かやぶきの里 美山へ
沈川楼を出たバスは、5分でかやぶきの里 美山に着きました。
バスを降りると遠くにかやぶきの里が見えてます。この風景を見に来たので楽しみです。
バスガイドさんについて歩いていくとお食事処きたむらの前でストップがかかりました。
事前に聞いていた、地元のボランティアガイドさんが出てこられて、とりあえずその人に付いていきます。
道を横断して、このベンチの前で全員が座りました。
京都市内なら暑くて我慢が必要だったかと思いますが、風が心地良い程度に吹いてて、何より湿気も少なく気温も低いので良かったです。
ベンチに座って撮りました。「この先を早く行きたい」との気持ちを抑えて、話を聞きました。
かやぶきの里のある「北」地区は、1993年(平成5年)12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。日本の原風景が色濃く残っており、また、茅葺きの家がひな壇場に見られることが評価されました。茅葺きの家は38棟あって、その内、4棟は最近建ちました。残りの34棟は150年から200年の歴史を誇っており、随分古い住宅ですが今でも住まわれています。ここの茅葺きの家は、北山型と言います。美山は、入母屋造りで、白川郷は切り妻造りと違うのも特徴と言えます。また、美山は平屋建てで2階・3階はありませんが、白川郷は3階から4階建てとなっています。また白川郷と違って、美山は屋根の組み方が違っています。白川郷は、合唱組と言われていますが、美山は鳥居組とか言われています。美山も白川郷も弱点は、火に弱いことと茅葺きは20年ぐらいしか持たないことです。昔は囲炉裏で火を使ったのでススが出たのが茅葺きには良かったんですが、使わなくなったのが長持しなくなった原因となりました。そのため必ず葺き替えの時期が来るのも仕方ないものです。それと最近は良質の茅が手に入りにくくなりました。ここ美山の茅葺きの屋根には千木(ちぎ)の上に雪割りが乗っているのも特徴で、重石の代わりとなっているようです。昔は茅葺きの家の中に牛を飼ってたのも特徴だったようですね。最後に集落の特徴ですが、一つは茅葺きに人が住んでいること。年間25万人も観光客が来られるが、玄関先で店を出さない。原風景を守るのも集落で決められています。保存地区に指定されたので、国から補助金が出るので茅葺きの葺き替えなどに使われているみたいで感謝を述べられてました。
話が終わると、美山民俗資料館までガイドをしていただけます。ここのボランティアガイドさんは、一般の人が申し込んでもしてくれないそうです。この団体のみ・・・このツアーの特典だそうで良かったです。
写真左の道を緩やかに登って行きます。
ここで最初のビューポイントです。今は珍しくなった丸型ポストと茅葺きの家。何とも言えないですね。
ここは人気があって、盛んに写真を撮られてました。
こちらは丸型ポストと刈り取り前の稲穂です。日本の原風景ですね。
そこから、もう少し登るとお地蔵さんを見つけました。
京都市内に住んでいるとお地蔵さんは珍しくはありませんが、他府県からのツアー客には人気がありました。
それにしても秋が訪れていますね。ススキが咲きだしました。
まだまだ、この道を緩やかに登っていきすが、ここでガイドさんから茅葺きの葺き替えについての説明が入りました。ここの茅葺きの葺き替えは業者さんが行われるため、きっちり仕事はされるみたいです。親類縁者・地域の人達の協力なんかは、ここては無いと言われました。
ここで、放水銃の説明で、中を開けて見せてもらいました。
重要伝統的建造物群保存地区のかやぶきの里では、毎年春と秋に地域住民の火災予防講習と放水銃の一斉点検を行っているそうです。2000年(平成12年)の美山民俗資料館が不審火で全焼したのをきっかけに始まったみたいです。この集落には全62基あって、放水は自動でされるみたいです。最初のボタンだけは手動ですが、あとは水圧の力だけで放水すると自慢されてました。
かやぶきの里 一斉放水 開催日 5月20日と12月1日 開催時間 13時半~
一つ一つの家に家紋が入っています。多分そうだと思っていましたが、誰かが質問されたので確認できました。
