2015年東寺春季特別公開 小子房「堂本印象画伯障壁画」公開へ
4月2日(木)は、出勤前の早朝に六孫王神社の桜を見て来ました。そして・・・そのお昼休みです。またまたお昼に東寺にやって来ました。3月31日(火)に東寺の桜を見て来てたので再びじゃないんです。通常非公開の東寺小子房を拝観するため、お昼を抜いて来た次第です。
この小子房に来たきっかけは、2日前の東寺の拝観でした。拝観受付で「金堂・講堂だけですか」と聞かれたからです。この春の時期に小子房が特別拝観してるなんて・・・知らなかったです。過去「京の冬の旅」で平成22年と25年に公開され私は行きましたが、春の桜の庭を見てみたいと誰もが思うでしょう。
春爛漫東寺を是非歩道橋から撮りたかったので、ここからスタートです。
東寺には南大門から入りました。重厚な門の前には特別拝観の看板も立ててありますが、殆どの人は素通りです。
この時期の目当ては桜でしょう。それにしても天気良すぎです。
南大門を入って東寺の境内を西側に進みます。すると小子房の外塀が見え、綺麗な桜が嫌でも目につきます。
昨年も写真を撮りに来ました。その時から「春に公開してくれないかなぁ・・・」と思ってました。
そのまま外塀を北に進むと勅使門が見えて来ます。その奥に見えている建物が小子房です。
後程、中でガイドさんから話を聞きますが、天皇皇后両陛下はここを入られるみたいです。
そして表門の前に臨時の拝観受付のテントがあって、そこで拝観料500円を納めました。
この日は春を通り超して初夏のような気温でした。どうりで暑いはずです。
門を入ると正面に書院の大玄関。右手に本坊である寺務所がありました。
ここまでは、普段から門が開いているので、いつでも入れます。
小子房「堂本印象画伯障壁画」特別公開 3月20日(金)~5月25日(月) 午前9時~午後5時30分
大玄関の手前までは、いつも開いてるので入れますが、柵があるのでそれ以上は進めません。しかし今日は案内にしたがって左手にある扉を入ります。奥に見えている建物は客殿です。
大きなソメイヨシノの大木が見えています。もちろん満開です。
満開の桜と奥が客殿です。小子房は、までこの先です。
公開は5月25日(月)までですが、桜の時期に来て正解です。
その客殿前の庭園には何故か鬼瓦が展示されてます。
外は多くの観光客が歩いていますが、中は静かです。それと・・・ここの拝観客も思ったより少なかったです。
このまま進めば先ほど表から見た勅使門が見えて来ました。
勅使門の奥の建物が国宝・金堂です。
客殿と小子房の間で、靴を脱いで小子房の方に上がります。そして順路にしたがって進みます。すると一本の紅枝垂れ桜がありました。
ガイドさんの話では、ここ2日~3日前に開花したばかりだそうです。
やっぱり桜の時期に来て大正解でした。お昼を抜いた価値はありました。
小子房から見た客殿です。ここの庭園も素敵でしょう。
ある有名な作庭家なんです・・・それは。
ここの庭園は「澄心苑(ちょうしんえん)」と言い、昭和を代表する作庭家、植治こと七代目小川治兵衛の作です。
小子房の西側に出ると、庭の奥に国宝 蓮花門(れんげもん)が見えます。
普段は壬生通りから表側は、いつでも見られます。こうして庭越しに見られるのは貴重です。
弘法大師空海は晩年、この門から高野山に向かわれました。隠棲のため東寺を後にする、その日。多くの人々が別れを惜しむなか、空海自らが念持仏として西院に祀っていた不動明王が、この門に現れ空海を見送ったと言われており、その不動明王の足元や歩んできた跡に蓮花が咲いたと言われ、それに因んで、この門を蓮花門と呼ぶようになったそうです。
小子房には西側から入ります。ただ受付で案内があったように、室内は撮影禁止のため写真はありません。
毎年正月、東寺の灌頂院で国家安泰や世界平和などを祈念行われる「後七日御修法」は、真言宗最高の秘儀行事であり、平安時代から宮中で行われてきました。小子房は現在その儀式で使われる建物です。現在の小子房は1934年(昭和9年)、弘法大師空海の1100年御遠忌(ごおんき)にあたり再建されました。
内部は6室で構成され、襖絵や壁画は堂本印象の筆によるもの。「牡丹の間」「瓜の間」「枇杷の間」「鷲の間」「雛鶏の間」には水墨画が、「勅使の間」には金色の地に極彩色で「渓流に鶴」と「日輪山嶽図」が描かれています。
室内ではガイドさんが一部屋毎に説明をしてくれます。本当は時間が無かったんですが、せっかくなんで最後まで・・・5年前にも来ているで、思い出しながら・・・そんな感じ聞きました。
ここに来るまで外から見えてた桜を念願の中から拝見しました。小子房の南側に咲いてる一本のソメイヨシノです。
中は空いてたので、こうしてお庭もゆっくり撮影できました。小子房の東側から庭園を撮りました。
ここが勅使門から入ると上がり口なんですけど、勅使門からはずれています。
ここから上がると正面に「鷲の間」があって、鋭い爪を持つ鷲が待ち構えています。侵入者も恐れを成す鷲の絵は、唯一部屋に入れるので、間近で見て下さい。
久し振りの小子房に桜が咲いてたので、無理してでも来て良かったです。あまり人が入って来られないし、ゆっくり見られました。(ゆっくりする時間は無かったんですが)
帰りも客殿前の桜を見て小子房を出ました。
