第48回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 妙心寺 聖澤院へ
妙心寺 龍泉菴を出て、次に向かったのが『第48回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開』で、初公開された、妙心寺 聖澤院(しょうたくいん)です。
同じ妙心寺の山内にあって、龍泉菴からは3分もかかりません。勇壮な妙心寺の境内にあって西側に位置します。そして、ほどなくして表門に着きました。
庭園で有名な退蔵院の北に位置します。ここも滅多に公開されないので公開された時は必見です
。ここは外せません
。
初めてくぐる門を入って右手には庫裏が。
手前の南天が綺麗でした。龍泉菴と違って、ここは入口ではありません。
門を入ると正面に本堂。そして拝観受付は、門を入って左に進み、唐門の中にありました。そして、ここも京都文化観光資源保護財団の招待券で入りました。(会員は2ケ所招待されます。龍泉菴と聖澤院を私は選びました)
ここも靴袋に入れて上がります。ここも人気があって、本堂では多くの人が縁側に座って案内が始まるのを待ってました。
拝観期間:1月10日(金)~3月18日(火) 拝観時間:10時00分~16時00分(受付終了) 拝観料:600円
私が入ったら、数十名の方か最初の案内が始まるのを待ってました。それで方丈庭園を先に撮影することに。
2003年(平成15)東陽英朝の500年遠忌に合わせて作られた庭園で、まだ新しい雰囲気が残っています。庭の真ん中にある石畳は、奥にお墓があるためで、そのために作られたものです。
妙心寺塔頭寺院の中でも由緒ある妙心寺四派の一つ「聖澤派」の本庵で、1524年(大永4)細川氏や土岐氏の支援を得て、東陽英朝(とうようえいちょう)を勧請開祖に迎えて創建されたのが始まり。
ここの見所は方丈内の襖絵と障壁画です。前の組の案内が終わってので、ガイドさんより案内を受けました。
大人数で後ろの方でしたが、興味津々聞かせてもらいました。
方丈の襖絵は、長崎平戸にある松浦藩の御用絵師であった片山尚景(かたやまなおかげ)が表情豊かに1702年(元禄15年)に描いたものです。礼の間(下間の間)には「花鳥図」。室中の間には、七頭の獅子の勇姿を描いた「獅子図」。檀那の間(上間の間)には中国湖南省の景勝地を描いた「瀟湘八景図」です。
片山尚景筆「獅子図」は、拝観券に載っています。墨一色で躍動感や表情豊かに描かれています。
ここまでは方丈の南側に面する部屋で陽が当たって暖かでしたが、今度は北側に移動します。ガイドさんは「北極へ移動します」と・・・
。普段公開されないのが分かるような・・・通路が狭いんです。これだけ大人数が移動するには・・・・。
そして方丈北側の衣鉢の間(上間の間)には、禅の修行にあたっての入門図にあたる「十牛図」が描かれてました。これは禅宗寺院ではよく見かけるものと言われてました。
ここで渡り廊下を通って書院に向かいます。書院にも前庭がありました。
ここでは案内がありませんでしたので、詳細はわかりません。
江戸時代前期に建てられた書院は、床柱に杉丸太を用いるなど数寄屋の趣を取り入れた造りになっています。
ご覧のように狭い渡り廊下と部屋廻りの廊下も大変狭くて、見学するのも苦労しました
。
書院「一の間」の襖絵には、徳川10代将軍・家治に寵愛された絵師・狩野典信筆の「山水・麒麟図」。「二の間」も狩野典信筆の「竹林七賢図」。「三の間」には、近代の文人画家と知られる富岡鉄斎の60歳の時の作「巌栖谷飲図」(がんせいこくいんず)です。
私がよく行く車折神社の宮司さんであった富岡鉄斎の絵がここで見られるとは・・・書院の廊下が狭いので、ゆっくりは見られませんでしたが、楽しめました。
方丈と書院の間には坪庭がありました。
廊下が狭いので、室内を見るのも一苦労です
それにしても龍泉菴と聖澤院の廊下が冷たいこと
。スリッパがないので、足裏から冷えてくるのは堪えました
。
書院の「三の間」富岡鉄斎の絵を見たら案内は終わりです。そしてここが書院の玄関にあたるんでしょう。左が本堂、右が書院になります。
古刹らしい風景で、人が途切れるのを待って撮りました。
そして元の本堂に戻って終わりです。また狭い通路を通って本堂に出ました。
この奥が方丈前庭園に出る訳です。
妙心寺塔頭寺院の「妙心寺四派」の一つである聖澤院。、先ほど訪れた「龍泉派」を初め「東海派」「霊雲派」とともに由緒ある古刹を見られて満足して帰ることができました。3月18日までには、もう一度訪れたいと思います。暖かくなって、花粉が飛び始める頃に
。
「京の冬の旅」では、妙心寺 大法院も公開されてますが、ここは紅葉の時や佐久間象山生誕200年展で訪れたこともあって、今回行く魅力がどうしても感じられません。そのためこれで今日は帰りました。今回の「京の冬の旅」では、後2ケ所は行きたい所があります。ただ全部で6ケ所回るとスタンプラリーの「お菓子&抹茶」が2回受けることができるので、それが目標ですが・・・どうでしょうか
。
【妙心寺塔頭 聖澤院】