このようにガイドさんのあとを付いていきます。手前が放水銃で、一軒一軒にありました。
説明を聞くためほぼ付いてましたが、時折列を離れて写真を撮りました。でも説明は聞いてましたよ。
ここのお家は、裏にコスモスが咲いてて、綺麗でした。殆どの茅葺き家で生活されています。そのため洗濯物や布団干しも、そこらで見かけました。
先ほどの説明で、この美山の茅葺きの家は「原則、商家にしない」と言われてました。ここはカフェ・ギャラリ彩花です。
平日で、ガラガラだと思われるかも知れませんが、人を写さないように努力しているだけで、結構多くの観光客が来ています。
田畑こコスモスが咲いており、茅葺きの家とセットで見とれてました。ここでは既に秋が来てました。
ここの道を右に向くと、美山民俗資料館があります。
美山民俗資料館は、頁の関係で次号にお送りします。ボランティアガイドさんはここまでで、帰られました。民俗資料館はツアー料金に含まれているので、ゆっくりじっくり見学しました。(次号につづく)
美山民俗資料館を出たら13時40分でした。再集合時間が14時15分で、まだまだ時間はあります。想像していたより、エリアは狭いですね。全てを見るつもりで、見ていきます。
「美山かやぶきの里」のエリアマップをいただいたので、それを見ながらです。前途しましたが、エリアが狭いので、間違っても迷子になることはありません。
ここはちいさな藍美術館です。
Shopは無料ですが、ここは有料のため入らず外から見学しただけです。
そのまま駐車場の方に向かっているとお宿とみ家がありました。
市内で育った私は、こんな寂しい所では寝られないかも。女房の里もすごい田舎で、夜は恐いくらい寂しかったものです。夜中に鹿の鳴き声に参りました。
この地区では50戸のうち、38戸が茅葺きの家のため全てを紹介しきれません。写真も沢山撮りましたが、これでも厳選しました。
この看板も懐かしいですね。いつもなら早い目に集合場所に戻りますが、今日はギリギリまで見てました。
次回は、美山民俗資料館の内部を紹介します。つづく。
【美山 かやぶきの里 丸型ポスト】
バスを降りると遠くにかやぶきの里が見えてます。この風景を見に来たので楽しみです。
バスガイドさんについて歩いていくとお食事処きたむらの前でストップがかかりました。
事前に聞いていた、地元のボランティアガイドさんが出てこられて、とりあえずその人に付いていきます。
道を横断して、このベンチの前で全員が座りました。
京都市内なら暑くて我慢が必要だったかと思いますが、風が心地良い程度に吹いてて、何より湿気も少なく気温も低いので良かったです。
ベンチに座って撮りました。「この先を早く行きたい」との気持ちを抑えて、話を聞きました。
かやぶきの里のある「北」地区は、1993年(平成5年)12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。日本の原風景が色濃く残っており、また、茅葺きの家がひな壇場に見られることが評価されました。茅葺きの家は38棟あって、その内、4棟は最近建ちました。残りの34棟は150年から200年の歴史を誇っており、随分古い住宅ですが今でも住まわれています。ここの茅葺きの家は、北山型と言います。美山は、入母屋造りで、白川郷は切り妻造りと違うのも特徴と言えます。また、美山は平屋建てで2階・3階はありませんが、白川郷は3階から4階建てとなっています。また白川郷と違って、美山は屋根の組み方が違っています。白川郷は、合唱組と言われていますが、美山は鳥居組とか言われています。美山も白川郷も弱点は、火に弱いことと茅葺きは20年ぐらいしか持たないことです。昔は囲炉裏で火を使ったのでススが出たのが茅葺きには良かったんですが、使わなくなったのが長持しなくなった原因となりました。そのため必ず葺き替えの時期が来るのも仕方ないものです。それと最近は良質の茅が手に入りにくくなりました。ここ美山の茅葺きの屋根には千木(ちぎ)の上に雪割りが乗っているのも特徴で、重石の代わりとなっているようです。昔は茅葺きの家の中に牛を飼ってたのも特徴だったようですね。最後に集落の特徴ですが、一つは茅葺きに人が住んでいること。年間25万人も観光客が来られるが、玄関先で店を出さない。原風景を守るのも集落で決められています。保存地区に指定されたので、国から補助金が出るので茅葺きの葺き替えなどに使われているみたいで感謝を述べられてました。
