藤原頼道が創り出した浄土の世界 世界文化遺産 平等院へ

宇治上神社から宇治神社を通って、朝霧橋を渡ります。そして宇治川の橘島から橘橋を渡って宇治川を渡りました。もう世界文化遺産 平等院のすぐそばまで来てました。「やっぱり56年ぶりの大改修が完了した平等院を見てみよう」と・・・この時、思いました。新聞報道で色鮮やかになった鳳凰堂の写真を見てましたし「せっかく宇治まで来たのに・・・もったいない」と。

橘橋から表参道に出なくても拝観受付がある表門(北門)には出られます。2014年4月に鳳凰堂の拝観が再開されてからは初めてきました。

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拝観料は600円を納めたら、受付の方がパンフを開いて説明を始めました。もう何度も来てるので、説明をやんわり断って2011年11月以来の平等院に入りました。

この時15時10分頃でしたが、まだまだ境内は人が多くて一杯でしたね。特に修学旅行生が・・・。高校・中学・小学校・・・賑やかなこと・・・まぁ・・・分かってて来たので納得ですが

表門から入って、参道を暫く歩くと左手に観音堂(重要文化財)が見えますが、今日は寄りません

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右手の藤棚ですが、今年は大規模な剪定後、3年振りに花を付けたそうです。

そして鳳凰堂(国宝)です。ちょうど鳳凰堂内部の拝観で50名が入られた時で堂内の前には人集りが

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鳳凰堂の内部拝観は午前9時半~午後4時10分。各回50人の定員制で、20分ごとの案内。拝観料と別に300円が必要。

最初東側の鳳凰堂が見えましたが、やっばり綺麗になっています。「綺麗すぎると」と一部に批判があるのも事実ですが、年が過ぎれば違和感は無くなるでしょう。

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ご覧のように昼からでは、思い切り逆光になります。写真を撮るには午前中がベストなのは、分かってました。しかも15時を回ってるので、正面から太陽が射すのも分かってたので、入るかどうか迷ったんです

藤原道長の息子で、関白頼道が創り出した極楽浄土へ世界を、現世で再現された庭園。阿弥陀如来座像を阿弥陀堂に安置。阿弥陀堂は、東から西の極楽浄土を望む配置に建てられていて、西方極楽浄土を意識し、頼道や平安貴族は、平等院で極楽浄土の世界を夢見てたのでしょう。

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鳳凰堂の南から西へ移動しながら撮りました。池の周りにはサツキが見頃を迎えていました。

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屋根の瓦も一部綺麗になったみたいな事を以前、テレビで聞きました。全体が生まれ変わったように綺麗になってました。これを確認しに来たので満足です。屋根の鳳凰も金箔を張り替えられ金色に輝いています。

ここから平等院ミュージアム鳳翔館に入って、私のお目当ての国宝・空中供養菩薩像国宝・鳳凰 国宝・梵鐘、創建当時に再現された阿弥陀堂内の障壁画をじっくりゆっくり見学して出ました。

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朝早く家を出て、もう15時30分になってました。さすがにお疲れさんです。歩く距離はそれほどでもなかったけど、5月とは思えない高温で・・・暑さが堪えた1日でした。

写真では写らないようにしましたが、多くの修学旅行生と一緒に座って休憩してました。若い修学旅行生も暑さでお疲れ気味でしたね。

出口は南門から出たら、バスが止まってる宇治観光駐車場に直ぐに出られるので、案内にしたがって向かいました。その前に鐘楼があったので寄りました。

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1972年(昭和47年)寸分違わぬ姿で復元された2代目で、初代は先ほどミュージアムで見て来ました。

私は、一つの寺院を、じっくりゆっくり隅々までをモットーにしてますが、この日訪れた平等院は、ほぼ鳳凰堂しか見てません。まぁ・・・予定外だったし2011年4月には隅々まで見ているし・・・と自分に納得させて、ここを出ました。

信号を渡ると岩井本店直売所があって、そこで宇治の土産を買う予定にしてました。

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出発予定時間が16時10分でした。まだ30分ほど時間はありますが、既に数名のツアー客も戻って来てました。

ここで買って帰ろうと思ったんですが、非常に品数が少なくて・・・これには参りました。ここにある中で、いろいろ選びましたが・・・時間があったので、表参道に戻れば良かったと思っても遅かったです。

暑いし疲れたので16時過ぎにバスに戻りましたが、皆さんも早く戻られてて、予定より5分早い16時5分にバスは京都に戻るため出発しました。バスは宇治東ICから京滋バイパスに入り阪神高速8号京都線で上鳥羽口まで高速を走ります。そして油小路通りを七条まで北上し、バスは京都駅烏丸口に帰って来ました。そして16時40分前に着きました。禅定寺狙いで参加したツアーでしたが、宇治市内も普段体験できないこともあったので、私は満足して帰路に着きました。楽しかったです。

【世界文化遺産 平等院 南門】



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