嵐山花灯路 夜間特別拝観 大河内山荘へ

常寂光寺を出て、足元を露地行灯に照らされながら次に向かったのが大河内山荘です。人の流れは嵐山から野宮神社。そして竹林の小径(こみち)から大河内山荘、常寂光寺、二尊院と流れてます。そのため流れと逆になりました。

トロッコ嵐山駅横の急な坂を一気に登ると大河内山荘の入口に着きました。

画像
ちょうど大人気の竹林の小径を登り切ったところにあるため、この前は、人で大変混み合ってました。しかし私が入った頃は入る人は少なかったです。

拝観料は500円で、昼間の半額です。そのため抹茶と和菓子のサービスがありません。

夜間拝観は初めて来ました。これから順路にしたがって進みますが、綺麗にライトアップされた中門が浮かび上がっています。

画像
このまま石段を登ります。3年振りのため少し忘れてる

百人一首で著名な小倉山の山麓に、昭和初期の名優大河内傳次郎(1898~1962)が、30年の歳月にわたりこつこつと創り上げた風光明媚な借景庭園で、嵐峡の清流をはじめ、比叡山をはじめ古都の霊峰や街並みが一望できます。近年、国の文化財に指定されました。

画像
画像
ここを一人で作り上げたと聞いてます。これから見て廻りますが本当に驚きです。

先ず中門をくぐると最初に目にする大乗閣(国指定登録有形文化財)です。

画像
画像
画像
寒いけど床机に座って撮りました。少し距離が離れてて綺麗に撮れ無かったです。下は入口ですが、内部は昼間も含めて入れません。

順路にしたがって先に進みます。3年前の記憶をたどって・・・あの時は夏の暑い時期でした。

画像
ここから一方通行の道を登って行きます。そう言えば行きと帰りの順路が違ってたのを思い出しました。

暫く、この一本道を進むと持仏堂(国指定登録有形文化財)が現れます。

画像
画像
案内によると、この大河内山荘は、この持仏堂を建てることから始まったということです。傳次郎は、撮影の合間に、ここで念仏や瞑想され映画造りや庭造りの芸術性を見いだしたといいます。

この広い庭園を一人で作り上げたと聞いてます。すごいことだと思いますが、昔の映画俳優って儲かったんでしょうね

画像
画像
次に苔生した庭を横目にに飛び石を渡って行きます。

そしたら茶室滴水庵(国指定登録有形文化財)があります。

画像
画像
画像
数寄屋風の造りの茶室で、ここも入ることはできません。

この茶室から少し登ったら確か展望台があったような・・・。

画像
そして登って見ると・・・。

嵐山の上流・嵐峡を見渡せたり、対岸の大非閣千光寺を望める展望台があるんですが・・・・。真っ暗で何も見えない

画像
対岸の灯は得ましたが・・・気を取り直して・・・・。

この一本道を進むと月香亭(展望台)があります。

画像
画像
京都市内の夜景が見渡せて、ここからの眺めは最高でした。京都タワーもはっきり見えてました。

さて京都の夜景をゆっくり座って暫く眺めてました。そして今度は下りの一本を進み出口に向かいます。

画像
出口付近に近づくと道は広くなりますが・・・。

元に戻ってきたので外に出ました。竹林の小径が人気があるので、大河内山荘の入口に多くの人が登ってきす。ここは閉門が20時でしたので、早めに来ましたが、帰る時は多くの人が次から次から入ってきました。私が見て廻った時間帯が空いてのが幸いです

山荘入口付近にあった、いけばなプロムナード(京都いけばな協会)のいけばなの作品が展示してありました。

画像
常寂光寺の山門前にもあったので、あと6箇所どこかに展示されてるんでしょう。携帯カメラなんかで、皆さん写真を撮られてました。

私は、大河内傳次郎は知りません。映画も見たことがありません。ただ誰かが物まねをしているのは見ましたが、本人を知らないので似てるも似てないのも、分からないのが事実です。秋の紅葉の時期も来ましたが、大変綺麗でした。その頃にライトアップがあれば、もっと楽しめるのに

帰りは、嵐山花灯路のメイトでもある竹林の小径を通る予定にしてましたが・・・人・人・人でこれではゆっくり楽しめないと思い、今来た道を戻りました。つづく。

大河内山荘へ(2010年8月4日)は、こちらから → http://68971846.at.webry.info/201008/article_3.html



この記事へのトラックバック