京都浄土宗寺院 特別大公開 青龍寺へ

京都にある浄土宗寺院が特別に公開されるというプレイベントが平成26年10月1日(水)~10月18日(土) までありました。

京都府下の浄土宗寺院の中で50寺院が大公開されるというイベントでしたが、殆どが初めて聞く寺院でした。そのうえ公開日や公開時間は各寺院毎に異なってて・・・平日の一日のみで、しかも公開時間が2時間しかない寺院もあったりして・・・すべて回るのは物理的に無理があるので、行けそうな寺院をピックアップして行くことにしました。

その第一弾が、この日訪れた洛陽三十三所観音巡礼 第九番札所 青龍寺です。2006年(平成18年)に洛陽三十三所は回りました。青龍寺は、それ以来の訪問となりました。

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平日でも多くの人が訪れてました。これは予想外でしたが、通常非公開の寺院が見られるとあっては、訪れる人が多かったのも納得です

東寺東門からバスに乗って、東山安井で降りました。来た道を少しだけ戻り安金比羅宮の信号を渡り、そのまま東に進むと右手に青龍寺があります。普段は誰も訪れる人は見かけませんが、今日は次から次ぎから入っていまかれます。

表門を入って左手に進めば本堂があります。

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普段の本堂は閉まってて上がることができません。

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それが本堂が開いています。もちろん靴を脱いで上がりました。

堂内は撮影禁止でした。「伽羅観音」の通称で親しまれてる本尊の聖観音菩薩立像を初めて見ることができました。堂内では特に案内もありませんでしたので、お参りをして出ました。今日は朱印を本堂で受付されてました。私は前途したとおり、洛陽三十三所で廻っているのでスタンプラリーだけ押してもらいました。(5ケ寺廻ると、法然上人ゆかりの散華がもらえます)

青龍寺の公開は、10月8日(水) 10時から15時で、拝観料は無料でした。

本堂内は狭かったので長居は出来ません。本堂の前に小さな庭がありますが、そこに法然上人ゆかりの念仏石があります。

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法然上人の門弟・見仏が後白河法皇追善回願のため、法然を招いて六時礼讃を勤めたとき、同じく門弟の住蓮安楽が鐘の代わりに叩いたと言われています。800年前に落ちた隕石との言い伝えもあるそうです。念仏石は大小あって、小さい方を今回の本堂公開で見ることができました。

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本堂前の小さな庭園です。前回2006年6月訪問時は、紫陽花が咲いてました。

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普段はここでインターホンを押して、朱印をいただきます。

青龍寺(せいりゅうじ)は、桓武天皇の勅により長岡宮近郊に創建された大宝寺にはじまり、平安遷都と共に現在地に移り、六時礼讃別時念仏の道場となって引導寺、その後青龍寺と改称されました。本尊聖観世音菩薩は、唐の徳宗皇帝より献上された香木伽羅を、桓武天皇の勅命を以って伝教大師(最澄)が彫刻されたと伝えられています。浄土宗、洛陽三十三カ所観音巡礼第九番札所。

この日、五条坂周辺で公開された寺院は6ケ寺でした。ここを出たのが13時30分過ぎ。公開時間が15時まで。まだ廻れる時間でしたが、残りは断念しました。ここに来るまでずっと考えて悩んでたことですが、ここから円山公園の北にあって知恩院の近くにある、もう一つの公開寺院である良正院に行くことを選択しました。つづく。

【青龍寺 本堂】



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