安政元年創業 宇治茶の老舗 中村藤吉本店へ

三室戸寺を出て、京阪「三室戸寺駅」に向かって歩き始めました。しかし、京阪「宇治駅」には歩いてでも行ける距離です。そこで次ぎに向かうJR「宇治駅」まで歩くことにしました。

三室戸寺から歩くこと30分弱、安政元年創業 中村藤吉本店に着きました。

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宇治を訪れたら、一度は行ってみたいと思ってた中村藤吉本店です。JR「宇治駅」の近くにあって、今まで京阪を利用して宇治に来てたので、行けずじまいでした。

創業が安政元年の茶商で、現在の表屋は明治中期に建てられたものです。玄関から右側がお茶を製造する焙炉場。左側が主屋で、奥には中庭も作られました。中村藤吉本店は、宇治茶製造の歴史を良くとどめる代表的な建造物として、国選定重要文化的景観「宇治の文化的景観」の重要構成要素に指定されています。

さすが老舗だけに、次から次から人が入られます。人が途切れるのを待って暖簾をくぐりました。

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入ると右手が売店になっており、左には主屋がありました。中には入れませんが、外から見学することは出来ました。

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そして、こたらが勝手口と書いてありました。それにしても何処で調べられたのか、外国人の多いこと

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そして今日、ここに来た目的の一つ喫茶室に向かいました。喫茶室へは、中庭を横目に見て進みます。

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事前に調べて、突き当たりに喫茶室があることを知ってました。しかし・・・それにしても人が多いなぁ・・・

よくよく見ると、30分待ちと書いてあります。それにしても30分も今日は・・・待てない・・・ので諦めました。次ぎに行けない距離でもないしね。切り替えは早い方です

それより中庭に注目です。あまりにも立派な松に驚きました。宇治市名木百選に選ばれてる「くろまつ」です。

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樹齢200年、高さ6㍍、幹3㍍と案内板に書いてありました。

先月の5月22日(金)に京都定期観光バスで宇治市を訪れました。その時、宇治の土産物を見損ねたので、今日はリベンジの意味もありました。

早速売店に入りました。入って右手には当初、焙炉場でしたが、大正期に茶製造が機械化され、焙炉場から事務所に変わりました。その名残を見ることができます。

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入ると、今が旬・新茶の試飲が出来ました。と言っても少しは待ったんですが。熱くなく冷めてもなく絶妙の湯加減で、一杯だけいただきました。香りが良かったので、一袋お土産に買って帰りました

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新茶の他は、茶団子と抹茶のチーズケーキを買いました。我が家のお土産に、何かお茶を買って帰りたいところでしたが、種類が多くて・・・結局・・・買えなかったです

まぁ・・・喫茶は残念でしたが、老舗の雰囲気は良かったです。やっぱりお茶は良いですよね。珈琲を飲まない私は、緑茶は大好物で、日々何杯も飲んでいます。帰りは徒歩3分のJR宇治駅から奈良線に乗って帰りました。余談ですが、稲荷駅から外国人観光客がどっと乗ってきて・・・今更ながら、伏見稲荷神社の人気の凄さを再認識しました。

【中村藤吉本店】



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