『天台宗 宗祖・智証大師生誕1200年 慶讃大法会』の三井寺(後編)へ
大師堂から観音堂まで紅葉の参道を歩いて行きます。
広い境内を歩いて5分はかかります。その間、紅葉を見て楽しめました。
観音堂には、最後に階段が待っています。お年寄りには気の毒ですが、頑張って登るしかありません。
階段を上がると大きなお堂を目にします。正面に回り込んで観音堂を撮りました。
西国三十三箇所観音霊場の第十四番礼所として、何度か来ました。何度か火災にあって、1689年(元禄2年)の再建です。
ここの本尊が如意輪観音像で33年毎に公開される秘仏ですが、『天台宗 宗祖・智証大師生誕1200年 慶讃大法会』の記念事業として、開扉されました。次の公開は28年後だそうです。
それでは堂内に入ってみます。入ると左手に臨時の受付があって、そこで特別拝観券を見せます。そしてたらお堂の奥へ行くように案内されたので、奥に進んで行きます。
如意輪観音坐像(重要文化財) 本尊は一面六臂の密教系の変形観音像です。円満で優しい顔を少し右に傾け、右手一手の指の甲を頬に当て、 右膝を立てる姿は優美で端正です。 頭を飾る大きな透かし彫りの宝冠や瓔珞は後世のもので、 流麗な本像には荷が勝ちすぎるようにも思われます。
もちろん撮影禁止のため写真はありません。看板でも撮っておいたら良かったと帰ってから後悔・・・看板ってあったかなぁ・・・。如意輪観音坐像の前で僧侶の方にいろいろ質問したら、丁寧に答えていただきました。まだ団体がいなかったので、ゆっくり見せてもらいました。そして次ぎに観音堂の書院に移動して、『井浦新 写真展~三井寺鑽仰~』を見学です。
井浦新 写真展は無料で見られます。写真展の見学だけなら、ここから入ることが出来ます。
書院の玄関を出ると目の前が鐘楼でした。
普段から入れるのかどうか知りませんが、扉が開いてたので入ってみました。
小さな階段もあったので登ってみました。恐かったので直ぐに降りましたが。
ここに来るまで階段を登ってきました。と言うことは眺望も期待できると言うことです。
ここから浜大津の市街地と琵琶湖を望むことができます。
大津の職場からここ三井寺の観音堂の展望台が見えてました。毎朝だったか週に一回だったか記憶が定かじありませんが、屋上での朝礼時に見えていたのを思い出しました。
この辺りは西国第十四番札所の観音堂を中心とする南院札所伽藍と言います。もう少しここを散策します。先ずは観月舞台(県指定文化財)から。
ここは入ることができません。ここから名月を見るのも良いでしょうね。
その隣が百体堂(県指定文化財)です。
堂内の中央に三井寺観音堂(正法寺)本尊と同じ如意輪観音像を安置。その左右に西国礼所の三十三観音像を二段に祀ってあるそうです。また、右には坂東三十三ヶ所、左には秩父三十四ヶ所の本尊を安置し、 合わせて百体の観音像を安置することから百体堂と呼ばれいます。
最後に絵馬堂です。
眼下に浜大津の市街地。遠くに琵琶湖を一望でき、時間あれば暫く休憩したかったです。
ここより高い展望所があり途中まで階段を上がりましたが、まだ後一ヶ所、共通券が使える場所が残っているので途中でやめました。
再び階段を降りますが、下から団体が上がってくるのが分かりました。お年寄りの方も、ここでは一生懸命上がって来られます。
階段を降りると直ぐの所にある毘沙門堂です。
ここは以前、紅葉の時にきたら、一面真っ赤に染まってました。それを覚えてたので、少々ガックリです。
2006年11月下旬の訪問時には・・・こうでした。
このページの頭の紅葉の参道には童地蔵もありました。京都より大津の方が紅葉は進んでるかと思うんですが、まだ早かったみたいです。
そのまま進むと真新しい文化財収蔵庫が見えてきました。
ここが最後の共通券の使用です。中では国宝・勧学院客殿の襖絵が展示されてました。
