妙法院で初の五月会 国宝を無料拝観
5月14日(水) 京都市東山区にある妙法院で、初の五月会が行われました。 通常非公開の妙法院は、年に春と秋に10日間、特別拝観されることはあります。(今年の春は公開されませんでした)
その妙法院で、初の「五月会」が行われ、特別公開時でも見られない、奥書院(玉座・御座之間等)・庭園(旧積翠園南隅)も見られるとあって、平日でも休みを取って見に行きました。
整理券は9時30分から配布と書いてありましたが、院内には入れるのは11時00分からとありました。そのため前途した京都国立博物館を先に行って、ここに来た訳です。
七条通りの東大路を北へ少しだけ上がった表門から入ります。
表門を入ると・・・ある程度予測はしてましたが、人人人・・・・・一瞬、「帰ろうかなぁ」と尻込みするほどの人出でした。
今日の拝観には、整理券が必要です。本堂の普賢堂前で配布と書いてあったので、先にもらいに行きました。
本尊は、普賢菩薩が祀ってあります。平素は、このように静かな境内です。
10時からの法要開始には最初から間に合わせようとは思いませんでした。そのため先に京都国立博物館へ行ったので、10時40分過ぎでしたが、本堂の周りには人・人・人のため近づけません。写真は帰りに撮ったものです。
後述しますが、院内を見学し再び、ここに戻ってお参りしました。本堂内は靴を脱いで入ります。本尊が普賢菩薩は珍しいそうですね。天井には天板の両図がありました。ご本尊様には、目の前でお参りさせてもらいました。(院内は撮影禁止です。院内の写真は全てパンフからです)
本堂には近づけない。11時からの院内見学には時間があるので、先に朱印をいただきに寺務所に行きました。
寺務所に入ると係の方が出てこられて、朱印をお願いしました。そして、暫く待たされたので、玄関内を撮りました。
朱印帳を受け取るときに、由緒書きと珍しいお菓子をいただきました。亀屋清永さんの清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)という名のお菓子てす。
買えば一個500円(税抜き)だそうです。いただきました。揚げてあるので外は大変固いです。中に餡が入ってました。味は
でした。
朱印をいただいて外に出ると庫裏(国宝)の前では、行列ができてました。11時からの院内見学を待つ人たちでした。
1595(文禄4)年に豊臣秀吉が先祖のために「千僧供養」を行ったときに建てられたもの。その際に1000人の僧侶の食事を賄った台所でした。普通の庫裏は切妻造ですが、この妙法院では入母屋造となってて、異例の造りとなっています。
まだ、そんなに行列ができてないので、並びかけたんですが、予定ては10時45分頃から中に入れると看板に書いてありました。しかし、法要が延びたらしく「11時から院内に案内します」とアナウンスがあったので、本堂の法要の方を見に行きました。結果、それが間違いでした・・・
。
11時過ぎに、庫裏に戻り、院内に入れたんですが・・・入ると大大大混雑。身動きもできないほどの大混雑でした。上の写真の衝立の前で僧侶が説明されるんですけど、人混みで全く聞こえず・・・さりとて前にも進めず・・・本当に忍の一(ひと)文字でしたね。行列がゆっくりゆっくりしか進まないので、ゆっくり見学出来ました・・・と言いたい所、やっはり押されるし・・・向きも変えられないし・・・・。
ここでプチハプニング
。「会社の同僚が並んでる
」それもずっと先に・・・。この時は「似てるなぁ」との印象で、翌日本人に確かめ、間違いなかったです。まさか・・・でした
。
大混雑の庫裏を抜けると(ここを抜けるのに時間がかかりました)綺麗な白砂の庭園、翠香園に出ました。
2000(平成12)年作庭で、旧「翠香殿」の跡地らしいです。この庭を取り囲むように人が並んでて・・・やっとお目当ての庭園を見らました。
この先に並んでる人が見えるので進行具合が分かりますが、中々・・・進まない・・・。しかし庭園はゆっくり見られました。そして次に見るのが大書院の南挺です。
向に見えている護摩堂までが通常の特別拝観では見られます、
その護摩堂までが長い長い長い道程です。しかし、イライラしてて待っても仕方ないので、大書院の襖絵もしっかり見ときます。
狩野永徳筆「唐美人図」(一之間)「草花図」(二之間)の障屏画は煌びやかで、息を呑むほど綺麗でした。申し訳ないけど、これを無料で見られるとは・・・来て良かったです。
そしてやっとの思いで到着した護摩堂の中も特別に入れます。通常の特別拝観でも中には入れません。さほど広くない護摩堂内は、それはそれは押し合いへし合いで・・・もう出てくる頃にはヘトヘトでした
。中では僧侶の方が説明されてますが、何も聞こえません。それでもポジションが良かったので、不動明王立像(平安時代前期の制作・美福門院所蔵)は、目の前でお参りできました。
やっとの思いで護摩堂を出て次に案内の通りに進みます。
この写真では、奥に庫裏、右手に大書院が見えています。そして、まだまだ大行列は続いていました
。
ここで、初めて奥書院の見学です。この五月会で初めて公開される所です。今日は、この為にだけ来たようなものですから、当然期待します。
最初、目にするのは大広間です。明治天皇「お成り御殿」と呼ばれています。その部屋の中央には玉座もありました。1868(慶応4)年と1880(明治13)年に二回行幸されたそうです。
この奥書院の庭園は、旧積翠園で、旧武田病院で見られました。その旧積翠園の南隅をここでは見られるわけです。
ここでは珍しい手水鉢がありました。「瑠璃の手水鉢」と呼ばれ豊臣秀吉寵愛の品だそうです。
この奥書院の見学で、再び庫裏に戻りました。まだまだ行列を横目に見ながらです。ただ庫裏に戻ると、最初の頃のような人だかりは無くなってました。今なら、案内も聞けたでしょうけど、疲れ切りました。もう一度見に行く気力は完全に残ってません。もう一度言いますが、疲れました
。
来年からも実施されるんでしょうか
多分、今年のような開催では、お参りするほうも、あれだけ入口で押されたら危ないですね。参りました
。
ヘトヘトになって庫裏を出てか前途した本堂にお参りしたわけです。その本堂前に宸殿がありました。
室町時代よりの歴代天皇、皇后、中宮が奉祀されてるそうです。少しだけ内部が見えてます。
最後に大玄関です。
江戸時代の建物で重要文化財に指定されています。徳川2代将軍・秀忠の息女・和子(東福門院)入内時の殿舎と言われています。
これで、妙法院を後にしました。時計は12時を過ぎてます。院内には約1時間近く居たことになります。通常では20分もあれば充分でしょうけど・・・。しかし、見応えは充分で満足しました。会社の同僚も翌日「良かったわ。充実した一日やったわ」と言ってました
。
非公開文化財秋季特別公開 平成26年10月31日(金)~11月9日(日) 午前9時~午後4時 拝観料:大人800円 (予定)

