桂小五郎の寓居跡 幾松へ
京都では観光の閑散期にあたる2月に、観光客を誘致する目的で 京都レストランウインタースペシャル2014 が開催されます。
実施期間中(2月1日~28日)「京都レストランウインタースペシャル2014」特別メニューを特別価格で提供されるとあって、テレビのニュースで知った翌日に早速予約しました。
そして2月15日(土)に、桂小五郎と妻・幾松が一時身を寄せていた寓居跡に建つ、料理旅館『幾松』に行きました。
前日は京都も雪が降りました(関東地方で大雪になった日です)。午前中は積もりましたが、その後、雨に変わったため全て溶けましたが、雨はやんでくれません。今日は、実家で法事を済ませてあと、タクシーに乗ってここまで来ました。場所は御池の木屋町通りを上がったところにあります。
門前には、長州藩屋敷跡と桂小五郎・幾松寓居跡と書かれています。桂小五郎後の木戸孝允は長州藩出身、そして妻の松子は、若狭小浜出身で三本木の芸妓幾松でした。
京都特有の露地を奥へ奥へ進むと玄関がありました。タクシーが早く迎えに来たこともあって、着いたのも予約より20分も前に着きましたが雨も降ってて、ウロウロすることもできず、傘をさして玄関まで来たんですが・・・快く出迎えでいただきました。
ここを予約した時、「お食事の前に幾松の間(登録有形文化財)をご案内いたします」と言われました。そのため玄関を上がると先ず、そちらを案内されました。
その前に吹き抜けの坪庭を通りました。
素敵な坪庭に思わず見とれてしまいました。後で知ったことですが、ここの錦鯉は京都市長賞や京都商工会議所会頭賞なんか受賞してましたね。どうりで立派な・・・。
吹き抜けの坪庭を抜けて、その奥にある部屋を案内されました。
そこが『幾松の間』と呼ばれる部屋です。私が料理の他に楽しみにしてたことです。この幾松の間は、国の登録有形文化財に指定されています。
入って窓の外を見ると、大文字山に雪が残っているのが見えました。
この部屋に座って暫く待っていると、案内の方が来られて説明が始まりました。
ここは材木問屋があった所で長州藩が倒幕の情報交換の場所として利用していました。そのため幕府方の斬り込みにあっても当時の鴨川は、葦や雑草が伸び放題で隠れるには良かったようです。この屋敷には仕掛けがあって、幕府方が切り込んで来た時、廊下には抜け穴があって、葦が茂ってる鴨川に出られたりしました。 また、ここの天井は釣り天井になっていて、大きな石が何カ所か置いてあり、万一幕府方に斬られても引き綱を引いて相手に一撃を加えることができるようになっています。ただこの屋敷では斬り合いは一度も無かったようです。この屋敷も改築はされてますが、この釣り天井などは当時の姿をとどめているとのことでした。
そして長持です。このエピソードも興味深いものでした。
材木問屋から置いてあったもので、新撰組が入ってきたとき、咄嗟に桂小五郎がこの長持に隠れました。その前で芸子の幾松さんは三味線を弾いてたそうです。そして近藤勇がこの長持を開けようとした手を払いのけ「開けても良いけど、何も出て来なかったら、近藤さん切腹を」と啖呵を切ったそうです。近藤は「女がてらに天晴れな」と言って帰ったそうです。
大変面白く、興味深い話でした。案内が終わると2階へ案内されました。ここは料理旅館ですので、食事も個室でいただけます。
この京都レストランウインタースペシャル2014の特別メニューを注文すると個室になるそうで、別途料金もいらなかったです。個室は良いです。最近は禁煙席が多くなって助かってますが、隣で煙草を吸われた、何もかもぶち壊しですから。
お部屋も鴨川が見えて傘をさして散策している人が見えています。また、昨日の大雪で雪が残っている大文字山や東山三十六峰まで見えて素敵な落ち着いたお部屋でした。
そして予約していたウインタースペシャル特別メニューの昼会席の食前酒と先付が運ばれてきました。
お飲み物は、冷酒の辛口『幾松』をいただきました。
この瓶は、記念に家に持って帰りました。少し薄いかなぁ・・・という印象です。何せ先週は利き酒で、いろんなお酒をいただいたから。
