第48回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 妙顕寺へ
第48回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開で21年振りに公開された、妙顕寺に2月23日(日)に行ってきました。
妙顕寺は、京都における日蓮宗最初の道場として鎌倉時代に日像上人が創建した日蓮宗大本山の一つです。室町時代には京の半数以上を信徒にするほど隆盛極めた日蓮宗の洛中二十一本山(現在は十六)の中心的存在で、後醍醐天皇の綸旨を賜った門下唯一の勅願寺でした。
ここには初めて入りますこの妙顕寺は尾形光琳ゆかりの寺としても知られ、三つの美しい庭園でも知られています。
地下鉄今出川駅や堀川今出川バス停から歩いて15分ぐらいでしょう。寺之内通り沿いに大きな山門があって、ここから入りました。
長い間、本堂が工事中でしたが、やっと完成したみたいですね。寺之内通りには、冬の旅の看板がるので迷うことはありません。
門を入ると幸いなことに、参拝客がいないので、先に境内を撮影しておきました。門を入って右手にある三菩薩堂から。
日蓮宗の寺院らしく、南無妙法蓮華経の大きな石碑が目立ちます。日蓮宗寺院の祖師堂に当りますが、日蓮、日朗、日像の三祖を合祀されているので三菩薩堂と言います。
その北隣で渡り廊下で繋がっている尊神堂です。
ここには鬼子母神が祀ってあり、鬼子母神とは安産や子供の守護神、さらには最悪を除き福をもたらす神として、あがめられています。
そして正面にあるが本堂です。
日蓮宗様式の大伽藍の中心にあるのが本堂です。記録では江戸時代の1830年(天保元年)に上棟とされてます。ここは後程、内部を見学します。
本堂が入り口かと思いましたが、日蓮宗寺院の特徴で、ここも庫裏から入ります。
庫裏の前にあった手水鉢と山茶花も綺麗でした。10時の拝観時間より少し早く着きましたが、恐る恐る入ってみると「どうぞ」で、既に拝観者は入ってました。
拝観期間:1月10日(金)~3月18日(火) 拝観時間:10時00分~16時00分(受付終了) 拝観料:600円 ※2/28~3/9は拝観休止
正面に庫裏、その右手に大玄関がありますが、そこからは入れません。
その奥に客殿の屋根が見えています。ここも後程通ります。
先ず、受付で拝観料を納めます。そして案内にしたがって本堂に入ります。そこでガイドさんより最初の案内を聞きました。
この本堂も雨漏りがひどく長い時間をかけて修復工事されてました。それが昨年完成されたようです。その天井を見れば少々驚きです。定番の龍図ではありません。各檀家さんの家紋が一面に張り巡らされてました。(下の写真を見てください)修復費用を出してくれた檀家さんの家紋のため複数同じ家紋もありました。
本堂内は撮影禁止です。ポストカードの写真を使いました。この本堂のご本尊は、宝塔に書いてある「南無妙法蓮華経」を日蓮宗では、拝むそうです。
本堂の説明が終わると、次に客殿に行くように案内されます。再び渡り廊下を通ります。その渡り廊下から見た客殿です。
客殿前には白砂に松の綺麗な枯山水庭園が広がっています。
前途しましたが、この妙顕寺には三つの綺麗な庭園があります。その一つ、客殿前の枯山水「龍華飛翔(四海唱導の庭)」から見て回ります。
客殿入り口には、手水鉢があり写真に収めました。
そして、ここでガイドさんより案内がありました。
先ず正面に菊のご紋がある勅使門で、高貴な方が通られます。その方に見てもらうよに作れた枯山水庭園となっています。左の奥の滝組から流れ出た水が大海にそそぐ模様を白砂で表されているようです。四季それぞれこのお庭では楽しめるみたいですが、但し、この期間中に公開されたらの話です。
次に風情ある孟宗竹の坪庭です。
ネスカフェのCMで、この坪庭は使われたそうです。坪庭に竹を使われるのは大変珍しいそうです。竹は成長が早いのと根が横に張る。そのため、伸ばしたり切ったり手入れが大変だそうです。
最後に書院前庭園の光琳曲水の庭です。
ここはガラス戸が閉められていたので、特別に開けてもらい写真を撮りました。尾形光琳の屏風絵を元に作られたと言い、樹齢400年の赤松や白砂で表された川の流れが、光琳の華やかな作風が思われます。春になって苔が緑に色づいたら、川の流れに見立てた白砂が映えるんでしょう。
最後に宝物庫に移動です。ここより先は撮影禁止です。
この冬の旅で最大の目玉です。庭園なんかは通常拝観でも見られますか、この宝物館は見られません。
尾形光琳が晩年で描いた『寿老松竹梅三幅対』、日蓮聖人御真筆『玄旨伝法本尊』、後醍醐天皇綸旨(重要文化財)、普段は京都国立博物館にあって、里帰りでの展示の『日像上人筆(極細文字法華経)』。これは肉眼では見えません。拡大鏡がありましたが、これでも老眼の私では見えなかったです。必見です。
