将軍塚青龍殿 青不動御開帳記念の青蓮院門跡(後編)へ

舞台からの眺望を楽しんだあとは、もう一つの見所である日本庭園に向かいました。その前に将軍塚を見てからです。

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桓武天皇が都の鎮護のために、高さ2.5㍍程の将軍の像を土で作り、鎧甲を着せ鉄の弓矢を持たせ、太刀を帯させ、塚に埋めるよう命じらました。これが、この塚を「将軍塚」と呼ぶ由来とだそうです。また、「将軍塚」は、国家の大事があるとき鳴動したという伝説も残っています。

この将軍塚も綺麗になりました。以前の将軍塚は・・・・。

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木の柵で囲われてました。木も雑草もほったらかし・・・そんな感じでした。

次ぎに、この先の西展望台に上がり、途中の階段から将軍塚を撮ってみました。

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上から見ても綺麗に整備されたことが分かります。

次ぎに上から見た、青龍殿で、奥に舞台も見えています。

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左端に比叡山を望み、廻りの木々が色づき始めた紅葉も綺麗です。

そして目を反対側に向けると、そこには日本庭園が見えています。

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ここは市内より標高が高いので色づきは早いです。

階段を上がりきると展望台がありますが、手前の木々が邪魔で眺望はよくありません。

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京都タワーも見えなくはありませんが・・・残念です。

ここでは展望台で長居せず、下に降りました。次ぎに日本庭園の散策です。

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この門が入口です。知らなかったことですが、ここを入ると次ぎは出口で、外に出てしまいます。

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飛び石が続き、素敵な庭園に生まれ変わりました。

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水は流れていませんが・・・と言うより水を流すんでしょうかね。

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もう少し紅葉が進めば、見事な光景となるでしょう・・・多分です

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今日は、紅葉を期待してた訳ではありません。まだまだ早いのは分かってました。奥は、庭園内から見た将軍塚です。

庭園は、まだまだ奥行きがあります。

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この先は青龍殿の前を通ります。

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一旦は、青龍殿前に出ます。前編で取り上げた一念松はここにあります。

そして早稲田大学創設者の大隈重信お手植え松がありました。

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大隈重信が植樹して約100年、四代目だそうです。大きな石碑に書いてありました。

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この先は枯山水庭園がある筈です。綺麗に整備された庭には苔や石灯籠も似合います。

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石仏群もありましたが、以前からあったどうか記憶がさだかじゃありません

以前の記憶では、枯山水庭園があったのを覚えてました。やっと見つけた・・・と思いました。ここの作庭は中根金作によるものです。

※.中根金作の代表作・・・城南宮楽水苑、妙心寺退蔵院余香苑 足立美術館庭園など

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もう少しで、ここも真っ赤に染まるんでしょう。ここは紅葉の時期でも、交通の便が悪るいので人は少ないと聞きてますが、今季は多いでしょうね。

最後に枯山水庭園を見たら出口に出てしまいました。

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ここを出ても、先ほどの半券を持っているので、再入場できました。まだバスの時間まで15分程度あったので、もう一度舞台には行きました。

帰りは、知恩院まで歩いて降りるつもりでした。しかし青蓮院から上がってきたシャトルバスがやってきました。シャトルバス・・・私は、マイクロバスのような小型バスを思い浮かべてたんです。狭いし窮屈だし・・・それで歩くつもりでしたが予想外でした。係の人に聞けば「大日堂でバス券を購入してほしい」と言われたので、再び大日堂へ。

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ここで片道のバス券100円を購入し、バスに向かいました。

写真では遠くに見えますが、大日堂のすぐ横です。京都定期観光バスでお馴染みの京阪バスが運行してました。

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片道100円です。10時ちょうどに出発しました。驚くことにバスの中はほとんど空席がありません。

バスは東山ドライブウェイから三条通りから仁王門通りに入り、神宮通りを左折し青蓮院の門前に10分足らずで着きました。私はセット券を買ってますが、今日は行きません。後日空いてる時に行こうと思ってます。それと・・・今日は、もう一つ目的がありました。そちらに急ぎます。つづく。

【将軍塚】



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