特別展覧会『桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち』京都国立博物館へ
京都国立博物館で4月7日(水)~5月17日(水)まで特別展覧会『桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち』が開かれ、私は早期に「早割ペアチケット」を購入してたので、早々に行ってきました。
以前、『狩野永徳展』では早朝から2時間待ちの盛況でしたが、この日は昼から行っても並ばずに入れました。永徳本人と後継者では人気が違いすぎるんでしょうか
京都駅からタクシーで向かいましたが、タクシーの運転手が「昨年の『国宝 鳥獣戯画と高山寺展』は凄い人やったなぁ。博物館前から3列に並んで東大路通りまで並んでたでぇ」と。私が「最高4時間待ちだったみたいです」と答えると、「入ってからも1時間から2時間並ぶんやろ」と(以外によくご存じだなぁと感心)。話しているとタクシーの奥さんが絵画されてるみたいで・・・「わしは興味ないけど」と大笑されてました。「お客さん行ったんか」「行きました」「何時間並んだ」「特別鑑賞会で並ばずに入れました」と。話していると着きました。この日のタクーの運転手さんも楽しい人でした。
お昼は過ぎてましたが、券売所も空いてるし・・・どうやら並ばずに済みそうです。前回に比べ、この温度差は何でしょうね。
行列用のテントもありましたが、誰も並んでいません。この事は事前に、京都国立博物館のHPで確認してました。
入ると撮影禁止になるため、写真はここまでです。
修学旅行生や団体さんは旧正門から入られますが、皆さん平成知新館に行かれます。この明治古都館には入られません。そのため団体さんが居ないので、入っても空いましたし、ゆっくり鑑賞できました。当たり前ですが、内部は撮影禁止でした。
上、唐獅子屏風図(狩野山楽・京都本法寺) 中、洛中洛外屏風図(富山・勝興寺)などパンフットから。
ここを出て常設館の平成知新館に入ろうとしたら、旗を持ったガイドさんの後を修学旅行生がワンサカ入って行きました。あんな賑やかなんと一緒は・・・ゴメンです。この日は常設館は諦めました。
しかし、ここで帰ってしまう訳には行かないので、野外展示物を見て回ることにしました。前回東の庭を見てるので、今回は西の庭だけですけど。そこに行く前にロダン作「考える人」を撮りました。
最近、表面のサビなど落とされて修理されたようですね。
先ずは、鎌倉時代の作の石灯籠から。
先ほど西洋の彫刻を見ましたが、ここから日本の物が続きます。
石造阿弥陀三尊像(安楽壽院蔵・平安時代作)
2012年5月に安楽壽院を訪問した時に、「京都国立博物館の屋外に展示」と書いてありました。それが・・・これだったんですね。
豊臣秀吉が架けた五条大橋 橋脚で、神戸市御影から運ばれたそうです。
1589年(天正17年)鴨川に架けた大橋の橋脚です。
こちらは、五条大橋と三条大橋の石柱です。
桃山時代の作。刻銘「天正十七年津国御影七月吉日」とあり。
石造不動明王立像(室町時代作)
いつもながら威圧感たっふりですけど、風雨にさらされているので、何処か温和な表情にも見えます。
そして、こちらが地蔵菩薩坐像(鎌倉時代作)
先般、テレビで仏像鑑賞の参考にと、面白い話をされたので紹介します。仏像の名前の下に注目です。
○○如来・・・会長や社長クラス(悟りを開いたオーナー)
○○菩薩・・・部長級 管理職(如来を目指し修行中)
○○明王・・・課長・係長クラス(威圧たっぶりの表情で人々を導く)
○○天部・・・主任・専門職(毘沙門天や吉祥天など)
例えば、中央に薬師如来坐像 左右に月光・日光菩薩など。次回、仏像鑑賞する時の見方が面白くなりますね。良いことを聞きました。
奥に散った桜がありますが、手前にあるのが家形石棺(古墳時代 6世紀)だそうです。
案内板によると、小型石棺ですので、子供用と考えられるそうです。
すると一本だけ咲いている桜を見つけました。オオサマザクラ(バラ科)と言います。
今年は、京都の遅咲きの桜として有名な、御室桜もいち早く咲いて散ってしまって、4月14日に終わりました。異例の早さで・・・週末に行く予定にしてたのに間に合いませんでした。これだけ早く散ってくれると諦めもつきます。御室桜は散りましたが、こうして八重桜は、5月の連休中まで楽しめるそうですれど・・・どうでしょう。京都国立博物館では秋に『琳派 京を彩る』を開催されるみたいで、また再訪しそうです。今日は、これで帰りました。
