村井吉兵衛(煙草王)の邸宅を移築した比叡山延暦寺 大書院へ
延暦寺会館で精進料理をいただき、いよいよ比叡山延暦寺 大書院です。 現在は迎賓館として使われていますが、通常非公開で見られる機会はありませんので、期待で胸がワクワクしてます。
バスガイドさんを先頭に大書院の門をくぐります。
通常非公開のため立ち入り禁止と書いてあります。
そして大書院の玄関に着きました。
12時50分頃着きましたが、今日は案内していただく延暦寺のお坊さんと入れ違いになったみたいで、結局13時まで待つことに・・・
。
ここの玄関は、藤原時代様式を取り入れた車寄せ玄関で、仁和寺の玄関と同じ様式の総檜造りです。
ここで靴を脱いで上がります。このツアーは24名限定で少人数のため、ゆっくり見られることも良いことでした。
1928年(昭和3)の秋、昭和天皇のご大典記念と比叡山開創1150年の記念事業として、東京赤坂山王台にあった村井吉兵衛の邸宅を移築した純日本式の建築物。設計は武田五一。京都ある代表的な書院造りを参考にし、当時の日本の最高技術を総動員したと言われ、用材は木曽の檜が中心となり今では得がたい逸材が数多く使用されています。
玄関を入って最初に通された部屋が応接間です。ここで案内を聞いてる間、ちょっこと写真を撮って良いか尋ねたらOKでした
。良かった
。
煙草王らしく障子のデザインが煙草の葉
。欄間は、檜の一枚板に宝相華模様が透し彫りされています。
次に案内された部屋は、旭光の間です。
奥の間と大広間、武者隠しの三室からなり、二條城の黒書院の様式を移したもので正式な大名書院造りとなっています。
そしてガラス戸の向こうは、枯山水の庭があって、その下には琵琶湖が見えています。
お寺ではよく見かける庭ですが、違うのは庭の下の風景です。眼下に琵琶湖が見えるんですね。写真では上手に撮れなかったけど素晴らしい眺望でした。そして面白い話が・・・ここのガラスですが、当時は貴重なもので、すごく高価なものでした。現在の価値にするとガラス戸一枚がベンツ一台に相当するらしい。沢山のガラス戸があるので、今ならベンツが何台買えた

。
次に桐の間を案内されました。
天井と欄間に桐の一枚板を用いたことから桐の間と呼ばれています。袋棚は水平にせず奥に行くほど低くなっているは、醍醐三宝院の様式を取り入れていると説明がありました。
1階最後の部屋は、桐の間の奥にある西の間です。
元は村井吉兵衛の奥方(山茶花の局)の居間で、奥の間(松)、中の間(竹)、次の間(梅)の3室続きからなるため、『松竹梅の間』とも呼ばれています。出書院の欄間には桐の一枚板に菊花繚乱の透かし彫りが施されています。
この部屋の説明が終わると全員で2階に上がりました。書院から見学です。
全般に赤松柾材を用いていることから『赤松の間』と呼ばれています。
この日は大変蒸し暑い一日でした。天気予報は雨でしたが、時々パラパラと降って来た程度です。「なんだか風通しが良いなぁ」と思ったら・・・。
エアコンの無かった時代、考えたなぁ・・・。
ここで雨が降ってきました。半端な振り方じゃなくザーザーと・・・。
屋根に叩きつける雨音がやかましいぐらい。ガイドさんも「ついに降ってきましたね」と・・・。
そして次の部屋に移動します。この部屋から窓の外を見ると一面に青モミジ。
ここは非公開のため秋の紅葉は見られません。説明でもありしたが、一面真っ赤に染まるみたいですね。
これで案内は終わりました。一同引き返します。行きは全員で話しを聞くため、帰りに聞いた話を思い出しな゛ら写真を撮りました。 案内であった話で、ここかどうか正直分かりませんが、末口と根元が同じ幹の木曽檜を使ってて、現在は入手困難だそうです。
旭の間の廊下です。ここだったかどうか覚えいませんが、ここの素材は現在では入手困難で、それだけ高価の材料を使って建てられたと言うことです。煙草王恐るべし
。
車寄せ玄関を入ったすぐの廊下です。ここでこのツアーと関係の無い親子連れが入ってくるというハプニングもありました。バスガイドさんが慌てて止めてましたが・・・
。
本来の拝観ならもう一度見直すところですが、仕方ないです
。
あっと言う間の30分でしたが、楽しかったです。延暦寺のお坊さんにお礼を言って、ここを出ました。
出たら雨がやんでます。今日ツアーの人はついてるのかぁ・・・わかりません
。
大書院を出たのが13時40分。バスは14時15分に浜大津に向けて出発する予定です。一応一塊でバスの駐車場に向かいますが、私は大講堂の内部を見たり、土産物を見たりして時間を使いました。もう少し時間があれば阿弥陀堂も見学できたかと思いますが、久し振りの延暦寺を楽しめました。そして次は琵琶湖のミシガンに乗船します。つづく。
村井吉兵衛(煙草王)の別宅・長楽館は、こちらから→https://mahopika.seesaa.net/article/201201article_3.html
華絢爛な長楽館内を散策は、こちらから→https://mahopika.seesaa.net/article/201201article_4.html

