越前福井藩主松平家の別邸 養浩館庭園【後編】へ

名勝 養浩館(旧御泉水屋敷)庭園  前編の続きです。

建物を隅々まで見学したあとは、再び靴を履いで屋敷の玄関を出ます。そして中門をくぐろつて庭に出ました。

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門から飛び石が続いています。団体さんが出られたので、多分・・・独占でみられるでしょう。

写真左には鑓水が流れています。現在はポンプで汲み上げてるとか。飛び石をだっていくと金砂子ノ御間に続いていました。

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このまま建物にそって進むと御月見ノ間がって、先程建物の中から見た月見台を通り過ぎ、この邸をもっとも南から撮りました。

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朝方の雨、福井市に持ってきてからの雨が嘘のように晴れて来ました。好きな庭園で晴れてくれたことは有り難かったです。

御月見ノ間の南側には大きな自然石石橋があって、少々恐かったけど、この石橋を渡ります。ここで橋から落ちたら・・・用心して渡りましたが、この自然石・・・大きいから安心して渡れます。

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今はポンプで汲み上げられたて流れてる遣水も、ここで大きな池にそそぎます。

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渡ってから正面に築山を見ています。こんな広い庭園を独り占めできて嬉しい限りです。ただ木々が覆い茂っているので、撮れる所は限られてきます。

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池越しに見た座敷部分ですが、御月見ノ間の柿葺きだけ真新しいですね。最近葺き替えられたのでしょう。

暫く歩くと臼ノお茶屋跡があって、蹲踞が復元されていました。

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ここから水が溢れて池にそそいでいます。臼ノお茶屋は1823年(文政6年)の古絵図に見られ、1987年(昭和63年)の発掘調査で確認されたそうでが、現在は道路となっているため、復元は断念されたようです。

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このような苑路を歩いて行きます。ここまで来たら、一周するまで誰も入って来ないことを祈ってました。

ここで、建物から見えていた清廉(せいれん)と呼ばれる休息所に着きました。残念ながら中には入れませんでした。入って庭を見たかった

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中の写真を撮りましたが、何もないので・・・。人工的に石を積み上げ半島を造り、その上に池の観賞用でしょうけど、休息所を造られてみたいです。

そしてこの養浩館庭園のベストショットが、ここから撮れました。昼からだし建物に陽が当たって・・・それに建物に誰もいないし、最高でした

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ただ、建物裏のビル群・・・背の高い木々で隠された方が良いのでは・・・京都では、そのような寺院が多いです。

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こちらは横から清廉です。最初見た時、茶室かなぁと思ったんですが、単なる休憩しながら、庭を愛でるところてした。

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この清廉に近くには石造七重塔もありました。予備知識無し(日本庭5位は知ってました。)出来ましたが、想像以上に良かったです。

ここの池畔には、州浜がありました。こちらはパンフを見なくても直ぐに分かりました。丸まった石がぞろぞろ・・・何処がで見覚えが・・・。

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直ぐに思い浮かべたのが仙洞御所です。それに比べたら規模は小さいですけど、ここも綺麗な小石でした。

こちらは近くで見た築山です。近くで見たら味も素っ気もいですけど。当たり前の事ですが、ここを登っていけません

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実は、庭園内には誰も居ないと言ってましたが、一人・・・庭師の方でしょうか、作業されてました。対岸から見えていたんですが・・・。

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これで池を一周しました。結局だれとも出会いません。当初、ここに来る時、「多分空いてるやろ」と想像はしてました。

いつもなら、しつこく何周か廻りますが、今日は一周だけにしました。後予定もあるので・・・。地理に不案内だし、あとどれくらい時間がかかる読めなかったからです。

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最後に、この写真を撮って出ました。この辺りで庭師の方が作業されてたんです。これを撮るとき、少し移動してもらいました

前編で書いたように、福井市立郷土歴史博物館との共通券を買いましたので、帰りは西門から出ることにしました。

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この西門の受付の人に、福井市立郷土歴史博物館の入口を聞きました。場所は養浩館庭園の西隣りであるのは、事前に地図で確認してましたが、入口が分かりません。そこで確認しました。

【養浩館庭園 清廉】



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