三井寺 収蔵庫は、寺宝を一般公開するため、宗祖・智証大師生誕1200年記念事業として建設。国宝・観学院客殿の狩野光信による襖絵39面をはじめ十一面観音立像など重要文化財13件53点が展示されています。
その向かいが微妙寺で三井寺の別所と書いてありました。
湖国十一面観音霊場第一番札所のご本尊として、十一面観音立像が安置されています。
この『天台宗 宗祖・智証大師生誕1200年 慶讃大法会』の期間中に、通常非公開の光浄院客殿と勧学院客殿が特別に公開されています。光浄院客殿は、昨年行きました。そして、今回は勧学院客殿に行くつもりでした。
こちらが勧学院客殿の入口です。ここの襖絵と庭園を見るつもりでした。しかし先ほど、収蔵庫で本物を見てしまいました。
門を入って拝観受付まで行きました。受付より「狩野光信の襖絵はレプリカで、本物は収蔵にあります」と話されました。「先ほど収蔵庫で見て来ました」と答えて、「庭園の写真は撮れますか」と尋ねたら、「遠慮してもらってます」と。400円の拝観料もったいないので、ここでUターンしました。
三井寺の紅葉は、例年ならもっと綺麗です。会社の人が三井寺の近くから通われてて「今年の三井寺の紅葉は色が悪いわ」と話されてました。私も来て見て、今年は色づきが悪いように思いました。
そして個人では、2006年11月以来の三井寺を出ました。しかし、手ぶらでは帰りません。レストラン&土産物『風月』に寄りました。
ここで何点か買って帰りました。もう少し時間が遅かったら食事しても良かったんですが、までお腹は空いてないので、京都に戻ってから取ることにしました。
ここから京阪電車「三井寺駅」まで歩いて、大津京駅から京都に戻りました。帰りに歩く気力は残って無かったです。本当なら坂本の紅葉の名所を巡るのも考えましたが、ここで秘仏を堪能しお腹が一杯になったのと歩き疲れもあっで、やめました。来年以降に楽しみは取っておきます。
【三井寺 観音堂】
広い境内を歩いて5分はかかります。その間、紅葉を見て楽しめました。
観音堂には、最後に階段が待っています。お年寄りには気の毒ですが、頑張って登るしかありません。
階段を上がると大きなお堂を目にします。正面に回り込んで観音堂を撮りました。
西国三十三箇所観音霊場の第十四番礼所として、何度か来ました。何度か火災にあって、1689年(元禄2年)の再建です。
ここの本尊が如意輪観音像で33年毎に公開される秘仏ですが、『天台宗 宗祖・智証大師生誕1200年 慶讃大法会』の記念事業として、開扉されました。次の公開は28年後だそうです。
それでは堂内に入ってみます。入ると左手に臨時の受付があって、そこで特別拝観券を見せます。そしてたらお堂の奥へ行くように案内されたので、奥に進んで行きます。
如意輪観音坐像(重要文化財) 本尊は一面六臂の密教系の変形観音像です。円満で優しい顔を少し右に傾け、右手一手の指の甲を頬に当て、 右膝を立てる姿は優美で端正です。 頭を飾る大きな透かし彫りの宝冠や瓔珞は後世のもので、 流麗な本像には荷が勝ちすぎるようにも思われます。
もちろん撮影禁止のため写真はありません。看板でも撮っておいたら良かったと帰ってから後悔・・・看板ってあったかなぁ・・・。如意輪観音坐像の前で僧侶の方にいろいろ質問したら、丁寧に答えていただきました。まだ団体がいなかったので、ゆっくり見せてもらいました。そして次ぎに観音堂の書院に移動して、『井浦新 写真展~三井寺鑽仰~』を見学です。
井浦新 写真展は無料で見られます。写真展の見学だけなら、ここから入ることが出来ます。
書院の玄関を出ると目の前が鐘楼でした。
普段から入れるのかどうか知りませんが、扉が開いてたので入ってみました。
小さな階段もあったので登ってみました。恐かったので直ぐに降りましたが。
