南禅寺天授庵 ライトアップへ

11月21日(金)に、仕事を終え京都市営地下鉄を乗り継いでやって来たのは、地下鉄東西線「蹴上駅」です。ここまでは昨年と同じです。そして暗い道を歩くこと5分で天授庵前に着きました。

「行列が無ければ良いのに・・・」と思いましたが・・・甘かった。今年も多くの人が並んでいますが、昨年に比べて半分程度だと感じました。「これなら30分ぐらいで入れそう」と思い、並ぶの大嫌いな私でも、我慢です

画像
この日は朝は冷え込みましたが、昼からは例年に比べて暖かくなったようで、塀沿いに色づいてる紅葉を楽しみながら前に進んで行きます。

画像
ここは10分間隔(係の人の話では)で門の中に入っていきます。動き出したら前に進み、暫く止まっている・・・と言うことです。

何分待ったか・・・動き出した列が天授庵の山門に近づいてきました。

画像
ここで悲劇が私の前の組でストップがかかってしまい・・・また10分待つことに・・・

画像
時計を見てなかったので10分も待たなかったように思いますが、やっと入れました。並んだ時間は25分弱ぐらいでしょう。

門を入ってすぐの左手に拝観受付があって、500円を納めます。そして案内にしたがって庫裏に入ります。

画像
庫裏の奥の庭園が真っ赤に染まっています。これは期待大です。

庫裏を入ると真っ直ぐ進み書院に入ります。もちろんこれだけの人数ですから、前の組の人も数多く残っています。ただ書院から見える庭に座ることができました。

画像
それにしても見事な紅葉です。並んだだけの価値は充分あります。

ここで係の方より「天授庵の案内をしますので、前に進んでお座り下さい。」と案内がありました。私は庭に面して座って写真を撮ってて、後続が後に詰めて座られて行きます。そのため動けなくなりました。ここで門の前で、あと2人というとこでストップをかけられたことが、ラッキーとなりました。一番前に座れて、写真も撮れて、説明も聞けるなんて・・・門の前で止められた悔しさがラッキーとなったことに喜びを感じてました。(説明が終われば前の人が立って行かれるので、前に行け庭は見られます。ご安心を

画像
画像
夜間拝観では庭に降りることは出来ません。逆に通常拝観では書院や客殿の中に入ることは出来ず、庭を周遊します。

画像
画像
画像
まさに息を呑む美しさでした。何度も言いますが、並ぶ価値はありました

1340年(暦応3年)光厳天皇の勅許により虎関師錬(こかんしれん)が南禅寺開山無関普門(大明国師)の塔所として開き、1602年(慶長7年)細川幽斎が再興しました。方丈の襖絵は長谷川等伯の筆で重要文化財に指定。境内には2つの異なる庭園があって、書院南庭は池泉回遊式。方丈前庭は、枯山水庭園となっています。書院南庭は、明治時代に荒廃していた庭園を改修し現在に至っており、心字池を中心に紅葉が広がっています。方丈前庭は、幾何学模様の美しい庭が目をひきます。

画像
説明が終わったら、後の人に悪いので立ちました。再び玄関に戻って今度は、方丈に移動します。

画像
書院から方丈の途中に茶室がありました。

それより方丈の紅葉が目に飛び込んできます。そちらに急ぎました

画像
まさに見頃、ここも見事な紅葉てす。しつこいですが、並んだ価値がありました

画像
幾何学模様の敷石と紅葉が美しいです。

画像
画像
ここでは腰を降ろして暫く庭園を眺めてました。幸いにも、この日は暖かったことも良かったです。

画像
画像
画像
方丈内には屏風が展示されています。真ん中の仏間には入れませんが、近くで見られました。ただ・・・ここには、長谷川等伯(重要文化財)の襖絵がある筈なんです。

何年か前に特別拝観があって、収蔵館にて見たことがあります。その時の拝観者の殆どは長谷川等伯目当てでしたね

画像
画像
最後に、並んでる時に見ていた紅葉が、これです。写真では暗くて見えませんが、この先が・・・あの石川五右衛門で有名な・・・三門です。

ここを出たら、外に出るしかありません。外を出て行列を見たら、だいぶ少なくなっています。時間が遅ければ遅いほど並ばず入れるかもしれませんね。午後9時までやっているので、来年以降の参考になりました。

画像
最後の最後、この紅葉が山門横にあるので、皆さん撮って帰られます。

天授庵のライトアップがあまりにも綺麗だったので、次ぎに永観堂でも行こうかなぁ・・・と当初考えていた予定を変更でもありませんが、やめて帰路に着きました。今年は夏の低温の影響か、色合いがもう一つと私は考えています。鮮やかさが何か足りない・・・そんな風な感じですが・・・どうでしょうか

【南禅寺天授庵 書院】



この記事へのトラックバック

  • 眺望が絶景の南禅寺 三門へ

    Excerpt: 粟田山荘からタクシーで次ぎに向かったのが南禅寺です。地下鉄で南禅寺へは一駅ですが、拝観終了の時間も意識し、それに4人で移動するのはタクシーがお得です<img class="emoji" src="https://blog.seesaa.jp/images_w/emoji/webry/01_warai_a.gif" />。 Weblog: 古寺とお城の旅日記Ⅱ racked: 2015-03-05 04:07
  • 冬枯れの庭園を見に南禅寺塔頭 天授庵へ

    Excerpt: 日向大神宮からインクラインを通って南禅寺境内に入って来ました。この時、予約時間まで30分もあり南禅寺三門に上がるか、南禅院に行くか、天授庵に行くか・・・それとも境内をウロウロ散策するかの選択がありまし.. Weblog: 古寺とお城の旅日記Ⅱ racked: 2017-03-22 03:55