京都浄土宗寺院 特別大公開 良正院へ

青龍寺を出てそのまま少し登りながら東へ進みます。このまま進むと坂本龍馬の墓所まで行けるので、周辺の人通りは多いです。途中、東へ進むと高台寺や円徳院がある、ねねの小路の石畳を歩きます。ここまで来ると平日と思えないほど修学旅行生や観光客で賑わってます。そのまま北に進んで円山公園を通過。雄大な知恩院の三門も通過し、青蓮院まで行きませんが、その手前に良正院があります。

ここは10月5日(日)に行く予定でした。しかし台風18号が近づいてて、天気予報も悪かったので断念しました。この京都浄土宗寺院 特別大公開で唯一名前を知ってた寺院でした。(通常拝観している清涼寺・化野念仏寺・直指庵は除く)

初めて良正院を゜知ったのは、「2013年年5月21日、国の重要文化財に指定されている表門の前に駐車していた乗用車に、飲酒運転の乗用車が突っ込み、表門が大破した。」と言うニュース映像で知りました。徳川家康の次女・督姫の菩提寺だったんですね。それを聞いてから興味を持ちましたが調べても非公開寺院で、そのうち忘れてました

青龍寺から歩いて15分で良正院に着きました。あの表門(重要文化財)も修復されてますが・・・。

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それにしても門の内外に車やバイク、自転車が止まってて・・・表門以外は古寺の雰囲気は全くありません。

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入る前に表門をじっくり見てみましたが、一部綺麗になっているところがあるのが分かりました。綺麗に修復されましたね。

良正院は、池田忠雄(ただかつ)が母親の良正院(徳川家康の次女督姫(とくひめ)・備前藩主池田輝政の室)を弔うために1631年(寛永8年)に建立。良正院が徳川家康の娘であったことや池田家の援助もあって江戸時代を通じて知恩院山内で有数の寺格、寺基を有してました。本堂(客殿)や表門も、その頃に建立され、ともに国の重要文化財に指定されています。本堂の中央が「松の間」と言い奥に仏間「杉の間」を設け本尊の阿弥陀如来や良正院他多くの位牌を安置されています。また、広い縁側の廊下は鶯張りになってました。

表門を入ると右側に鉄筋の建物。左手に本堂に入る玄関がありました。

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入ると受付があって、拝観料300円を納めます。朱印はされてないようで断られました。

今回の京都浄土宗寺院 特別大公開で、数少ないと言うか唯一拝観料が必要な寺院でした。(通常拝観をしている寺院を除く) 公開期間は10月1日(水)~10日(金) 10時~15時 拝観料300円でした。

入ると本本堂内は誰も居ません。独占でした。特別拝観では必ずと言ってもいいほど看板が立っています。知らない人でも、看板を見て来られますが、青龍寺でも感じたことですが、何もないんですね。こではイベントを知った人しか来られないでしょう。

受付の後は残念ながら撮影禁止でした。ただこのイベントが始まる前にメディアに公開されました。

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京狩野の祖・山楽の息子が描いたとされる襖絵です。

良正院に残る江戸時代の襖絵を、京狩野の祖・山楽の息子(山雪・京狩野の2代目)が描いたと推定する論文を兵庫県立歴史博物館学芸員の五十嵐公一さん(49)が発表されました。寺の記録に残る謎の絵師「三益(さんえき)」を、山楽の息子「伊織(いおり)」と見立てており、近年、関心が高まっています。

襖絵は見応えあり独占で、ゆっくり見られました。ただ説明してほしかったが本音です。今後公開があるかどうか知りませんが・・・貴重な物を見られて納得して出ました。

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本堂を出たら庭を見に行きました。そんなに手入れが行き届いてるとは思えませんでしたが、せっかく来たので隅々まで

そこから見た本堂(重要文化財)の全景です。

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ここだけ見るとお寺に見えますが、少し目を横にすれば雰囲気はありませんね。何度も言いますが車の駐車が景観をだいなしにしてました。

そこは観光寺院ではないので仕方ないのでしょうね。ここを出たら13時50分になってました。まだ15時には時間がありましたが、天気が良いので気温も高かったし湿気もあって戻るつもりはありません。そこでまだ食べてなかった昼食をいただくことにしました。つづく。



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