ここに来るまで階段を登ってきました。と言うことは眺望も期待できると言うことです。
ここから浜大津の市街地と琵琶湖を望むことができます。
大津の職場からここ三井寺の観音堂の展望台が見えてました。毎朝だったか週に一回だったか記憶が定かじありませんが、屋上での朝礼時に見えていたのを思い出しました。
この辺りは西国第十四番札所の観音堂を中心とする南院札所伽藍と言います。もう少しここを散策します。先ずは観月舞台(県指定文化財)から。
ここは入ることができません。ここから名月を見るのも良いでしょうね。
その隣が百体堂(県指定文化財)です。
堂内の中央に三井寺観音堂(正法寺)本尊と同じ如意輪観音像を安置。その左右に西国礼所の三十三観音像を二段に祀ってあるそうです。また、右には坂東三十三ヶ所、左には秩父三十四ヶ所の本尊を安置し、 合わせて百体の観音像を安置することから百体堂と呼ばれいます。
最後に絵馬堂です。
眼下に浜大津の市街地。遠くに琵琶湖を一望でき、時間あれば暫く休憩したかったです。
ここより高い展望所があり途中まで階段を上がりましたが、まだ後一ヶ所、共通券が使える場所が残っているので途中でやめました。
再び階段を降りますが、下から団体が上がってくるのが分かりました。お年寄りの方も、ここでは一生懸命上がって来られます。
階段を降りると直ぐの所にある毘沙門堂です。
ここは以前、紅葉の時にきたら、一面真っ赤に染まってました。それを覚えてたので、少々ガックリです。
2006年11月下旬の訪問時には・・・こうでした。
このページの頭の紅葉の参道には童地蔵もありました。京都より大津の方が紅葉は進んでるかと思うんですが、まだ早かったみたいです。
そのまま進むと真新しい文化財収蔵庫が見えてきました。
ここが最後の共通券の使用です。中では国宝・勧学院客殿の襖絵が展示されてました。
三井寺 収蔵庫は、寺宝を一般公開するため、宗祖・智証大師生誕1200年記念事業として建設。国宝・観学院客殿の狩野光信による襖絵39面をはじめ十一面観音立像など重要文化財13件53点が展示されています。
その向かいが微妙寺で三井寺の別所と書いてありました。
湖国十一面観音霊場第一番札所のご本尊として、十一面観音立像が安置されています。
この『天台宗 宗祖・智証大師生誕1200年 慶讃大法会』の期間中に、通常非公開の光浄院客殿と勧学院客殿が特別に公開されています。光浄院客殿は、昨年行きました。そして、今回は勧学院客殿に行くつもりでした。
こちらが勧学院客殿の入口です。ここの襖絵と庭園を見るつもりでした。しかし先ほど、収蔵庫で本物を見てしまいました。
門を入って拝観受付まで行きました。受付より「狩野光信の襖絵はレプリカで、本物は収蔵にあります」と話されました。「先ほど収蔵庫で見て来ました」と答えて、「庭園の写真は撮れますか」と尋ねたら、「遠慮してもらってます」と。400円の拝観料もったいないので、ここでUターンしました。
三井寺の紅葉は、例年ならもっと綺麗です。会社の人が三井寺の近くから通われてて「今年の三井寺の紅葉は色が悪いわ」と話されてました。私も来て見て、今年は色づきが悪いように思いました。
そして個人では、2006年11月以来の三井寺を出ました。しかし、手ぶらでは帰りません。レストラン&土産物『風月』に寄りました。
ここで何点か買って帰りました。もう少し時間が遅かったら食事しても良かったんですが、までお腹は空いてないので、京都に戻ってから取ることにしました。
ここから京阪電車「三井寺駅」まで歩いて、大津京駅から京都に戻りました。帰りに歩く気力は残って無かったです。本当なら坂本の紅葉の名所を巡るのも考えましたが、ここで秘仏を堪能しお腹が一杯になったのと歩き疲れもあっで、やめました。来年以降に楽しみは取っておきます。
【三井寺 観音堂】