少し暑かったので汗だくになりました。でも良い写真も撮れたので大満足です。今シーズンの桜は、平年より早く咲いたし、週末は長雨にたたられるなど天気に恵まれません。そのため、こうして昼休みに頑張るしか無かったんです。
【東寺 小子房 澄心苑】
この小子房に来たきっかけは、2日前の東寺の拝観でした。拝観受付で「金堂・講堂だけですか」と聞かれたからです。この春の時期に小子房が特別拝観してるなんて・・・知らなかったです。過去「京の冬の旅」で平成22年と25年に公開され私は行きましたが、春の桜の庭を見てみたいと誰もが思うでしょう。
春爛漫東寺を是非歩道橋から撮りたかったので、ここからスタートです。
東寺には南大門から入りました。重厚な門の前には特別拝観の看板も立ててありますが、殆どの人は素通りです。
この時期の目当ては桜でしょう。それにしても天気良すぎです。
南大門を入って東寺の境内を西側に進みます。すると小子房の外塀が見え、綺麗な桜が嫌でも目につきます。
昨年も写真を撮りに来ました。その時から「春に公開してくれないかなぁ・・・」と思ってました。
そのまま外塀を北に進むと勅使門が見えて来ます。その奥に見えている建物が小子房です。
後程、中でガイドさんから話を聞きますが、天皇皇后両陛下はここを入られるみたいです。
そして表門の前に臨時の拝観受付のテントがあって、そこで拝観料500円を納めました。
この日は春を通り超して初夏のような気温でした。どうりで暑いはずです。
門を入ると正面に書院の大玄関。右手に本坊である寺務所がありました。
ここまでは、普段から門が開いているので、いつでも入れます。
小子房「堂本印象画伯障壁画」特別公開 3月20日(金)~5月25日(月) 午前9時~午後5時30分
大玄関の手前までは、いつも開いてるので入れますが、柵があるのでそれ以上は進めません。しかし今日は案内にしたがって左手にある扉を入ります。奥に見えている建物は客殿です。
大きなソメイヨシノの大木が見えています。もちろん満開です。
満開の桜と奥が客殿です。小子房は、までこの先です。
公開は5月25日(月)までですが、桜の時期に来て正解です。
その客殿前の庭園には何故か鬼瓦が展示されてます。
外は多くの観光客が歩いていますが、中は静かです。それと・・・ここの拝観客も思ったより少なかったです。
このまま進めば先ほど表から見た勅使門が見えて来ました。
勅使門の奥の建物が国宝・金堂です。
客殿と小子房の間で、靴を脱いで小子房の方に上がります。そして順路にしたがって進みます。すると一本の紅枝垂れ桜がありました。
ガイドさんの話では、ここ2日~3日前に開花したばかりだそうです。
やっぱり桜の時期に来て大正解でした。お昼を抜いた価値はありました。
小子房から見た客殿です。ここの庭園も素敵でしょう。
ある有名な作庭家なんです・・・それは。
ここの庭園は「澄心苑(ちょうしんえん)」と言い、昭和を代表する作庭家、植治こと七代目小川治兵衛の作です。
小子房の西側に出ると、庭の奥に国宝 蓮花門(れんげもん)が見えます。
普段は壬生通りから表側は、いつでも見られます。こうして庭越しに見られるのは貴重です。
弘法大師空海は晩年、この門から高野山に向かわれました。隠棲のため東寺を後にする、その日。多くの人々が別れを惜しむなか、空海自らが念持仏として西院に祀っていた不動明王が、この門に現れ空海を見送ったと言われており、その不動明王の足元や歩んできた跡に蓮花が咲いたと言われ、それに因んで、この門を蓮花門と呼ぶようになったそうです。
小子房には西側から入ります。ただ受付で案内があったように、室内は撮影禁止のため写真はありません。
毎年正月、東寺の灌頂院で国家安泰や世界平和などを祈念行われる「後七日御修法」は、真言宗最高の秘儀行事であり、平安時代から宮中で行われてきました。小子房は現在その儀式で使われる建物です。現在の小子房は1934年(昭和9年)、弘法大師空海の1100年御遠忌(ごおんき)にあたり再建されました。
内部は6室で構成され、襖絵や壁画は堂本印象の筆によるもの。「牡丹の間」「瓜の間」「枇杷の間」「鷲の間」「雛鶏の間」には水墨画が、「勅使の間」には金色の地に極彩色で「渓流に鶴」と「日輪山嶽図」が描かれています。
室内ではガイドさんが一部屋毎に説明をしてくれます。本当は時間が無かったんですが、せっかくなんで最後まで・・・5年前にも来ているで、思い出しながら・・・そんな感じ聞きました。
ここに来るまで外から見えてた桜を念願の中から拝見しました。小子房の南側に咲いてる一本のソメイヨシノです。
中は空いてたので、こうしてお庭もゆっくり撮影できました。小子房の東側から庭園を撮りました。
ここが勅使門から入ると上がり口なんですけど、勅使門からはずれています。
ここから上がると正面に「鷲の間」があって、鋭い爪を持つ鷲が待ち構えています。侵入者も恐れを成す鷲の絵は、唯一部屋に入れるので、間近で見て下さい。
久し振りの小子房に桜が咲いてたので、無理してでも来て良かったです。あまり人が入って来られないし、ゆっくり見られました。(ゆっくりする時間は無かったんですが)
帰りも客殿前の桜を見て小子房を出ました。
少し暑かったので汗だくになりました。でも良い写真も撮れたので大満足です。今シーズンの桜は、平年より早く咲いたし、週末は長雨にたたられるなど天気に恵まれません。そのため、こうして昼休みに頑張るしか無かったんです。
【東寺 小子房 澄心苑】