第39回 京の夏の旅 文化財特別公開  しょうざん 峰玉亭へ

京都の暑い暑い夏に開催される第39回 京の夏の旅 文化財特別公開ですが、7月12日(土)に始まりました。そして早速、7月16日(水)にしょうざん 峰玉亭(ほうぎょくてい)に行ってきました。

京都は、7月1日から始まった祇園祭(前祭)が7月17日に山鉾巡行でクライマックスを迎えます。訪問した16日は、宵山の日でこの後、祇園祭に行きますが、その前に何カ所寄って行くことにしました。それが本日最初の訪問地しょうざん 峰玉亭でした。

画像
画像
しょぅざん庭園は西門から入ります。私は嵐電「北野白梅町」駅からタクシーで行きましたが、約5分て着いてしまいました。

タクシーの運転手に「今日は庭園、空いてるのかなぁ」と言われましたか、「今、夏の旅やってるし大丈夫でしょう」と返答。10時開門と事前に調べてて来ましたが、5分前にに着きました。着いたら看板が出てるので先ずは安心。それに・・・既に開いてました

7月12日(土)~9月30日(火) 時間10:00~16:00 拝観料600円

洛北・鷹ケ峰三山を借景に、北山台杉の林と紀州青石を配した広大な庭園です。また、峰玉亭は庭園の中に建ち、しょうざんの創始者・松山政雄氏が1955(昭和30)年に建てられた迎賓館で、数寄屋造の名建築です。南天の床柱や欅の一枚板の床板など、全国から選りすぐりの材を集めて建てられたており、江戸期の狩野派の襖絵や竹内栖鳳による掛け軸を見ることができます。

画像
このしょうざん庭園は、普段も入れます。この中にある峰玉亭が特別公開なんですが、私は初めて訪れました。この庭園には・・・。

しょうざんは正式には、しょうざんリゾート京都と言います。ボーリング場やプール、レストラン、結婚式場などの複合施設があって、若い頃ボーリング場には来たことがありました。その北側にこんな綺麗な庭園があるとは・・・。

西門を入って庭園を先に見て廻るか峰玉亭を見るかは自由です。私は先に峰玉亭を見ることにしました。

画像
画像
今日は体力温存のためタクシーで来ましたが、既に体から汗が噴き出てます。

画像
入るとガイドさんが出て来られて、「案内をするので靴を袋に入れて上がって」と言われました。上がると早速玄関のタイルが織部焼きだと聞かされました。大変珍しいものだそうです。

そして写真撮影ですが、「ここはお寺じゃないので自由に撮ってもらって結構です」と言われて、心の中で喜びました。室内もOKとは珍しいですね。私が知る限り有栖川宮旧邸 有栖館でも同じとを聞いた記憶がありました。

画像
私より前の組の案内が終わるのを玄関で待ちました。

そして最初に案内された部屋が栖鳳の間です。

画像
画像
画像
画像
ここの見所は、南天の床柱と竹内栖鳳の掛け軸でしょう。この部屋で汗が引くのを待ちました

画像
案内では、ここの床板は栃が用いられると聞きました。創始者・松山政雄氏によって完成間近であったのを、急に廊下を広げられたそうです。

そして次の部屋を案内されます。ここには入れませんが・・・。

画像
この襖絵は、鈴木松年とガイドさんから聞きました。上村松園の最初の師としても知られています。

画像
その隣の部屋ですが、ここは案内がありませんでした。

画像
この襖絵は、伊藤若冲の絵だと思われますが、真意は分からないそうです。屏風絵を襖絵に張り替えられたようですね。

次が吉井勇の間と呼ばれる部屋です。

画像
画像
京都を愛した歌人・吉井勇の額が飾ってある部屋てす。

画像
上を見上げると竹をふんだんに使われた天井を目にします。

また、こちらの絵は円山応挙の襖絵です。

画像
応挙の落款(らっかん)があるので間違いないでしょう

次に円山応挙の襖絵の奥の部屋に移動します。

画像
ここで目にするのは、南天の床柱です。南天の幹を利用していてこれだけ太い幹は珍しいそうです。金閣寺の夕佳亭(せっかてい)にも使われてるそうです。

画像
こちらの絵は、富岡鉄斎によるものだそうです。元は袱紗に描かれたものだそうで、それを額に入れて飾られてるみたいですね。

画像
窓の外を見ると阪東妻三郎の庭にあった梅が植えられています。

画像
この部屋には襖絵もありましたが、これは案内がなかったので、作者は分かりません。

画像
峰玉亭内部から見た庭園です。庭園の様子もガイドさんから少しだけ聞きました。これは後程・・・庭園を散策時に

一通り案内を聞きました。「後は何周でも見て下さい」と言われましたが、もうお腹が一杯です。次は庭園をゆっくり見て廻ります。天気は曇り空から時々太陽が出てきて益々暑くなってきました。庭園の散策は続きます。



この記事へのトラックバック