第50回記念 京都非公開文化財特別公開 知恩院 大方丈・小方丈・方丈庭園へ
青蓮院の前でバスを降りて南に下がります。目的地は第50回記念 京都非公開文化財特別公開中の知恩院です。大方丈・小方丈・方丈庭園が特別に公開されていました。
いつも知恩院に雄大な国宝・三門から入りますが、今日は青蓮院から来たので黒門から入ります。
恥ずかしながらこの門をくぐるのは初めてです。やっぱり知恩院に行くには三門から男坂か女坂を登るでしょう。
ここからは階段を登ります。私は大丈夫ですが、結構きついんですよね。知恩院では、三門石段下から御影堂前までシャトルバス(マイクロバス)も運行されてます。
そして北門が見えてきました。振り返ると京都市街地が見えるんです。
こちらは、昨年の10月12日に知恩院文化財特別鑑賞で来ました。集合時間まで、こちらで待たせてもらったんです。
現在も御影堂は工事中のため拝観できません。その工事現場は知恩院文化財特別鑑賞で見せてもらいました。
特別拝観の入口は、現在仮本堂となっている集会堂(法然上人御堂)(重要文化財)です。
看板が出ててますが、多分ここだろうと思って来たので正解でした。
集会堂(しゅうえどう)は、1635年(寛永12年)に建立されましたが、近年2005年(平成17年)から半解体修理され、2013年(平成23年)が完成しました。現在は、御影堂が大修理中のため、仮本堂となっています。
入ると受付があるかと思いましたが、靴を脱いで上がります。そして千畳敷といわれるほど広い堂内を横切ります。堂内ではお経をあげられ、檀家さんが座ってます。しかし横切るしか行けません。仕方ないので堂々と横切りました。その奥に大方丈があって、その手前に臨時受付がありました。そこで拝観料800円を・・・と言いたいところ、ここでは会社の同僚にいただいた拝観券を出しました。先日会社で「非公開寺院の拝観券をもらったんやけど、行く」と聞かれたので、「行く」と即答したわけです。しかし・・・拝観の手引きは・・・売り切れでありませんでした。案内人から「ここの主催・古文化保存協会の会員なら引換券で後日、返られます」と言われましたが・・・。
ここで少し脱線ですが、この京都古文化保存協会の会員になろうと、HPから申し込みしたんですが、梨の礫でした。申し込んでも連絡(申込書)が来ないような協会は信用できません。今回は諦めました。
大方丈と小方丈は、昨年10月12日の知恩院文化財特別鑑賞で、じっくりたっぷり解説付きで見せてもらいました。写真は撮影禁止でありません。しかし御殿のような豪華さと狩野派の襖絵など見所が多く、見てて飽きません。
看板の写真しかありませんが、大方丈の上段の間です。
知恩院大方丈・小方丈は、1633年(寛永10年)の焼失後、1643年(寛永18年)頃までに大規模修復工事によって再建されました。徳川家康が生母・於大の方の菩提を弔うため寺の拡張を命じたこともあって大方丈は、将軍家や武家の賓客を迎えるための御殿なみに豪華さと格式をそなえています。また、大方丈・小方丈には狩野派の絵師によって大障壁画も残されています。
大方丈と小方丈を学生ガイドさんの解説付きでゆっくり見学したあとは、方丈庭園の見学です。
ここから自分の靴に履き替えて庭に降ります。
そこから左を見ると集会堂の屋根だけ見えています。
ここから庭園に入ります。御影堂の修復工事が始まるまでは、庭園拝観として、いつでも見られたのですが、今は集会堂の中からしか行けないので、こうして特別拝観時にしか見られなくなりました。
門を出ると先ほど内部を見学した大方丈の外観を目にします。
この方丈庭園は私にとって久し振りの訪問です。2010年以来4年振りです。この方丈庭園は、江戸初期に改修された池泉鑑賞式庭園となっています。
紅葉の時期には少し早かったですが、綺麗なんでしようね。昨年の知恩院文化財特別鑑賞で、案内の僧侶さんが「御影堂の工事のため手入れがされたてない」と言われてました。あれから手入れされたんでしょうけど、以前はもっと綺麗だったように記憶してます。
振り返ると工事中の御影堂が見えます。御影堂の工事が終わると綺麗な庭園も蘇るのでしょう。
大方丈沿いに奥へ進みます。少し色づき始めたモミジを見ながら。
