水野先生とっておき「京の撮影術」 龍吟庵(後編) 編
龍吟庵の南庭を撮影したあとは、方丈西庭「龍の庭」の撮影会です。
それにしても天気予報が外れたおかげで、天気良すぎです。水野先生も、これにはお手上げでした。
昭和の名作庭家・重森三玲が造った庭園で、庭全体を龍が海中から黒雲を得て昇天する姿を石組みによって表現しています。
アドバスにしたがって、あえて日陰の部分を撮らずに、海面から頭を出している龍を撮影しました。
そう言われても、カメラの性能もあるので・・・海面から頭を出した龍はどくろ巻いて写真左に尻尾を出しています。
稲妻が光り、黒い雲を見事な石組みで表現しています。さすがに重森三玲です。
一瞬だけ曇りました。皆さんも待っておられたみたいですけど、一瞬でした。
白砂が強い日差しで光り、眩しいぐらいです。水野先生曰く、バックのモミジは、秋の紅葉では見事らしいです。
私が今日、撮った写真の中では、これがベストです。曇ってたら・・・そんな贅沢な事・・・言いません。
次ぎに方丈東庭に移動し「不離の庭)の撮影をレクチャしてもらいます。こちらでは水野秀比古先生より撮影会が始まってました。
ここも天気が良すぎて、庭に日陰ができてしまいました。皆さん日が陰るのを待ってました。
これだけ見事に、真ん中に線がが入ってしまうとは・・・この角度で撮るのは教えてもらったとおりです。
そこで一瞬、太陽が雲に入りました。私は、その時を逃しませんでした。
しかし、直ぐに太陽が顔を出して・・・奥の垣根を注目すると山を表しています。
京都の鞍馬産の赤砂を敷き、その上に石組みが配置されています。大明国師(だいみんこくし)が幼少期に天然痘にかかり、山に捨てられた時のことです。大明国師は、オオカミに襲撃されそうになりました。その大明国師の身を、二頭の犬が守ったという故事にもとづいて作庭されています。
皆さんまだまだ粘られてましたが、あきらめの早い私は南庭に戻って、縁側に座りくつろいでしまた。
毎年、3月14日~16日と秋の紅葉シーズンには公開され、係の方より案内があり、より深く重森三玲の庭を知ることができます。この青モミジの時期は珍しいのに、水野先生から撮影のポイントを聞き、大変面白かったし、楽しかったです。今度は秋の紅葉に行きたいですね。次がラスト、方丈庭園での撮影です。つづく。
【東福寺塔頭 龍吟庵 龍の庭】
それにしても天気予報が外れたおかげで、天気良すぎです。水野先生も、これにはお手上げでした。
昭和の名作庭家・重森三玲が造った庭園で、庭全体を龍が海中から黒雲を得て昇天する姿を石組みによって表現しています。
アドバスにしたがって、あえて日陰の部分を撮らずに、海面から頭を出している龍を撮影しました。
そう言われても、カメラの性能もあるので・・・海面から頭を出した龍はどくろ巻いて写真左に尻尾を出しています。
稲妻が光り、黒い雲を見事な石組みで表現しています。さすがに重森三玲です。
一瞬だけ曇りました。皆さんも待っておられたみたいですけど、一瞬でした。
白砂が強い日差しで光り、眩しいぐらいです。水野先生曰く、バックのモミジは、秋の紅葉では見事らしいです。
私が今日、撮った写真の中では、これがベストです。曇ってたら・・・そんな贅沢な事・・・言いません。
次ぎに方丈東庭に移動し「不離の庭)の撮影をレクチャしてもらいます。こちらでは水野秀比古先生より撮影会が始まってました。
ここも天気が良すぎて、庭に日陰ができてしまいました。皆さん日が陰るのを待ってました。
これだけ見事に、真ん中に線がが入ってしまうとは・・・この角度で撮るのは教えてもらったとおりです。
そこで一瞬、太陽が雲に入りました。私は、その時を逃しませんでした。
しかし、直ぐに太陽が顔を出して・・・奥の垣根を注目すると山を表しています。
京都の鞍馬産の赤砂を敷き、その上に石組みが配置されています。大明国師(だいみんこくし)が幼少期に天然痘にかかり、山に捨てられた時のことです。大明国師は、オオカミに襲撃されそうになりました。その大明国師の身を、二頭の犬が守ったという故事にもとづいて作庭されています。
皆さんまだまだ粘られてましたが、あきらめの早い私は南庭に戻って、縁側に座りくつろいでしまた。
毎年、3月14日~16日と秋の紅葉シーズンには公開され、係の方より案内があり、より深く重森三玲の庭を知ることができます。この青モミジの時期は珍しいのに、水野先生から撮影のポイントを聞き、大変面白かったし、楽しかったです。今度は秋の紅葉に行きたいですね。次がラスト、方丈庭園での撮影です。つづく。
【東福寺塔頭 龍吟庵 龍の庭】