西国三十三ヶ所 第十番札所 三室戸寺へ

日本庭園を見たあと、凄く混んでいそうな本堂に向かいました。先ずは、「みむろどう」と書かれた大きな石標横の急な階段を登ります。

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この石標の左手に車が上がれる緩やかな坂道があり、どちらでも本堂に行けます。階段は急でも、そんなに距離はないので直ぐに上がれます。(調べると石段は60段との事です)

上がると正面に本堂が見えます。何度も来てますが、こんな人出を見るのは初めてです。

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手前の蓮も有名ですが、まだ咲き始めてで早かったです。それより昼から行けば蓮の花は大概、閉じてしまいます。

靴を履いたまま、本堂に上がってお参りしました。もちろんお賽銭もね

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内部は暗かったんですが、厨子は閉まってました。その前に御前立様がおられました。「多分、秘仏なんだろうなぁ」と思い帰って調べたら、334年毎次は何時だろう

本尊の千手観音菩薩像は秘仏だそうで、33年毎の公開です。1814年(文化11年)に再建された本堂は、重層の入母屋造りとなっています。

本堂にお参りしたあと、賓頭盧尊も祀ってあったので、やさしく撫でてきました。

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皆さんが撫でるので、相当すり減ってました。御利益あったら良いのにね。

本堂前には、終わりかけのサツキの名残がありました。

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また、これから見頃を迎える蓮の花も、ボチボチ咲き始めてました。しかし、見頃は、まだまだ先でしょうね。

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昼から行けば、多分閉じてしまいます。多分7月中頃が見頃となるのでしょう。

本堂横には、阿弥陀堂がありました。本来なら、阿弥陀如来像と観音像、勢至像が祀られてました。しかし、現在は宝物館に収められています。

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その奥が鐘楼です。一回100円を志納すると突けます。

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私も、一回突いてきました。もちろん志納しましたよ。ただ、皆さんされてるのかなぁ・・・甚だ疑問でした。

鐘楼の奥に見えているのが三重塔です。暑いので、これ以上奥には行きませんでした。何度も来てますが、三重塔を綺麗に撮ったことがないんです。今日も逆光だし、人も多いので諦めました。

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その奥にひっそり立ってたのが「浮舟之古蹟」の石碑がありました。

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源氏物語を読んでないのから知らないですが、「宇治十帖」に登場する女性のことらしいです。これ以上は分かりません

本堂前に石で造られた牛「勝運の牛」と呼ばれています。

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大きく開いた口中には石の玉があり、これを撫でると勝運がつくといわれているので、もちろんお賽銭をして、撫でてきました

で、こちらは宇賀神と呼ばれています。

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耳を触れば福が来る。髭を撫でると健康長寿。しっぽをさすれば金運がつく。と書いてあったので、右手と左手で全部触りました

もう一つ「福徳兎」がありましたが、こちらは長蛇の列でしたので、写真はありません。女房は並んでしましたが、どうやらお腹に穴が空いてて、その中に石の玉子があって、それを立てたら福が来るそうです。

女房が並んでいる間に宝物館の花菖蒲を撮りました。

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毎月17日の公開で、定時開催だそうです。9時30分、10時30分、11時30分、13時00分、14時00分、15時00分で各回20分です。

暫く散策して戻って来るとまだ並んでました。暫く私も様子を見てて、「どうやった」と聞くと「玉子立ったよ」と。一回一回に時間がかかるのも仕方ないですね。

階段上からアジサイ園を撮りました。益々人が増えています。団体も増えてるんでしょう。

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休憩所も花の茶屋も混雑しています。例年より早く咲き始めて、こちらも予定を繰り上げましたが、来て良かったです。

そして拝観受付に向かって歩いていると、ポッカリエアポケットに入ってかのように、誰も来ない参道を撮れました。

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下の写真は、左が拝観受付、右のテントが臨時の拝観受付でした。

出ると、臨時の宇治土産物店が何軒かテントの中で販売してたので、何か物色し買って帰りました。この日は、これから宇治市内に向かう予定を立ててました。つづく。

【三室戸寺 鐘楼】



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