明智光秀が築城した丹波亀山城趾へ

東京で20年振りの大雪に見舞われた翌日、2月9日(日)に京都府亀岡市にある丹波亀山城趾を見てきました。

京都では朝から雨に変わったので、そんなに積もらなかった(2㎝程度・それも雨が降る前)んですが、亀岡市に電車が近づくと一面雪化粧。これには少々驚き。そして久しぶりのJR亀岡駅に着きました。

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私が知ってる亀岡駅は、こんなに綺麗じゃなかったです。いつ綺麗になったのか・・・それほど来てなかったということです。(調べたら2008年4月12日に完成とありました)

そして歩いて5分ぐらいで、亀山城外堀が見えてきました。(歩道まで雪が残っているので、靴が濡れる・・・)

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京都市内より随分寒いです。嵯峨嵐山駅から10分、快速なら7分で着くほど近いのに・・・。

せっかく来たので、下に降りてみました。ここは南郷公園として整備されています。

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もう少し壕を散策したかったんですが・・・この雪では靴が濡れるので諦めました。

靴が濡れるのと空から雨が降って来たのを気にしながら、亀山城趾に向かいます。そしてここが入口ですと言っても大本教本部の入口なんですけど・・・。

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亀山城は、明治維新以降廃城処分となり、所有者が転々とします。紆余曲折の末、荒れ果てた城跡を宗教法人大本が入手し現在に至っており、その正面入口にあたります。

ここから宗教団体の敷地に入るので少々緊張気味に進みます。事前に入念に調べてきたので、先ず総合案内で「亀山城を見たいのですが」と声を掛けます。

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正面の万祥橋を渡って右手にあるのが、総合受付です。当然、何も案内は出ていません。

そしたら、「正面に回って下さい。聖域なのでお祓いをします」と案内されました。神社で言う本殿なのでしょうか、万祥殿と書かれました。ここで待ってたら、お祓いを受けました。

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お祓いを受けると、「左側の門からお入り下さい。また、昨日の雪で下が滑りやすいので注意して下さい」と案内がありました。

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万祥殿の左にある門から、いよいよ入城です。

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と思ったら、もう一つ門がありました。足元の雪を気にするのと、雨か雪解けの滴か、傘を差して進みます。

門を入るとすぐに本丸付近石垣を目にします。

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下の雪で滑るのを注意しながら、進むと・・・・本丸に行ける

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教団の聖域であるため、これ以上は進ません。無断で進入できないような仕掛けもあって・・・これ以上は無理なので写真に納めました。

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天守には行けないので、雄大な石垣を写真を納めて、もう少し奥くに進みます。

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反対側もやっぱり聖域ため進めません。

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1872年(明治5)頃に撮られた古写真では、五層五階の天守が聳えています。この古写真を元に今治城の天守閣が再建されたと聞いています。

明智光秀が丹波平定の拠点して築城した亀山城も、豊臣時代には羽柴秀勝・小早川秀秋などの有力大名の居城となりました。1610年(慶長15)、岡部長盛の代に天下普請により近世城郭としての亀山城が完成します。この築城にあたっては城づくりの名手・藤堂高虎が縄張りを務め、五重の層塔型天守が造営されました。

本丸跡の石垣を見学したあと門から出ました。そして次に内堀跡の見学です。

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現在は万祥池と呼ばれているそうです。

先ほどお祓いを受けた万祥殿の前に案内があって、みろく会館の2階にあるギャラリーで「丹波亀山城と大本」展が開催されてると知り、見に行くことにしました。

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先ず案内図でみろく会館が何処にあるのかを確認しました。

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正面に見えている建物がみろく会館です。

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入ると看板が出てたので、早速向かいます。入場料は無料で、年中無休と書いてありました。

入ると直ぐに目にしたのは、復元された丹波亀山城模型が置いてありました。

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史実の基づき丹波亀山城の研究の第一人者の協力も得て見事に復元されたようです。

次に目にしたのが角櫓鯱です。

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1935年(昭和10)の第二次大本事件の大弾圧にも難を逃れて戻ってきたそうです。

1570年・1600年・1870年・1919年・1920~1935年・1945年の各年代のパネルを見学です。

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詳しいことは知りませんでしたが、大本の大弾圧によって徹底的に破却された石垣も大本によって復元されたんですね。このパネルで知りました。

最後に名城・亀山城図です。

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台湾産の大木に在りし日の亀山城を油絵によって描かれたもの。

お城ファンにとって少し物足りないと思うのは私だけでしょうか 気がつくと時計の針が12時30分を指してました。本日、亀岡市まで来た理由は13時から始まるイベントに参加するために来た訳です。ここから10分もかかりませんが、時間ギリギリには行けない性分なので、そのイベント先に向かいました。つづく。



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