同じ妙心寺の山内にあって、龍泉菴からは3分もかかりません。勇壮な妙心寺の境内にあって西側に位置します。そして、ほどなくして表門に着きました。
庭園で有名な退蔵院の北に位置します。ここも滅多に公開されないので公開された時は必見です


初めてくぐる門を入って右手には庫裏が。
手前の南天が綺麗でした。龍泉菴と違って、ここは入口ではありません。
門を入ると正面に本堂。そして拝観受付は、門を入って左に進み、唐門の中にありました。そして、ここも京都文化観光資源保護財団の招待券で入りました。(会員は2ケ所招待されます。龍泉菴と聖澤院を私は選びました)
ここも靴袋に入れて上がります。ここも人気があって、本堂では多くの人が縁側に座って案内が始まるのを待ってました。
拝観期間:1月10日(金)~3月18日(火) 拝観時間:10時00分~16時00分(受付終了) 拝観料:600円
私が入ったら、数十名の方か最初の案内が始まるのを待ってました。それで方丈庭園を先に撮影することに。
2003年(平成15)東陽英朝の500年遠忌に合わせて作られた庭園で、まだ新しい雰囲気が残っています。庭の真ん中にある石畳は、奥にお墓があるためで、そのために作られたものです。
妙心寺塔頭寺院の中でも由緒ある妙心寺四派の一つ「聖澤派」の本庵で、1524年(大永4)細川氏や土岐氏の支援を得て、東陽英朝(とうようえいちょう)を勧請開祖に迎えて創建されたのが始まり。
ここの見所は方丈内の襖絵と障壁画です。前の組の案内が終わってので、ガイドさんより案内を受けました。
大人数で後ろの方でしたが、興味津々聞かせてもらいました。
方丈の襖絵は、長崎平戸にある松浦藩の御用絵師であった片山尚景(かたやまなおかげ)が表情豊かに1702年(元禄15年)に描いたものです。礼の間(下間の間)には「花鳥図」。室中の間には、七頭の獅子の勇姿を描いた「獅子図」。檀那の間(上間の間)には中国湖南省の景勝地を描いた「瀟湘八景図」です。
片山尚景筆「獅子図」は、拝観券に載っています。墨一色で躍動感や表情豊かに描かれています。
ここまでは方丈の南側に面する部屋で陽が当たって暖かでしたが、今度は北側に移動します。ガイドさんは「北極へ移動します」と・・・

そして方丈北側の衣鉢の間(上間の間)には、禅の修行にあたっての入門図にあたる「十牛図」が描かれてました。これは禅宗寺院ではよく見かけるものと言われてました。
ここで渡り廊下を通って書院に向かいます。書院にも前庭がありました。
ここでは案内がありませんでしたので、詳細はわかりません。
江戸時代前期に建てられた書院は、床柱に杉丸太を用いるなど数寄屋の趣を取り入れた造りになっています。
ご覧のように狭い渡り廊下と部屋廻りの廊下も大変狭くて、見学するのも苦労しました

書院「一の間」の襖絵には、徳川10代将軍・家治に寵愛された絵師・狩野典信筆の「山水・麒麟図」。「二の間」も狩野典信筆の「竹林七賢図」。「三の間」には、近代の文人画家と知られる富岡鉄斎の60歳の時の作「巌栖谷飲図」(がんせいこくいんず)です。
私がよく行く車折神社の宮司さんであった富岡鉄斎の絵がここで見られるとは・・・書院の廊下が狭いので、ゆっくりは見られませんでしたが、楽しめました。
方丈と書院の間には坪庭がありました。
廊下が狭いので、室内を見るのも一苦労です



書院の「三の間」富岡鉄斎の絵を見たら案内は終わりです。そしてここが書院の玄関にあたるんでしょう。左が本堂、右が書院になります。
古刹らしい風景で、人が途切れるのを待って撮りました。
そして元の本堂に戻って終わりです。また狭い通路を通って本堂に出ました。
この奥が方丈前庭園に出る訳です。
妙心寺塔頭寺院の「妙心寺四派」の一つである聖澤院。、先ほど訪れた「龍泉派」を初め「東海派」「霊雲派」とともに由緒ある古刹を見られて満足して帰ることができました。3月18日までには、もう一度訪れたいと思います。暖かくなって、花粉が飛び始める頃に

「京の冬の旅」では、妙心寺 大法院も公開されてますが、ここは紅葉の時や佐久間象山生誕200年展で訪れたこともあって、今回行く魅力がどうしても感じられません。そのためこれで今日は帰りました。今回の「京の冬の旅」では、後2ケ所は行きたい所があります。ただ全部で6ケ所回るとスタンプラリーの「お菓子&抹茶」が2回受けることができるので、それが目標ですが・・・どうでしょうか

【妙心寺塔頭 聖澤院】