異彩を放つ本堂 十念寺へ

今年の2月に寺町 阿弥陀寺に行った帰りです。

阿弥陀寺を出て、寺町通り南に歩いていると、ひときわ異彩を放つ本堂が目にとまりました。建築家としても知られる大阪・一心寺の高口恭行住職の設計により,1993年(平成5年)に竣工した近代的な寺院建築で有名な十念寺です。

400年あまり前、豊臣秀吉が市中の寺社をこの地に集めたことから「寺町通」と名付けられだけに古刹が並んでいます。そして注意深く十念寺を探していると山門が見えてきました。

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山門から近代建築の本堂が見えています。この日は阿弥陀寺に行く予定にしてたので、帰りには寄るつもりでした。

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観光寺院では無いので、これ以上は入れませんでした。ただ充分、本堂は見えています。

1431年(永享3年)、後亀山天皇の皇子であった真阿のために足利6代将軍・義教が誓願寺(元誓願寺小川)に住房宝樹院を建てたのが始まりとされます。1536年(天文5年)に焼失、1591年(天正18年)現在地に移りました。西山浄土宗に属し,本堂には平安時代の作で旧雲居寺(うんごじ)にあった仏像の頭部をもつ阿弥陀如来座像や,開基真阿像などが安置され,室町時代の説話絵である仏鬼軍絵巻1巻が重要文化財に指定されています。

本堂内に入れないのは分かってましたが、門からしか見られないかと・・・少しガッカリして門を下がると駐車場があって・・・そこから本堂がはっきり見えました。

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西面して建っておりお昼頃に来たので、ちょうど良かったです。ビザンティン様式を取入れた集中式ドームの建物で、現在でも正教会の聖堂やイスラム教のモスクにも見られる様式だそうです。入ったことがありませんが、堂内は三方のハイサイドライトから採光され、本尊の阿弥陀像が浮かび上がっているそうです。

噂で聞いてたとおりの異様な本堂でした。こうなると一度内部も覗いてみたくなりますね

昨日、京都府北部の綾部市や福知山市で猛烈な雨が降りました。福知山から通ってる会社の人は、山陰線が不通となったため来られませんでした。今年は局地的な大雨が多いですね。昨日は私も通勤時に猛烈な雨に見舞われました。駅を降りて会社まで約10分。前が見えなくなるほどの大雨で、そのまま帰りたくなりましたが、仕事なんで・・・。着くと何名かはびしょ濡れ。ワイシャツを脱いだり靴下を脱いだり大変でした。



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