その妙法院で、初の「五月会」が行われ、特別公開時でも見られない、奥書院(玉座・御座之間等)・庭園(旧積翠園南隅)も見られるとあって、平日でも休みを取って見に行きました。
整理券は9時30分から配布と書いてありましたが、院内には入れるのは11時00分からとありました。そのため前途した京都国立博物館を先に行って、ここに来た訳です。
七条通りの東大路を北へ少しだけ上がった表門から入ります。
表門を入ると・・・ある程度予測はしてましたが、人人人・・・・・一瞬、「帰ろうかなぁ」と尻込みするほどの人出でした。
今日の拝観には、整理券が必要です。本堂の普賢堂前で配布と書いてあったので、先にもらいに行きました。
本尊は、普賢菩薩が祀ってあります。平素は、このように静かな境内です。
10時からの法要開始には最初から間に合わせようとは思いませんでした。そのため先に京都国立博物館へ行ったので、10時40分過ぎでしたが、本堂の周りには人・人・人のため近づけません。写真は帰りに撮ったものです。
後述しますが、院内を見学し再び、ここに戻ってお参りしました。本堂内は靴を脱いで入ります。本尊が普賢菩薩は珍しいそうですね。天井には天板の両図がありました。ご本尊様には、目の前でお参りさせてもらいました。(院内は撮影禁止です。院内の写真は全てパンフからです)
本堂には近づけない。11時からの院内見学には時間があるので、先に朱印をいただきに寺務所に行きました。
寺務所に入ると係の方が出てこられて、朱印をお願いしました。そして、暫く待たされたので、玄関内を撮りました。
朱印帳を受け取るときに、由緒書きと珍しいお菓子をいただきました。亀屋清永さんの清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)という名のお菓子てす。
買えば一個500円(税抜き)だそうです。いただきました。揚げてあるので外は大変固いです。中に餡が入ってました。味は


