小堀遠州の庭が残る南禅寺 方丈庭園へ
南禅寺に来て、南禅寺方丈庭園を見ずに帰ることはできません。南禅院の庫裏の前の石段を降りてくると右手に大きな庫裏が目に飛び込んできます。
時計は15時30分を少し過ぎてました。拝観時間内に入れて良かったです。
入ると先ず、靴を脱いで棚に入れます。そして庫裏を入って左手にある拝観受付で、拝観料500円を納めます。
拝観受付所で朱印もいただけます。ここのは貼るタイプしかありません。
靴を脱いで上がると、右手に滝の間があって、抹茶をいただけます。
ここでは清涼の滝を眺めながら抹茶(有料)をいただくことができますが、今日は営業されてません。せっかく姪夫婦と来てるので入っても良かったんですが・・・。
庫裏を入って書院を抜けると視界が開けます。そこには国宝の大方丈を目にします。
驚いたことに、誰もいません。南禅寺はここがメイトなんですけど・・・冬の閑散期と言ってしまえば話は終わりますが、この時期、春節祭で中国人観光客を境内で多く目にしてたので・・・有料のため入って来られないのかなぁ。
大方丈と奥に小方丈があり、室内は桃山時代から江戸時代にかけて狩野派によって描かれた金碧障壁画で飾られています。
残念ながら室内は撮影禁止で、写真はありません。狩野山楽「牡丹麝香猫図」や狩野探幽「群虎図」は見応えありました。
大方丈の南側には小堀遠州作庭と伝わる「虎の子渡し」と呼ばれる庭園が拡がっています。
縁側から眺めると、白砂の向こうの筑地塀に沿って、六つの石が並んでいます。白砂は川を、石はそこを渡る虎を表現しています。
こうして空いてるとゆっくり見られます。次ぎに小方丈に移動して西側の庭園を鑑賞です。ここは如心庭と呼ばれています。
白砂に据えられた5つの石が、どの方向から見ても「心」字を表してると言います。
金碧の障壁画を楽しみながら進むと小方丈を出てしまいます。その奥には六道庭がありました。
「如心庭」が解脱した心の庭であるのに対し、「六道庭」は六道輪廻の戒めの庭だそうです。
まだまだ奥に行けますが、その前に苔が綺麗な中庭を見て行きました。
下7の写真は、大硯石です。岐阜県で採掘された大変貴重な紅縞(めのう)で作られたもの。紅縞石は、すでに掘り尽くされてないそうです。
こちらは南禅寺垣に囲まれた華厳の庭です。
南禅寺垣とは窮心亭の路地を囲んでいる竹垣を南禅寺垣と名づけられたもの。華厳とは「花の飾り」を意味し「響き合う宇宙のこころ」という仏教の教えだそうです。
その南禅寺垣に囲まれた、茶室「窮心亭」です。
1968年(昭和43年)に開基亀山法皇の650年御遠諱を記念し茶道宗徧流一門の寄進によって建立されました。
こちらが最も奥にある龍吟の庭です。
1954年(昭和29年)に建てられた茶室「不識庵」を望む庭園です。
庭園の一番奥まで来たので、これから渡り廊下を通って戻ります。
向に見えているのが、伏見城の遺構と伝わる小方丈です。
小方丈に入る前に中庭で面白い灯籠を見つけました。
面白いと言いましたが、確信はありません。織部灯籠かと思ったんですが・・・どうでしょう。
小方丈から大方丈に戻って、書院から庫裏を出ました。さすがに帰る頃には何名か入って来られました。それでもガラガラです。ゆっくり見るなら冬場が良いですね。
朝から妙心寺をスタートに、何カ所も回ったので疲れ果ててしまいました。計画では金地院か永観堂に行けたらと思ってましたが、もう限界です・・・それより拝観の終了時間が・・・地下鉄「蹴上駅」から帰路に着きました。姪の旦那さん「満足してくれたかなぁ」また5月に来られるみたいで・・・また考えときます。