この方丈庭園は、一説には小堀遠州作とも言われていますが、妙蓮寺玉渕坊と量阿弥の作とも言われています。瓢箪形の泉水と、石組と苅込の配置は、東山山麓を借景に趣向をこらしています。
庭に降りる人が少なく、途中で一人にすれ違っただけでした。この庭園を独り占めです。そして小方丈までやってきました。
ここも先ほど内部を見学させてもらいました。
この小方丈前の庭園は、二十五菩薩の庭と言います。
知恩院所有の国宝「阿弥陀如来二十五菩薩来迎図」を元にしたもので、石は阿弥陀如来と二十五菩薩を、植え込みは来迎雲を表してます。
その先が権現堂があります。
以前の拝観時には、この先(門の先)にも行けました。その時には、家康・秀忠・家光の霊を祀ってて、瓦の門は、徳川家の葵の御紋でした。
そして、この先の山亭庭園に出られた訳です。しかし行けません。どうりで、一人すれ違った訳です。ここから引き替えします。そして出口まで戻りましたが、誰も出会いません。結局ほぼ独占でした。
出口の前に佛足石を見つけました。
この先に旧拝観入り口がありますが、工事中のため閉まっています。当たり前ですが。
そこから集会堂の大広間を通って玄関まで戻りましたが、その千畳敷では僧侶の方が大勢の檀家さんの前で知恩院の話をされてました。しかし帰るには横切るしかありません。前ではマイクを持った僧侶さん。それを聞く椅子に座った大勢の檀家の方。そこを横切るには勇気がいります。しかし帰るためには・・・横切りました。もう勘弁して・・・そんな感じでしたが、今度は玄関で修学旅行生が入って来ました。今度は通り過ぎるのを待つしかありません。さすがに浄土宗総本山の知恩院です。
帰りは三門から帰る事にしました。以前このブログで、良正院の帰りに三門の工事を目撃しました。
そして・・・今日男坂から降りようとしたら・・・三門が工事中です。
男坂は降りることは出来ますが、通り抜けは出来ません。
そのため女坂から降りました。途中、三門の工事を確認しながらです。
普段は非公開ですが、春と秋に必ず公開されてましたが、今年の秋はありませんでした。原因はこれだったんです。
今日はこれで、帰りました。まだ青蓮院のチケットは持ってます。12月23日までには再訪したいです。
【知恩院 方丈庭園】
いつも知恩院に雄大な国宝・三門から入りますが、今日は青蓮院から来たので黒門から入ります。
恥ずかしながらこの門をくぐるのは初めてです。やっぱり知恩院に行くには三門から男坂か女坂を登るでしょう。
ここからは階段を登ります。私は大丈夫ですが、結構きついんですよね。知恩院では、三門石段下から御影堂前までシャトルバス(マイクロバス)も運行されてます。
そして北門が見えてきました。振り返ると京都市街地が見えるんです。
こちらは、昨年の10月12日に知恩院文化財特別鑑賞で来ました。集合時間まで、こちらで待たせてもらったんです。
現在も御影堂は工事中のため拝観できません。その工事現場は知恩院文化財特別鑑賞で見せてもらいました。
特別拝観の入口は、現在仮本堂となっている集会堂(法然上人御堂)(重要文化財)です。
看板が出ててますが、多分ここだろうと思って来たので正解でした。
集会堂(しゅうえどう)は、1635年(寛永12年)に建立されましたが、近年2005年(平成17年)から半解体修理され、2013年(平成23年)が完成しました。現在は、御影堂が大修理中のため、仮本堂となっています。
入ると受付があるかと思いましたが、靴を脱いで上がります。そして千畳敷といわれるほど広い堂内を横切ります。堂内ではお経をあげられ、檀家さんが座ってます。しかし横切るしか行けません。仕方ないので堂々と横切りました。その奥に大方丈があって、その手前に臨時受付がありました。そこで拝観料800円を・・・と言いたいところ、ここでは会社の同僚にいただいた拝観券を出しました。先日会社で「非公開寺院の拝観券をもらったんやけど、行く」と聞かれたので、「行く」と即答したわけです。しかし・・・拝観の手引きは・・・売り切れでありませんでした。案内人から「ここの主催・古文化保存協会の会員なら引換券で後日、返られます」と言われましたが・・・。
