本尊御開帳の水薬師寺(みずやくしじ)へ

水薬師寺は、京都十二薬師霊場会の一つで通常は非公開です。毎年1月8日の1日だけ本尊の薬師如来立像が御開帳されるので行ってきました。

場所は御前通りの七条を下がり西塩小路の信号を西に入った所にあります。普通・・・お寺と言えば山門か表門があって・・・その中に本堂があるのを想像するでしょう。

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事前に調べて知ってましたが、七条幼稚園・・・ここが水薬師寺の入口です。

事前に・・・予備知識無しで行けば、多分行き過ぎるかと思います。また、分かってても幼稚園の中に入って行く・・・勇気が必要です

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後でお寺の方に聞いた話で、今日まで幼稚園はお休みで、明日から始められるみたいです。明日からは園児で賑やかなんでしょう。

この写真を撮ってたら、上の写真の左端にあるガラス戸から人が出てこられ、「どうぞ入って下さい」と声をかけられました。

今日は御開帳の日だと分かってましたが、門前に看板も出てないし・・・幼稚園を入っても誰も居ないし・・・「本当に今日は大丈夫」と不安になってきたところ、声を掛けていただき安心しました

真言宗の単立寺院。塩通山医王院水薬師寺。902年(延喜2年)大池の中から光を放つものがあるので、探ってみると薬師如来像が見つかり、醍醐天皇が理源大師に命じて薬師如等を本尊として寺を開かせたとが始まり。元弘の兵乱で衰えましたが、京都所司代・板倉重宗により再興。その後1798年(寛政1年)将軍家が尼寺として再興するなど絶えず将軍家や皇室の庇護を受けました。かつて境内にあった弁財天堂の下に井戸があって、近年まで清水が湧き出てました。その水は、平清盛が熱病を患った時、水浴びし平癒したのを謝し、安芸国宮島の弁財天を勧請して祀ったものと伝えられいます。

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堂内は撮影禁止でした。ですから写真は外観だけです

入ると先ず外陣に案内され、そこでお参りします。次ぎにお寺の方より「内陣に入ってもらって結構です」と案内されるのて御開帳された内陣に入りました。そこで薬師如来立像を間近で見ることができました。ご本尊前に日光菩薩と月光菩薩像も安置されてました。

そのあと、住職さんがご在宅であったため、朱印帳に書いてもらいました。待ってる間に、薬師茶をいただき、また、帰りに薬師茶のお土産までいただきました。

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この写真だけ見るとお寺のようです。(間違いなくお寺です) 本堂の前にはお正月に降った雪がまだ残っていました。

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引くと廻りが幼稚園に囲まれた本堂が撮れます。多くのお寺に訪問してますが、こんなの初めてでした

初詣や雪景色を撮りに行ったのを除くと、今年初めての拝観でした。マイブームの秘仏鑑賞・・・今後もいろいろ探します

【水薬師寺 本堂】



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