次いで八寸です。
食べ終わった頃に運ばれてきて、実に良いタイミングです。向付です。
お刺身でイカと鯛は覚えてますが・・・・忘れました。そにしても京料理は、器でも楽しめます。見てて綺麗ですし、これも京料理の醍醐味ですね。
そして汁です。
お吸い物で、ワカメ・筍・あと白魚かなぁ・・・。もちろん一品一品説明があって、その時は分かっても帰ったら覚えてない。
この頃になるとお酒も無くなって、お茶に以降。熱々の炊合と焼物が同時になってしまいました。
ここまで来たら覚えてない。焼き魚は鮭でした。
次の油物は、覚えています。
ワカサギです。尻尾まで美味しくいただきました。
次の小鉢は、素敵な器で運ばれてきました。
ポン酢醤油に紅葉おろし。お豆腐に椎茸。そして多分、鯛だと思いますが、美味しくいただきました。
ここで、「御飯と香物になりますが、お持ちしてよろしいでしょうか?」と案内があったので、「どうぞ」と。
少量づつ運ばれてくる懐石料理も、ここまでくるとお腹が一杯になってきます。それでも美味しく残さず、完食しました。
給仕の人が「残さず食べていただいたら、板長さんが一番喜ぶんです」と言われてました。最後が水物でした。
フルーツも残さず食べて終わりです。
外を見ると、天気予報では昼から回復すると言ってましたが、雨脚は強くなるばかり。(結局夜までやみませんでした)計画では、何カ所か回る予定にしてましたが、タクシーで帰ることにしました。
タクシーを待ってる間に寒いので、この部屋に通されました。ここであの錦鯉が賞をもらってるのを知った訳です。
暫くまってたら、タクシーが到着しました。私ら夫婦だけならタクシーなんて贅沢なことはしませんが、高齢の母もいるし、雨も強く降ってきたので、仕方ないです。
玄関まで来ても雨はやんでくれません。今日は天気予報が外れましたね。
給仕の人やお店の人に、タクシーまで、見送ってもらいました。少しほろ酔いで、タクシーに頭をぶつけたのは余計でしたが、楽しくお食事できました。今度は夏の川床に来たいです。
実施期間中(2月1日~28日)「京都レストランウインタースペシャル2014」特別メニューを特別価格で提供されるとあって、テレビのニュースで知った翌日に早速予約しました。
そして2月15日(土)に、桂小五郎と妻・幾松が一時身を寄せていた寓居跡に建つ、料理旅館『幾松』に行きました。
前日は京都も雪が降りました(関東地方で大雪になった日です)。午前中は積もりましたが、その後、雨に変わったため全て溶けましたが、雨はやんでくれません。今日は、実家で法事を済ませてあと、タクシーに乗ってここまで来ました。場所は御池の木屋町通りを上がったところにあります。
門前には、長州藩屋敷跡と桂小五郎・幾松寓居跡と書かれています。桂小五郎後の木戸孝允は長州藩出身、そして妻の松子は、若狭小浜出身で三本木の芸妓幾松でした。
京都特有の露地を奥へ奥へ進むと玄関がありました。タクシーが早く迎えに来たこともあって、着いたのも予約より20分も前に着きましたが雨も降ってて、ウロウロすることもできず、傘をさして玄関まで来たんですが・・・快く出迎えでいただきました。
ここを予約した時、「お食事の前に幾松の間(登録有形文化財)をご案内いたします」と言われました。そのため玄関を上がると先ず、そちらを案内されました。
その前に吹き抜けの坪庭を通りました。
素敵な坪庭に思わず見とれてしまいました。後で知ったことですが、ここの錦鯉は京都市長賞や京都商工会議所会頭賞なんか受賞してましたね。どうりで立派な・・・。
吹き抜けの坪庭を抜けて、その奥にある部屋を案内されました。
そこが『幾松の間』と呼ばれる部屋です。私が料理の他に楽しみにしてたことです。この幾松の間は、国の登録有形文化財に指定されています。
入って窓の外を見ると、大文字山に雪が残っているのが見えました。
この部屋に座って暫く待っていると、案内の方が来られて説明が始まりました。