ここで少し脱線ですが、この京都古文化保存協会の会員になろうと、HPから申し込みしたんですが、梨の礫でした。申し込んでも連絡(申込書)が来ないような協会は信用できません。今回は諦めました。
大方丈と小方丈は、昨年10月12日の知恩院文化財特別鑑賞で、じっくりたっぷり解説付きで見せてもらいました。写真は撮影禁止でありません。しかし御殿のような豪華さと狩野派の襖絵など見所が多く、見てて飽きません。
看板の写真しかありませんが、大方丈の上段の間です。
知恩院大方丈・小方丈は、1633年(寛永10年)の焼失後、1643年(寛永18年)頃までに大規模修復工事によって再建されました。徳川家康が生母・於大の方の菩提を弔うため寺の拡張を命じたこともあって大方丈は、将軍家や武家の賓客を迎えるための御殿なみに豪華さと格式をそなえています。また、大方丈・小方丈には狩野派の絵師によって大障壁画も残されています。
大方丈と小方丈を学生ガイドさんの解説付きでゆっくり見学したあとは、方丈庭園の見学です。
ここから自分の靴に履き替えて庭に降ります。
そこから左を見ると集会堂の屋根だけ見えています。
ここから庭園に入ります。御影堂の修復工事が始まるまでは、庭園拝観として、いつでも見られたのですが、今は集会堂の中からしか行けないので、こうして特別拝観時にしか見られなくなりました。
門を出ると先ほど内部を見学した大方丈の外観を目にします。
この方丈庭園は私にとって久し振りの訪問です。2010年以来4年振りです。この方丈庭園は、江戸初期に改修された池泉鑑賞式庭園となっています。
紅葉の時期には少し早かったですが、綺麗なんでしようね。昨年の知恩院文化財特別鑑賞で、案内の僧侶さんが「御影堂の工事のため手入れがされたてない」と言われてました。あれから手入れされたんでしょうけど、以前はもっと綺麗だったように記憶してます。
振り返ると工事中の御影堂が見えます。御影堂の工事が終わると綺麗な庭園も蘇るのでしょう。
大方丈沿いに奥へ進みます。少し色づき始めたモミジを見ながら。
この方丈庭園は、一説には小堀遠州作とも言われていますが、妙蓮寺玉渕坊と量阿弥の作とも言われています。瓢箪形の泉水と、石組と苅込の配置は、東山山麓を借景に趣向をこらしています。
庭に降りる人が少なく、途中で一人にすれ違っただけでした。この庭園を独り占めです。そして小方丈までやってきました。
ここも先ほど内部を見学させてもらいました。
この小方丈前の庭園は、二十五菩薩の庭と言います。
知恩院所有の国宝「阿弥陀如来二十五菩薩来迎図」を元にしたもので、石は阿弥陀如来と二十五菩薩を、植え込みは来迎雲を表してます。
その先が権現堂があります。
以前の拝観時には、この先(門の先)にも行けました。その時には、家康・秀忠・家光の霊を祀ってて、瓦の門は、徳川家の葵の御紋でした。
そして、この先の山亭庭園に出られた訳です。しかし行けません。どうりで、一人すれ違った訳です。ここから引き替えします。そして出口まで戻りましたが、誰も出会いません。結局ほぼ独占でした。
出口の前に佛足石を見つけました。
この先に旧拝観入り口がありますが、工事中のため閉まっています。当たり前ですが。
そこから集会堂の大広間を通って玄関まで戻りましたが、その千畳敷では僧侶の方が大勢の檀家さんの前で知恩院の話をされてました。しかし帰るには横切るしかありません。前ではマイクを持った僧侶さん。それを聞く椅子に座った大勢の檀家の方。そこを横切るには勇気がいります。しかし帰るためには・・・横切りました。もう勘弁して・・・そんな感じでしたが、今度は玄関で修学旅行生が入って来ました。今度は通り過ぎるのを待つしかありません。さすがに浄土宗総本山の知恩院です。
帰りは三門から帰る事にしました。以前このブログで、良正院の帰りに三門の工事を目撃しました。
そして・・・今日男坂から降りようとしたら・・・三門が工事中です。
男坂は降りることは出来ますが、通り抜けは出来ません。
そのため女坂から降りました。途中、三門の工事を確認しながらです。
普段は非公開ですが、春と秋に必ず公開されてましたが、今年の秋はありませんでした。原因はこれだったんです。
今日はこれで、帰りました。まだ青蓮院のチケットは持ってます。12月23日までには再訪したいです。
【知恩院 方丈庭園】