聴竹居 藤井厚二の木造モダニズム建築へ

大念寺の階段を降りてくると、川を挟んだ対岸に道があるんですけど、次ぎに行くのが・・・そこなんです。しかし、残念ながら、再び下って天王山登山入口行きます。そして今度は、川沿いを登って行きます。またまた登らなくてはなりませんし、歩きながら泣きそうになりそうです・・・たかが大念寺から5分ぐらいで着きましたけど

この日訪れた聴竹居(ちょうちくきょ)は、予約しないと内部に入れません。それでサントリー山崎蒸溜所とセットで行くことにしたんです。

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予約は13時からしてましたが(希望は12時からでしたが、先方の都合で13時になりました)、着いたのが12時45分でした。まだ早いので階段の下で待つか、上に上がってみるか迷いましたが、写真も撮りたいので上がってみました。

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またまたまた、階段かと思いましたが、たいした事は無かった。ここまで上がって来たら中から、声を掛けて貰いました。「13時からの予約の方ですか」と。そして「どうぞ、中に入って下さい」と言われたので、玄関に回りました。

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ここから入ろうとしたら鍵がかかっています。ドアをノックして開けてもらいました。「鍵開けといてよ」と思うのは、私だけでしょうか

ホームベーシにもあるように、ここは写真撮影厳禁となっています。話を聞く前に「ここは写真撮れないですよね」とダメ元で尋ねたら以外にもOKでした。要する写真撮影はできますが、ホームページやブログ、ツイッター、フェイスブックなどの掲載は厳禁です。そのため一筆も書きました。もちろん私は室内の写真は撮りまくりましたが、掲載はしません。

入ると荷物を置いたら、案内の人に聞いてみました。「この回の案内は何名ですか」すると、私らだけでしたので、早速説明を始めさせてもらいました。説明は、一部屋毎に熱心していただきました。それと参観料と言うか見学料は1000円でした。

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ここは南からの風が吹き抜けます。少し小高い所に家が建ってるからでしょう。

聴竹居は1928年(昭和3年)に、建築家・藤井厚二(1888~1928)が、天王山の麓に建てた自邸で、約80年創建時と変わらぬ姿で建っています。「真に日本の気候・風土にあった日本人の身体に適した住宅」を目指して建て、エコを先取りした優れた建築で日本の近代建築20選の建物に選ばれています。

ここは、案内板も出ていませんし、表に表札があるだけです。あまり知られてないのでしょう。私もテレビで放送されたのを記憶してて、今日訪れたしだいです。細かい説明は、実際に見られて聞かれた方が良いので、割愛します。ただ西風を取り入れた天然のクーラーの話や、人の目線に合わせた数々のトリックなど、見所満載で、時間のたつのが早かったです。予約方法や室内の模様は、聴竹居HPをご覧下さい。

2013年6月24日(月)に天皇皇后両陛下が聴竹居に来られました。両陛下は、管理するボランティアグループ「聴竹居倶楽部」の松隈章代表と藤井氏の孫の小西伸一さんらの案内で見学。縁側から木津川、宇治川、桂川の合流点付近の景色を眺め、竹網代で作られた天井など、高温多湿の気候や環境と調和する工夫が施された室内を見て回わられたそうです。

ボランティアガイドさんの話では、準備に半年、当日は分単位のスケジュールで回られた見たいです。この狭い敷地に何十名も来られたそうですね。

充分堪能して玄関から外に出ました。そして玄関にもありましたが、外にもあったので撮りました。伊東忠太怪獣です。

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伊東忠太は、東京帝国大学の恩師にあたるそうで、その関係で藤井厚二の邸宅にあるでしょう。

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最後に、外観を写真に撮って帰りました。室内は、これでもかと言うぐらい撮りました

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多分、外観を見るならいつでも見られるかと思います。ただ、ここは内部を見ないと値打ちは分からないでしょう。

ここには12時45分から13時40分まで居ました。次の14時からの拝観には数名来られるみたいなことを言われてました。14時まで居ても良かったんですが、充分見学させてもらったので、ここを出て行きました。サントリー山崎蒸溜所聴竹居を予約見学でき、念願叶いました。ここから再び坂を降ります。まだ大峰山崎町で見たい所はありましたが、もう坂を登る元気は残ってません。そしてこのあとJR山崎駅に向かいました。つづく。

なお、2015年3月25日に『聴竹居 藤井厚二の木像モダニズム建築』(平凡社)が発売されました。カラー写真で室内も細部まで詳細に載ってる公式ガイドブックです(税抜 1700円)。

【藤井厚二旧邸 聴竹居】



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