朱印をいただいて外に出ると庫裏(国宝)の前では、行列ができてました。11時からの院内見学を待つ人たちでした。
1595(文禄4)年に豊臣秀吉が先祖のために「千僧供養」を行ったときに建てられたもの。その際に1000人の僧侶の食事を賄った台所でした。普通の庫裏は切妻造ですが、この妙法院では入母屋造となってて、異例の造りとなっています。
まだ、そんなに行列ができてないので、並びかけたんですが、予定ては10時45分頃から中に入れると看板に書いてありました。しかし、法要が延びたらしく「11時から院内に案内します」とアナウンスがあったので、本堂の法要の方を見に行きました。結果、それが間違いでした・・・

11時過ぎに、庫裏に戻り、院内に入れたんですが・・・入ると大大大混雑。身動きもできないほどの大混雑でした。上の写真の衝立の前で僧侶が説明されるんですけど、人混みで全く聞こえず・・・さりとて前にも進めず・・・本当に忍の一(ひと)文字でしたね。行列がゆっくりゆっくりしか進まないので、ゆっくり見学出来ました・・・と言いたい所、やっはり押されるし・・・向きも変えられないし・・・・。
ここでプチハプニング



大混雑の庫裏を抜けると(ここを抜けるのに時間がかかりました)綺麗な白砂の庭園、翠香園に出ました。
2000(平成12)年作庭で、旧「翠香殿」の跡地らしいです。この庭を取り囲むように人が並んでて・・・やっとお目当ての庭園を見らました。
この先に並んでる人が見えるので進行具合が分かりますが、中々・・・進まない・・・。しかし庭園はゆっくり見られました。そして次に見るのが大書院の南挺です。
向に見えている護摩堂までが通常の特別拝観では見られます、
その護摩堂までが長い長い長い道程です。しかし、イライラしてて待っても仕方ないので、大書院の襖絵もしっかり見ときます。
狩野永徳筆「唐美人図」(一之間)「草花図」(二之間)の障屏画は煌びやかで、息を呑むほど綺麗でした。申し訳ないけど、これを無料で見られるとは・・・来て良かったです。
そしてやっとの思いで到着した護摩堂の中も特別に入れます。通常の特別拝観でも中には入れません。さほど広くない護摩堂内は、それはそれは押し合いへし合いで・・・もう出てくる頃にはヘトヘトでした

やっとの思いで護摩堂を出て次に案内の通りに進みます。
この写真では、奥に庫裏、右手に大書院が見えています。そして、まだまだ大行列は続いていました

ここで、初めて奥書院の見学です。この五月会で初めて公開される所です。今日は、この為にだけ来たようなものですから、当然期待します。
最初、目にするのは大広間です。明治天皇「お成り御殿」と呼ばれています。その部屋の中央には玉座もありました。1868(慶応4)年と1880(明治13)年に二回行幸されたそうです。
この奥書院の庭園は、旧積翠園で、旧武田病院で見られました。その旧積翠園の南隅をここでは見られるわけです。
ここでは珍しい手水鉢がありました。「瑠璃の手水鉢」と呼ばれ豊臣秀吉寵愛の品だそうです。
この奥書院の見学で、再び庫裏に戻りました。まだまだ行列を横目に見ながらです。ただ庫裏に戻ると、最初の頃のような人だかりは無くなってました。今なら、案内も聞けたでしょうけど、疲れ切りました。もう一度見に行く気力は完全に残ってません。もう一度言いますが、疲れました

来年からも実施されるんでしょうか


ヘトヘトになって庫裏を出てか前途した本堂にお参りしたわけです。その本堂前に宸殿がありました。
室町時代よりの歴代天皇、皇后、中宮が奉祀されてるそうです。少しだけ内部が見えてます。
最後に大玄関です。
江戸時代の建物で重要文化財に指定されています。徳川2代将軍・秀忠の息女・和子(東福門院)入内時の殿舎と言われています。
これで、妙法院を後にしました。時計は12時を過ぎてます。院内には約1時間近く居たことになります。通常では20分もあれば充分でしょうけど・・・。しかし、見応えは充分で満足しました。会社の同僚も翌日「良かったわ。充実した一日やったわ」と言ってました

非公開文化財秋季特別公開 平成26年10月31日(金)~11月9日(日) 午前9時~午後4時 拝観料:大人800円 (予定)