この宝物館だけは、本当にゆっくり見せて貰いました。そして再び庫裏から出て次の目的地に向かいました。つづく。
妙顕寺は、京都における日蓮宗最初の道場として鎌倉時代に日像上人が創建した日蓮宗大本山の一つです。室町時代には京の半数以上を信徒にするほど隆盛極めた日蓮宗の洛中二十一本山(現在は十六)の中心的存在で、後醍醐天皇の綸旨を賜った門下唯一の勅願寺でした。
ここには初めて入りますこの妙顕寺は尾形光琳ゆかりの寺としても知られ、三つの美しい庭園でも知られています。
地下鉄今出川駅や堀川今出川バス停から歩いて15分ぐらいでしょう。寺之内通り沿いに大きな山門があって、ここから入りました。
長い間、本堂が工事中でしたが、やっと完成したみたいですね。寺之内通りには、冬の旅の看板がるので迷うことはありません。
門を入ると幸いなことに、参拝客がいないので、先に境内を撮影しておきました。門を入って右手にある三菩薩堂から。
日蓮宗の寺院らしく、南無妙法蓮華経の大きな石碑が目立ちます。日蓮宗寺院の祖師堂に当りますが、日蓮、日朗、日像の三祖を合祀されているので三菩薩堂と言います。
その北隣で渡り廊下で繋がっている尊神堂です。
ここには鬼子母神が祀ってあり、鬼子母神とは安産や子供の守護神、さらには最悪を除き福をもたらす神として、あがめられています。
そして正面にあるが本堂です。
日蓮宗様式の大伽藍の中心にあるのが本堂です。記録では江戸時代の1830年(天保元年)に上棟とされてます。ここは後程、内部を見学します。
本堂が入り口かと思いましたが、日蓮宗寺院の特徴で、ここも庫裏から入ります。
庫裏の前にあった手水鉢と山茶花も綺麗でした。10時の拝観時間より少し早く着きましたが、恐る恐る入ってみると「どうぞ」で、既に拝観者は入ってました。
拝観期間:1月10日(金)~3月18日(火) 拝観時間:10時00分~16時00分(受付終了) 拝観料:600円 ※2/28~3/9は拝観休止
正面に庫裏、その右手に大玄関がありますが、そこからは入れません。
その奥に客殿の屋根が見えています。ここも後程通ります。
先ず、受付で拝観料を納めます。そして案内にしたがって本堂に入ります。そこでガイドさんより最初の案内を聞きました。
この本堂も雨漏りがひどく長い時間をかけて修復工事されてました。それが昨年完成されたようです。その天井を見れば少々驚きです。定番の龍図ではありません。各檀家さんの家紋が一面に張り巡らされてました。(下の写真を見てください)修復費用を出してくれた檀家さんの家紋のため複数同じ家紋もありました。
本堂内は撮影禁止です。ポストカードの写真を使いました。この本堂のご本尊は、宝塔に書いてある「南無妙法蓮華経」を日蓮宗では、拝むそうです。
本堂の説明が終わると、次に客殿に行くように案内されます。再び渡り廊下を通ります。その渡り廊下から見た客殿です。
客殿前には白砂に松の綺麗な枯山水庭園が広がっています。
前途しましたが、この妙顕寺には三つの綺麗な庭園があります。その一つ、客殿前の枯山水「龍華飛翔(四海唱導の庭)」から見て回ります。
客殿入り口には、手水鉢があり写真に収めました。
そして、ここでガイドさんより案内がありました。
先ず正面に菊のご紋がある勅使門で、高貴な方が通られます。その方に見てもらうよに作れた枯山水庭園となっています。左の奥の滝組から流れ出た水が大海にそそぐ模様を白砂で表されているようです。四季それぞれこのお庭では楽しめるみたいですが、但し、この期間中に公開されたらの話です。
次に風情ある孟宗竹の坪庭です。
ネスカフェのCMで、この坪庭は使われたそうです。坪庭に竹を使われるのは大変珍しいそうです。竹は成長が早いのと根が横に張る。そのため、伸ばしたり切ったり手入れが大変だそうです。
最後に書院前庭園の光琳曲水の庭です。
ここはガラス戸が閉められていたので、特別に開けてもらい写真を撮りました。尾形光琳の屏風絵を元に作られたと言い、樹齢400年の赤松や白砂で表された川の流れが、光琳の華やかな作風が思われます。春になって苔が緑に色づいたら、川の流れに見立てた白砂が映えるんでしょう。
最後に宝物庫に移動です。ここより先は撮影禁止です。
この冬の旅で最大の目玉です。庭園なんかは通常拝観でも見られますか、この宝物館は見られません。
尾形光琳が晩年で描いた『寿老松竹梅三幅対』、日蓮聖人御真筆『玄旨伝法本尊』、後醍醐天皇綸旨(重要文化財)、普段は京都国立博物館にあって、里帰りでの展示の『日像上人筆(極細文字法華経)』。これは肉眼では見えません。拡大鏡がありましたが、これでも老眼の私では見えなかったです。必見です。
この宝物館だけは、本当にゆっくり見せて貰いました。そして再び庫裏から出て次の目的地に向かいました。つづく。