【南禅寺 国宝・大方丈】
時計は15時30分を少し過ぎてました。拝観時間内に入れて良かったです。
入ると先ず、靴を脱いで棚に入れます。そして庫裏を入って左手にある拝観受付で、拝観料500円を納めます。
拝観受付所で朱印もいただけます。ここのは貼るタイプしかありません。
靴を脱いで上がると、右手に滝の間があって、抹茶をいただけます。
ここでは清涼の滝を眺めながら抹茶(有料)をいただくことができますが、今日は営業されてません。せっかく姪夫婦と来てるので入っても良かったんですが・・・。
庫裏を入って書院を抜けると視界が開けます。そこには国宝の大方丈を目にします。
驚いたことに、誰もいません。南禅寺はここがメイトなんですけど・・・冬の閑散期と言ってしまえば話は終わりますが、この時期、春節祭で中国人観光客を境内で多く目にしてたので・・・有料のため入って来られないのかなぁ。
大方丈と奥に小方丈があり、室内は桃山時代から江戸時代にかけて狩野派によって描かれた金碧障壁画で飾られています。
残念ながら室内は撮影禁止で、写真はありません。狩野山楽「牡丹麝香猫図」や狩野探幽「群虎図」は見応えありました。
大方丈の南側には小堀遠州作庭と伝わる「虎の子渡し」と呼ばれる庭園が拡がっています。
縁側から眺めると、白砂の向こうの筑地塀に沿って、六つの石が並んでいます。白砂は川を、石はそこを渡る虎を表現しています。
こうして空いてるとゆっくり見られます。次ぎに小方丈に移動して西側の庭園を鑑賞です。ここは如心庭と呼ばれています。
白砂に据えられた5つの石が、どの方向から見ても「心」字を表してると言います。
金碧の障壁画を楽しみながら進むと小方丈を出てしまいます。その奥には六道庭がありました。
「如心庭」が解脱した心の庭であるのに対し、「六道庭」は六道輪廻の戒めの庭だそうです。
まだまだ奥に行けますが、その前に苔が綺麗な中庭を見て行きました。
下7の写真は、大硯石です。岐阜県で採掘された大変貴重な紅縞(めのう)で作られたもの。紅縞石は、すでに掘り尽くされてないそうです。
こちらは南禅寺垣に囲まれた華厳の庭です。
南禅寺垣とは窮心亭の路地を囲んでいる竹垣を南禅寺垣と名づけられたもの。華厳とは「花の飾り」を意味し「響き合う宇宙のこころ」という仏教の教えだそうです。
その南禅寺垣に囲まれた、茶室「窮心亭」です。
1968年(昭和43年)に開基亀山法皇の650年御遠諱を記念し茶道宗徧流一門の寄進によって建立されました。
こちらが最も奥にある龍吟の庭です。
1954年(昭和29年)に建てられた茶室「不識庵」を望む庭園です。
庭園の一番奥まで来たので、これから渡り廊下を通って戻ります。
向に見えているのが、伏見城の遺構と伝わる小方丈です。
小方丈に入る前に中庭で面白い灯籠を見つけました。
面白いと言いましたが、確信はありません。織部灯籠かと思ったんですが・・・どうでしょう。
小方丈から大方丈に戻って、書院から庫裏を出ました。さすがに帰る頃には何名か入って来られました。それでもガラガラです。ゆっくり見るなら冬場が良いですね。
朝から妙心寺をスタートに、何カ所も回ったので疲れ果ててしまいました。計画では金地院か永観堂に行けたらと思ってましたが、もう限界です・・・それより拝観の終了時間が・・・地下鉄「蹴上駅」から帰路に着きました。姪の旦那さん「満足してくれたかなぁ」また5月に来られるみたいで・・・また考えときます。
【南禅寺 国宝・大方丈】