バスガイドさんを先頭に大書院の門をくぐります。
通常非公開のため立ち入り禁止と書いてあります。
そして大書院の玄関に着きました。
12時50分頃着きましたが、今日は案内していただく延暦寺のお坊さんと入れ違いになったみたいで、結局13時まで待つことに・・・

ここの玄関は、藤原時代様式を取り入れた車寄せ玄関で、仁和寺の玄関と同じ様式の総檜造りです。
ここで靴を脱いで上がります。このツアーは24名限定で少人数のため、ゆっくり見られることも良いことでした。
1928年(昭和3)の秋、昭和天皇のご大典記念と比叡山開創1150年の記念事業として、東京赤坂山王台にあった村井吉兵衛の邸宅を移築した純日本式の建築物。設計は武田五一。京都ある代表的な書院造りを参考にし、当時の日本の最高技術を総動員したと言われ、用材は木曽の檜が中心となり今では得がたい逸材が数多く使用されています。
玄関を入って最初に通された部屋が応接間です。ここで案内を聞いてる間、ちょっこと写真を撮って良いか尋ねたらOKでした


煙草王らしく障子のデザインが煙草の葉

次に案内された部屋は、旭光の間です。
奥の間と大広間、武者隠しの三室からなり、二條城の黒書院の様式を移したもので正式な大名書院造りとなっています。
そしてガラス戸の向こうは、枯山水の庭があって、その下には琵琶湖が見えています。
お寺ではよく見かける庭ですが、違うのは庭の下の風景です。眼下に琵琶湖が見えるんですね。写真では上手に撮れなかったけど素晴らしい眺望でした。そして面白い話が・・・ここのガラスですが、当時は貴重なもので、すごく高価なものでした。現在の価値にするとガラス戸一枚がベンツ一台に相当するらしい。沢山のガラス戸があるので、今ならベンツが何台買えた



次に桐の間を案内されました。
天井と欄間に桐の一枚板を用いたことから桐の間と呼ばれています。袋棚は水平にせず奥に行くほど低くなっているは、醍醐三宝院の様式を取り入れていると説明がありました。
1階最後の部屋は、桐の間の奥にある西の間です。
元は村井吉兵衛の奥方(山茶花の局)の居間で、奥の間(松)、中の間(竹)、次の間(梅)の3室続きからなるため、『松竹梅の間』とも呼ばれています。出書院の欄間には桐の一枚板に菊花繚乱の透かし彫りが施されています。
この部屋の説明が終わると全員で2階に上がりました。書院から見学です。
全般に赤松柾材を用いていることから『赤松の間』と呼ばれています。
この日は大変蒸し暑い一日でした。天気予報は雨でしたが、時々パラパラと降って来た程度です。「なんだか風通しが良いなぁ」と思ったら・・・。
エアコンの無かった時代、考えたなぁ・・・。
ここで雨が降ってきました。半端な振り方じゃなくザーザーと・・・。
屋根に叩きつける雨音がやかましいぐらい。ガイドさんも「ついに降ってきましたね」と・・・。
そして次の部屋に移動します。この部屋から窓の外を見ると一面に青モミジ。
ここは非公開のため秋の紅葉は見られません。説明でもありしたが、一面真っ赤に染まるみたいですね。
これで案内は終わりました。一同引き返します。行きは全員で話しを聞くため、帰りに聞いた話を思い出しな゛ら写真を撮りました。 案内であった話で、ここかどうか正直分かりませんが、末口と根元が同じ幹の木曽檜を使ってて、現在は入手困難だそうです。
旭の間の廊下です。ここだったかどうか覚えいませんが、ここの素材は現在では入手困難で、それだけ高価の材料を使って建てられたと言うことです。煙草王恐るべし

車寄せ玄関を入ったすぐの廊下です。ここでこのツアーと関係の無い親子連れが入ってくるというハプニングもありました。バスガイドさんが慌てて止めてましたが・・・

本来の拝観ならもう一度見直すところですが、仕方ないです

あっと言う間の30分でしたが、楽しかったです。延暦寺のお坊さんにお礼を言って、ここを出ました。
出たら雨がやんでます。今日ツアーの人はついてるのかぁ・・・わかりません

大書院を出たのが13時40分。バスは14時15分に浜大津に向けて出発する予定です。一応一塊でバスの駐車場に向かいますが、私は大講堂の内部を見たり、土産物を見たりして時間を使いました。もう少し時間があれば阿弥陀堂も見学できたかと思いますが、久し振りの延暦寺を楽しめました。そして次は琵琶湖のミシガンに乗船します。つづく。
村井吉兵衛(煙草王)の別宅・長楽館は、こちらから→https://mahopika.seesaa.net/article/201201article_3.html
華絢爛な長楽館内を散策は、こちらから→https://mahopika.seesaa.net/article/201201article_4.html