京都府庁旧本館 旧議場の一般公開へ

昨年の秋に初めて公開された京都府庁旧本館内にある『旧議場』ですが、その時は都合がつかず行けませんでした。そしたら毎年恒例の桜の時期のイベントである、京都府庁旧本館「観桜祭」の時期に公開されることを知り、御所西 京都平安ホテルの後に向かった次第です。

烏丸通りを下がって(南へ)下長者町通りを西入りそのまま新町通りまで進みます。そして再び下がると、京都府庁の東門が右手に見えてくると、そこから京都府庁に入りました。守衛室はありますが、声をかける必要はありません、そのまま進むと旧本館の北側が見えてくると、そこが旧議場の入口です。

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この建物の中庭に有名な桜がありますが、それは後程

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今日の目的は、庭園よりここであったで、楽しみです。

京都府庁旧本館は、1904年(明治37年)12月20日に竣工し、昨年に110周年を迎えました。これを記念し、旧本館内にある「旧議場」を明治当初の姿に修復整備。そして昨年の秋に初めて一般公開されしまた。旧議場は1905年(明治38年)から、現在の議会棟ができる1969年(昭和44年)まで使われてました。貴重な近代化遺産の建造物として約1億8400万円をかけて修復工事された旧議場は、2階までの吹き抜けで、赤絨毯なども再現。議長席や理事者席、演台などは当時のものを修復。旧本館において開催する春の公開事業「観桜祭(かんおうさい)」の期間中にあわせて、再び公開となりました。

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入ると一組に方にガイドさんが案内されてました。暫くすると私の他に、もう一組入って来られましたが、先客が出て行かれたので、ゆっくり写真を撮ることができました

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現存する官公庁の中で、創建当初の姿をとどめる唯一のものとして知られています。

中ではガイドさんが2人おられ、こちらが質問すると答えてくれます。

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議員席は半円形の形で階段状に配置されています。しかし、この日は座ることはできませんでした

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2階の傍聴席は未整備で上がることはできません。今後、整備されるみたいで楽しみですね。2階はアーチ型の曲線とアーケードを設け、半円刑の高窓を取り付けてあります。
 
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ガイドさんから蛇腹型の装飾と聞きましたが・・・これかなぁ・・・。まぁ・・・どれにせよ当時の姿を再現されたみたいです。

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議員席の通路は通行止めでした。しかし、左右の通路から前に進めますので、議長席まで行きます。

下に降りて見ました。下から見た議場の風景です。

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1969年(昭和44年)で使われたんですね。あの大坂万博は翌年。ビートルズの解散も翌年だったと記憶してます。あの頃私も若かったと言うより子供だった・・・。

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議長席と理事者席が横に並んでいます。国会なら大臣席になるでしよう。

ここで、ガイドさんより理事者席の下にある面白いものを案内してくれました。

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開閉式の送風口となってました。

そして中央には立派な議場席がありました。上には上がれませんが・・・。

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ここで当時は、白熱した議論が行われたんでしょう。多分

これがアップされる頃には、統一地方選挙の選挙戦も終盤になっているでしょう。私は選挙には必ず行きます。投票した人が当選するか落選するか別にして白紙委任する気はサラサラありません。しかし、府議会の模様は見た事がないです。KBS京都で中継してるのかなぁ・・・・それすら知りません

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こちらは、向かって右側の理事者席です。

最後に向かって右側から全景を撮って、ここを出ました。

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2階の傍聴席も整備されるようで、その時には再訪したいです。

旧議場は、昨年の秋に特別公開されましたが、今年の2月18日からは、毎週水曜日と金曜日に公開されるようになりました。

と言っても平日です。それで『観桜会』の時期は毎日公開されので、見に来た次第です。次は中庭の桜を見に行きます。つづく。

【京都府庁旧本館 旧議場】



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