【京都国立博物館 西の庭】
以前、『狩野永徳展』では早朝から2時間待ちの盛況でしたが、この日は昼から行っても並ばずに入れました。永徳本人と後継者では人気が違いすぎるんでしょうか
京都駅からタクシーで向かいましたが、タクシーの運転手が「昨年の『国宝 鳥獣戯画と高山寺展』は凄い人やったなぁ。博物館前から3列に並んで東大路通りまで並んでたでぇ」と。私が「最高4時間待ちだったみたいです」と答えると、「入ってからも1時間から2時間並ぶんやろ」と(以外によくご存じだなぁと感心)。話しているとタクシーの奥さんが絵画されてるみたいで・・・「わしは興味ないけど」と大笑されてました。「お客さん行ったんか」「行きました」「何時間並んだ」「特別鑑賞会で並ばずに入れました」と。話していると着きました。この日のタクーの運転手さんも楽しい人でした。
お昼は過ぎてましたが、券売所も空いてるし・・・どうやら並ばずに済みそうです。前回に比べ、この温度差は何でしょうね。
行列用のテントもありましたが、誰も並んでいません。この事は事前に、京都国立博物館のHPで確認してました。
入ると撮影禁止になるため、写真はここまでです。
修学旅行生や団体さんは旧正門から入られますが、皆さん平成知新館に行かれます。この明治古都館には入られません。そのため団体さんが居ないので、入っても空いましたし、ゆっくり鑑賞できました。当たり前ですが、内部は撮影禁止でした。
上、唐獅子屏風図(狩野山楽・京都本法寺) 中、洛中洛外屏風図(富山・勝興寺)などパンフットから。
ここを出て常設館の平成知新館に入ろうとしたら、旗を持ったガイドさんの後を修学旅行生がワンサカ入って行きました。あんな賑やかなんと一緒は・・・ゴメンです。この日は常設館は諦めました。
しかし、ここで帰ってしまう訳には行かないので、野外展示物を見て回ることにしました。前回東の庭を見てるので、今回は西の庭だけですけど。そこに行く前にロダン作「考える人」を撮りました。
最近、表面のサビなど落とされて修理されたようですね。
先ずは、鎌倉時代の作の石灯籠から。
先ほど西洋の彫刻を見ましたが、ここから日本の物が続きます。
石造阿弥陀三尊像(安楽壽院蔵・平安時代作)
2012年5月に安楽壽院を訪問した時に、「京都国立博物館の屋外に展示」と書いてありました。それが・・・これだったんですね。
豊臣秀吉が架けた五条大橋 橋脚で、神戸市御影から運ばれたそうです。
1589年(天正17年)鴨川に架けた大橋の橋脚です。
こちらは、五条大橋と三条大橋の石柱です。
桃山時代の作。刻銘「天正十七年津国御影七月吉日」とあり。
石造不動明王立像(室町時代作)
いつもながら威圧感たっふりですけど、風雨にさらされているので、何処か温和な表情にも見えます。
そして、こちらが地蔵菩薩坐像(鎌倉時代作)
先般、テレビで仏像鑑賞の参考にと、面白い話をされたので紹介します。仏像の名前の下に注目です。
○○如来・・・会長や社長クラス(悟りを開いたオーナー)
○○菩薩・・・部長級 管理職(如来を目指し修行中)
○○明王・・・課長・係長クラス(威圧たっぶりの表情で人々を導く)
○○天部・・・主任・専門職(毘沙門天や吉祥天など)
例えば、中央に薬師如来坐像 左右に月光・日光菩薩など。次回、仏像鑑賞する時の見方が面白くなりますね。良いことを聞きました。
奥に散った桜がありますが、手前にあるのが家形石棺(古墳時代 6世紀)だそうです。
案内板によると、小型石棺ですので、子供用と考えられるそうです。
すると一本だけ咲いている桜を見つけました。オオサマザクラ(バラ科)と言います。
今年は、京都の遅咲きの桜として有名な、御室桜もいち早く咲いて散ってしまって、4月14日に終わりました。異例の早さで・・・週末に行く予定にしてたのに間に合いませんでした。これだけ早く散ってくれると諦めもつきます。御室桜は散りましたが、こうして八重桜は、5月の連休中まで楽しめるそうですれど・・・どうでしょう。京都国立博物館では秋に『琳派 京を彩る』を開催されるみたいで、また再訪しそうです。今日は、これで帰りました。
【京都国立博物館 西の庭】