ここは材木問屋があった所で長州藩が倒幕の情報交換の場所として利用していました。そのため幕府方の斬り込みにあっても当時の鴨川は、葦や雑草が伸び放題で隠れるには良かったようです。この屋敷には仕掛けがあって、幕府方が切り込んで来た時、廊下には抜け穴があって、葦が茂ってる鴨川に出られたりしました。 また、ここの天井は釣り天井になっていて、大きな石が何カ所か置いてあり、万一幕府方に斬られても引き綱を引いて相手に一撃を加えることができるようになっています。ただこの屋敷では斬り合いは一度も無かったようです。この屋敷も改築はされてますが、この釣り天井などは当時の姿をとどめているとのことでした。
そして長持です。このエピソードも興味深いものでした。
材木問屋から置いてあったもので、新撰組が入ってきたとき、咄嗟に桂小五郎がこの長持に隠れました。その前で芸子の幾松さんは三味線を弾いてたそうです。そして近藤勇がこの長持を開けようとした手を払いのけ「開けても良いけど、何も出て来なかったら、近藤さん切腹を」と啖呵を切ったそうです。近藤は「女がてらに天晴れな」と言って帰ったそうです。
大変面白く、興味深い話でした。案内が終わると2階へ案内されました。ここは料理旅館ですので、食事も個室でいただけます。
この京都レストランウインタースペシャル2014の特別メニューを注文すると個室になるそうで、別途料金もいらなかったです。個室は良いです。最近は禁煙席が多くなって助かってますが、隣で煙草を吸われた、何もかもぶち壊しですから。
お部屋も鴨川が見えて傘をさして散策している人が見えています。また、昨日の大雪で雪が残っている大文字山や東山三十六峰まで見えて素敵な落ち着いたお部屋でした。
そして予約していたウインタースペシャル特別メニューの昼会席の食前酒と先付が運ばれてきました。
お飲み物は、冷酒の辛口『幾松』をいただきました。
この瓶は、記念に家に持って帰りました。少し薄いかなぁ・・・という印象です。何せ先週は利き酒で、いろんなお酒をいただいたから。
次いで八寸です。
食べ終わった頃に運ばれてきて、実に良いタイミングです。向付です。
お刺身でイカと鯛は覚えてますが・・・・忘れました。そにしても京料理は、器でも楽しめます。見てて綺麗ですし、これも京料理の醍醐味ですね。
そして汁です。
お吸い物で、ワカメ・筍・あと白魚かなぁ・・・。もちろん一品一品説明があって、その時は分かっても帰ったら覚えてない。
この頃になるとお酒も無くなって、お茶に以降。熱々の炊合と焼物が同時になってしまいました。
ここまで来たら覚えてない。焼き魚は鮭でした。
次の油物は、覚えています。
ワカサギです。尻尾まで美味しくいただきました。
次の小鉢は、素敵な器で運ばれてきました。
ポン酢醤油に紅葉おろし。お豆腐に椎茸。そして多分、鯛だと思いますが、美味しくいただきました。
ここで、「御飯と香物になりますが、お持ちしてよろしいでしょうか?」と案内があったので、「どうぞ」と。
少量づつ運ばれてくる懐石料理も、ここまでくるとお腹が一杯になってきます。それでも美味しく残さず、完食しました。
給仕の人が「残さず食べていただいたら、板長さんが一番喜ぶんです」と言われてました。最後が水物でした。
フルーツも残さず食べて終わりです。
外を見ると、天気予報では昼から回復すると言ってましたが、雨脚は強くなるばかり。(結局夜までやみませんでした)計画では、何カ所か回る予定にしてましたが、タクシーで帰ることにしました。
タクシーを待ってる間に寒いので、この部屋に通されました。ここであの錦鯉が賞をもらってるのを知った訳です。
暫くまってたら、タクシーが到着しました。私ら夫婦だけならタクシーなんて贅沢なことはしませんが、高齢の母もいるし、雨も強く降ってきたので、仕方ないです。
玄関まで来ても雨はやんでくれません。今日は天気予報が外れましたね。
給仕の人やお店の人に、タクシーまで、見送ってもらいました。少しほろ酔いで、タクシーに頭をぶつけたのは余計でしたが、楽しくお食事できました。今度は夏の川床に来たいです。