嵯峨 薬師寺 地蔵盆へ

嵯峨釈迦堂(清涼寺)の境内に、嵯峨 薬師寺かあり、毎年8月24日に本堂が一般公開されます。今年は24日が土曜日だったこともあって、10時の公開時間にあわせて、薬師寺に向かいました。

嵯峨釈迦堂は常日頃散歩コースになっているので、普段は固く扉が閉まっている本堂の中がどうなのか、一度は見てみたいと思ってました。

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10時過ぎに来ましたが、既に何人かが、来られてました。

毎年8月24日に行う地蔵盆は、生六道地蔵菩薩のおまつりです。その地蔵盆法要後に本堂前では、経木を焚いて「送り火」が行われます。その地蔵盆の日に、本堂が一般に公開されるわけです。

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入ろうとして張り紙を見ると、一般公開午前11時からと書いてあります。HPでは午前10時と書いてあったので恐る恐る入ってみると、受付の人が「どうぞ」と。

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昨年もアップしましたが、昨年は女房が写真を撮りに行ってくれたからで、私は初めて上がりました。

昨年もそうですが、ここでは写真は自由に撮れます。先ずは。ご本尊の薬師如来像にお参りです。

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ご本尊は心教秘鍵薬師如来といい、嵯峨天皇の勅願によって弘法大師が造られたという。

初めて、この堂内に入ったので興味津々です。次は嵯峨天皇木像(京都市登録文化財)です。

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南北朝時代(14世紀)の制作。嵯峨天皇像として伝えられているが,本像の像主を嵯峨天皇とする確証は見出せないとのことです。

堂内右側に安置されいる船上阿弥陀三尊像です。

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中央が阿弥陀如来像(京都市指定文化財)、 左が勢至菩薩像(京都市登録文化財) 、右が観音菩薩像で、いずれも恵心僧都の作と伝わっています。

堂内左に生六道地蔵菩薩像が。

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六道珍皇寺の冥土へ通ずる伝説の井戸で知られる小野篁作と伝わっています。

あるとき、地獄に赴いた小野篁は、猛火の中で苦しむ亡者を救い、その身代わりとなって自ら焼かれておられる地蔵菩薩のお姿を見ました 小野篁はその地蔵菩薩の尊さに心を打たれ、そのお姿を彫刻し、冥土の出口にある福正寺にお祀りしたそうです。

※現在、福正寺は廃寺となり、この薬師寺に合併されています。

そして堂内は、多くの拝観者がこられお参りされています。今年は8月24日が土曜日と重なりました

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私も今年は行こうと思っていたので、この日を待ってました

本堂から見た境内です。

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天気予報は雨模様ためか、どんより曇っています。

この日は、午後15時から送り火の行事があり、本堂に案内が出てました。

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本堂前には、送り火の準備がされています。

この日は、京都駅周辺でイベントがあって、それを見に次に行く予定にしてました。しかし雨天の場合は中止になるイベントもあって、ここからバスで行く予定を変更して帰ることにしました。また、後で知ったことですが、本堂裏にも庭もあったようで、来年の楽しみに取っておきます。

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