を進めば『黄泉がえり井戸』が復元されていました。
近隣隣接地より発見されたという。嵯峨六道町の井戸(現在は存在せず)が出口と言われてましたが、本当はどうなんでしょうね。諸説いろいろあるらしいけど。ちなみにこの井戸は撮影禁止です。「通路が狭いので渋滞するから」が理由だと思います。他のサイトからの転用です。
隣接している北側で現在マンションの工事中で、長いこと更地でした。多分、その頃に発見されたのでf

今日の目的は、この井戸を見ることでした。秋の公開時は行きそびれたので昼休みを利用して、ここまでやって来ました。
最近、この門が作られました。この門を開けると先ほど見た井戸があるんですね。
ここの庭園は、特別公開時以外でも見られます。本堂には入れませんが庭園と井戸は見えるようになっています。
ここでも桔梗が咲いてました。
最後に水琴窟です。
前回訪問時にそうでしたが、ここまで誰も来られません。綺麗な音が聞けるのにもったいないです

汗をかきながらガイドさんの説明を聞いてたら、東南アジア系だと思うですが入ってこられて、真っ先に内陣に入られました。お寺の住職さんやガイドさんが大慌て制止されましたが、今度は仏像を触ろうとして必死で止めてました。言葉が分からないのと文化の違いがあるので仕方ないかも知れませんが、よく来られたなぁ。
まもなく六道参りが8月7日(水)~10日(土)から始まります。その時に多くの参拝者が並んで鐘を引く、迎 鐘です。
手前の紐を引くと鐘を鳴らすことができ、精霊がこの世によみがえってくると信じられています。この鐘の音はあの世まで響くと言われており、ご先祖様を迎えに来たことを報せるものだそうです。
あと閻魔大王坐像と小野篁立像を見学し、収蔵庫で重要文化財の薬師如来像をお参りして会社に戻りました。
最後に、例の看板です。ありました建仁寺の境内でした。
六道珍皇寺が建仁寺派のお寺のため、ここで案内されてるんでしょう。
2011年4月13日の六道珍皇寺は、こちらから→http://68971846.at.webry.info/201104/article_10.html
2011年4月30日の特別公開の六道珍皇寺は、こちらから→http://68971846.at.webry.info/201104/article_21.html