世界最大級の門 知恩院 三門へ

「知恩院」文化財特別鑑賞は、12時30分に終了しましたが、ここで希望者だけで、普段非公開の国宝 三門を特別に見学することができました。

通常非公開の知恩院の三門も、春や秋・それと不定期で冬に公開(拝観料800円)されるので、そんなに目新しくはありませんが、まだ登ったことは無かったんです。密かにラッキー

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知恩院の三門を正面から見たものです。私は、ここの階段を登って境内に入りました(男坂と呼ばれています)。しかし、この階段は急でお勧めできません。普通は三門の横に、なだらかな階段(女坂と呼ばれています)があるのと、お年寄りや体力に自信のない人は、知恩院がマイクロバスを用意しているので利用することができます。

知恩院の三門は、1621年(元和7)に徳川幕府2大将軍・秀忠によって建立された2階二重門で、高さ24㍍、正面50㍍、瓦7万枚を使用する日本最大級の三門です。

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登ったことがある人や所用のある人は帰られました。それでも多くの人が知恩院のお坊さんのあとに付いて行きます。「また、この男坂の階段を降りるのか」と思ったら、この鑑賞会の参加者の平均年齢が高く、横のなだらかな女坂の階段から降りられました。

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拝観入口は、この写真の右側の急な急な階段を登って行きます。先にお坊さんが見本で登られ、そのあとをゆっくり登って行きます。先ほども言いましたが平均年齢が高いので、皆さん心配でしたが、一生懸命登られました。そのため全員が揃うに5分以上はかかったと思います。

この会の主催者が一番最後に上がられました。一般の人が入って来られないように鍵を掛けて来られたためです。

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三門内部です。(内部は撮影禁止です) 別拝観時の看板の写真を撮りました。三門内部は、暗いです。外の燈と蝋燭の灯火だけです。実は私、暗い所が苦手なんです。高いとこは何とも無いけど・・・。ですから、扉に近い所に座りました

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三門内部に入るために楼上を一周させてもらいました。私は知ってましたが、ここは楼上での撮影は禁止なんです。それでも、この鑑賞会に参加された方は写真を撮ってました。多分、聞こえなかったんてしょうね。何故か 前途した平均年齢が・・・。(写真は、三門下からの写真です。楼上からの展望は素晴らしいです。是非)

そして本当に暗い三門の中で、案内を受けました。約20分程度、詳しく面白く話され大変勉強になりました。有り難いことです。

三門内部は、中央の須弥壇には、きらびやかな宝冠釈迦如来坐像があって、その左右に善財童子像と須達長者像、脇壇に十六羅漢像が安置されています。天井や虹梁・丸柱には、雲龍・天女図などが極彩色で描かれています。

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ちなみに特別拝観時の看板です。何度か登ってみようとは思いましたが、楼上での撮影禁止が分かってたので上がらずじまいでした。

現在、「京都非公開文化財特別公開」で、11月1日~10日までの午前9時~午後4時。拝観料800円で公開中です。

三門を降りると時間は13時を回っていました。お腹も空いてたので、これで帰りました。食事は、祇園階段下の「なか卯」で、牛丼の大盛りを食べて帰路につきました。楽しい一日で、毎回楽しませてくれます。次回はまだ未定ですが、今から楽しみです。

なお、11月1日から京の夜景が一望できる夜間特別拝観も始まりました。12月1日までの午後5時半~同9時半。拝観料は、大人800円です。



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