青モミジ美しい化野念仏寺へ

愛宕念仏寺を出て、愛宕街道を今度は下ります。この古い街並みをゆっくり散策しながら下ると化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)の門前を通りかかりました。

時計を見ると9時3分・・・拝観開始が9時00分ですので、ここも久しく入ってないので「ほなぁ、寄って行こう」と思い入ることにしました。

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愛宕街道からこの階段を上がります。すると拝観受付があって拝観料500円を納めます。

入ると、驚きました。修学旅行生が一杯います。「土曜日の朝一番に来る所じゃないでしょう」と思いましたが、長年の経験で、修学旅行生は、風のように来て、風のように去って行く・・・ようするに見学したら直ぐに出られると言うことです。その通り5分で出られました

入ると案内にしたがって左に進みます・・・そこには石仏群が目にとまりました。

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下の写真は、阿弥陀尊です。拝観開始直後のため、係の人が水を撒かれたので、苔が瑞々しいです。

そして仏舎利塔を通って、西院(さい)の河原に出ました。

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ここは、あるテレビのオープニングに必ず出てきます。これだと分からないと思います。

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これだと分かるかと思います。ただし見られたことがある人なら・・・関西テレビ(フジテレビ) 山村美紗サスペンス『赤い霊柩車シリーズ』のオープニングシーンで片平なぎささんが語られます。毎度お馴染みのシーンは、ここで撮影されています

この化野(あだしの)の地は古来より葬送の地でした。初めは風葬であったようですが、平安時代の後期に土葬となり人々が石仏を立てました。この化野念仏寺境内の多くの石仏・石塔は、あだしの一帯に葬られた人々のお墓です。明治中期に地元の人々の協力によって、釈尊宝塔説法を聴く人々になぞらえ配列安祀し、賽の河原に模して『西院の河原』と名付けられました。

そのまま進むと本堂がありました。

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ご本尊は、阿弥陀如来坐像で鎌倉時代の仏師・湛慶の作と伝わってます。境内の広さに比べて小さい本堂ですね。(下の写真はパンフから)

その本堂の横にあるのが寺務所で、朱印は、ここでお願いできます。

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この寺務所には、張り紙があって、本当に良いことが書いてあるんです。志納をして貰ってきました。(俗世間 つもりちがい十箇条など書いてあります。あえて、ここで書きません)

寺務所の前が地蔵堂です。

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この地蔵堂には藤原孚石画家の「地獄極楽絵図」が描かれています。あの「狂言堂と嵯峨面工房見学へ」でお目にかかりました。

この化野念仏寺でもう一つの見所は、竹林の小径でしょう。

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綺麗に掃き清められた階段を上がってた先は、霊園ですが、綺麗な竹林を少しだけ楽しめます。

竹林の途中に角倉素庵(すみのくらそあん)のと案内が出てました。

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角倉了以の長男で、土木事業家や貿易商。高瀬川の開運や朱印船貿易に父親とともに大事業に携わりました。角倉家の菩提寺である二尊院でなく、この地に墓があるのは、不治の病を煩ったため自ら葬送地である化野を選んだとされています。(案内板より抜粋)

ここ化野念仏寺は紅葉の名所で、境内はカメラを構えた観光客で埋まります。しかし、この季節は青モミジが映えますが、観光客は少ないてす・・・と言うより全然です。 朝一番修学旅行生が出られたあとは、私らと他一組だけでした。

西院の河原の入口には鐘楼があって、そこから先は撮影禁止と書いてあります。

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西院の河原の周りは青モミジが囲んでいます。ここより先は撮影は出来ませんが、撮影する気にならないです。

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青モミジも青空と映えて綺麗なんですけど・・・観光客は来られない

いつもは、紅葉の時期に来てたので、このような青モミジ来たのは多分・・・初めてだと思います。この化野念仏寺で夏の千灯供養が一番有名だと思います。一度息したが、境内は結構混雑してて入るのに並んだ記憶があります。

毎年、8月23日と24日 受付開始17時30分 灯明18時00分  受付終了20時30分 閉門21時00分 行事協力維持料 1000円(小学生以下 無料)



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