話が終わると、美山民俗資料館までガイドをしていただけます。ここのボランティアガイドさんは、一般の人が申し込んでもしてくれないそうです。この団体のみ・・・このツアーの特典だそうで良かったです。
写真左の道を緩やかに登って行きます。
ここで最初のビューポイントです。今は珍しくなった丸型ポストと茅葺きの家。何とも言えないですね。
ここは人気があって、盛んに写真を撮られてました。
こちらは丸型ポストと刈り取り前の稲穂です。日本の原風景ですね。
そこから、もう少し登るとお地蔵さんを見つけました。
京都市内に住んでいるとお地蔵さんは珍しくはありませんが、他府県からのツアー客には人気がありました。
それにしても秋が訪れていますね。ススキが咲きだしました。
まだまだ、この道を緩やかに登っていきすが、ここでガイドさんから茅葺きの葺き替えについての説明が入りました。ここの茅葺きの葺き替えは業者さんが行われるため、きっちり仕事はされるみたいです。親類縁者・地域の人達の協力なんかは、ここては無いと言われました。
ここで、放水銃の説明で、中を開けて見せてもらいました。
重要伝統的建造物群保存地区のかやぶきの里では、毎年春と秋に地域住民の火災予防講習と放水銃の一斉点検を行っているそうです。2000年(平成12年)の美山民俗資料館が不審火で全焼したのをきっかけに始まったみたいです。この集落には全62基あって、放水は自動でされるみたいです。最初のボタンだけは手動ですが、あとは水圧の力だけで放水すると自慢されてました。
かやぶきの里 一斉放水 開催日 5月20日と12月1日 開催時間 13時半~
一つ一つの家に家紋が入っています。多分そうだと思っていましたが、誰かが質問されたので確認できました。
このようにガイドさんのあとを付いていきます。手前が放水銃で、一軒一軒にありました。
説明を聞くためほぼ付いてましたが、時折列を離れて写真を撮りました。でも説明は聞いてましたよ。
ここのお家は、裏にコスモスが咲いてて、綺麗でした。殆どの茅葺き家で生活されています。そのため洗濯物や布団干しも、そこらで見かけました。
先ほどの説明で、この美山の茅葺きの家は「原則、商家にしない」と言われてました。ここはカフェ・ギャラリ彩花です。
平日で、ガラガラだと思われるかも知れませんが、人を写さないように努力しているだけで、結構多くの観光客が来ています。
田畑こコスモスが咲いており、茅葺きの家とセットで見とれてました。ここでは既に秋が来てました。
ここの道を右に向くと、美山民俗資料館があります。
美山民俗資料館は、頁の関係で次号にお送りします。ボランティアガイドさんはここまでで、帰られました。民俗資料館はツアー料金に含まれているので、ゆっくりじっくり見学しました。(次号につづく)
美山民俗資料館を出たら13時40分でした。再集合時間が14時15分で、まだまだ時間はあります。想像していたより、エリアは狭いですね。全てを見るつもりで、見ていきます。
「美山かやぶきの里」のエリアマップをいただいたので、それを見ながらです。前途しましたが、エリアが狭いので、間違っても迷子になることはありません。
ここはちいさな藍美術館です。
Shopは無料ですが、ここは有料のため入らず外から見学しただけです。
そのまま駐車場の方に向かっているとお宿とみ家がありました。
市内で育った私は、こんな寂しい所では寝られないかも。女房の里もすごい田舎で、夜は恐いくらい寂しかったものです。夜中に鹿の鳴き声に参りました。
この地区では50戸のうち、38戸が茅葺きの家のため全てを紹介しきれません。写真も沢山撮りましたが、これでも厳選しました。
この看板も懐かしいですね。いつもなら早い目に集合場所に戻りますが、今日はギリギリまで見てました。
次回は、美山民俗資料館の内部を紹介します。つづく。
【美山 かやぶきの里 丸型ポスト】