橿原神宮 御本殿 特別参拝へ

いよいよ紅葉シーズンですね。京都も北部や標高の高い所から色づき初め、連休に入って市内も見頃を迎えました。私は11月に入って最初の拝観を奈良県橿原市にある橿原神宮に行きました。゛

来年の平成28年4月3日に神武天皇二千六百年大祭が行われます。それを記念して、初めて御本殿が公開されることになりました。

御本殿 特別参拝(参拝料1000円)&秘庭 特別公開(特別公開料1000円) 10月5日(月)~11月30日(日)まで。参拝料1000円

10月の上旬に知人からの情報で、御本殿と秘庭の公開を知りました。御本殿だけなら行かなかったかも知れませんが、秘庭まで公開と知り興味を持った次第です。その日から行く日を練ってました。10月中は所用で行けず、また、混雑する紅葉の時期は避けたかったので、結局、11月の上旬に落ち着きました

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いつものように、奈良へは近鉄特急を利用します。京都駅7時40分発の特急に乗り、橋腹神宮前には8時32分に着きました。

特別参拝は9時から始まります。事前のシュミレーションでは、駅から橿原神宮まで10分もかからないので、楽勝で間に合うかと思ってましたが・・・橿原神宮前駅の東口から外に出ました。以前、明日香村に何度か行った時に利用したので、迷わず出てしまったんですが、これが失敗。橿原神宮には西口を出たら真っ直ぐだったんです。それで大きく回り道をする事になって・・・8時50分になってやっと鳥居が見えて来ました。

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大きな神社であるのは事前に地図を見て分かってて、それで油断しました。「取りあえず駅を出たら分かるやろ」そんな感じで・・・ようやく遠くに鳥居が見えてホッとしました。

一の鳥居前に着いたのが8時52分。予定より遅れましたが焦りません。橿原神宮と書かれた大きな石標も目立ちます。

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ここから真っ直ぐ表参道が伸びています。朝一番で訪れる人も少なめ。参道の両側には橿の並木が続いています。

広々とした表参道を進むと宮川にかかる神橋に出会います。そこには、特別参拝の看板が出てて、今日の拝観予定時間が書いてありました。

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ホームヘージで拝観日と拝観時間を認してきましたが予定どおりてした。そして拝観を受付している場所も再確認できました。

新橋を渡ると次ぎに二の鳥居が見えて来ます。秋晴れの最高の天気に恵まれ、朝は寒かったのに、これから暑くなりそうです。

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1890年(明治23年)の創建以来、初めての御本殿公開だそうで、「混雑してなきゃ良いのに」と思いつつ歩いてました。

二の鳥居を過ぎると、広々とした南神門広場に出ました。一の鳥居から5分もかかって、ここまで来ました。境内は広いですね。

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ここの左手に初めてみるほど巨大な手水舎があり、南手水舎と呼ぶそうです。数々の手水舎を見て来ましたが、こんな大きいのは初めてで驚きました。

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ここでは手を洗って、口を濯ぐのが基本でしょうけど、前に歩いてた人達は間違い無く素通りでしたね

巨大な手水舎に驚きながら、南神門まで来ました。門の前には今が旬な菊の鉢があって、綺麗な花を咲かせてました。

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ここをくぐって直ぐの左手に、授与所があったので寄り道です。巫女さんに「朱印はここてすか」と尋ねると「どうぞ」と言われたので、朱印をいただきました。

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同じ巫女さんに「特別参拝の受付は何処ですか」と尋ねると「外拝殿(げはいでん)右側に大きな絵馬があるので、その後ぐらで受付されてます」と。やっぱり聞いといて良かったです。

やっと受付されている外拝殿に着きました。この時、9時2分になってました。予定より遅くなったのは、一にも二もなく橿原神宮駅の出口を間違えたからです。

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本当なら、ここでお参りしますが、今から内拝殿に入るので、お参りせず直接拝観受付に行きました。

1934年(昭和14年)に完成した外拝殿は、畝傍山を背景に、両脇に長い廻廊を連ねた壮大な入母屋造りの建物です。石段を上がると正面に内拝殿、そして幤殿と奥に工事中の本殿が見えています。

受付で、特別参拝料1000円と秘庭拝観料1000円を納めした。そしたら参拝の記念品をいたたぎました。「写真撮影は何処までOKですか」と尋ねたら、神域である本殿の撮影は不可でした。ただ「秘庭は何処を撮ってもらってもOKです」と嬉しい答え

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右側の回廊を歩いて内拝殿を撮りました。神域に入るまで何処を撮ってもかまいませんが、この時、9時6分になっていました。

神域の手前で先ずは神職さんよりお祓いをうけます。頭を垂れてお祓いをうけ神域に入ると、当然、神職さんの案内が始まっていました。受付で確認すると30分毎に案内があるみたいですが、巫女さんが「今始まったばかりですよ」と言われたので、追いかけましたが・・・。

先ずは幤殿横で話を聞きます。本殿の工事に際して、神様を踏むことは出来ないので、昨年の10月29日に神様は一時的に、この幤殿に移され鎮座されています。そう言えば上賀茂神社での式年遷宮で同じことを聞きましたね、上賀茂神社では、本殿から権殿でしたけど。

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権禰宜の神職さんは、幤殿の北側から本殿の北側に移り、案内。そして本殿の裏側である西側で案内。そして南側に移動して案内と、合計45分もの熱弁を聞きました。こんなに熱心に話していただいて有り難かったです。予備知識無しで来ても強になり、少しは橿原神宮のことが分かったような気がします。

来年の神武天皇二千六百年大祭に向けて、檜皮屋根の葺き替えが進む本殿は、1885年(安政2年)に京都御所の内待所(ないしどころ)として建造。1890年(明治23年)橿原神宮創建に際し、下賜され移築されたものです。社殿は、創建の由緒から、特異な形式になっています。本殿は専ら御祭神の御鎮座せらるる御殿とされ、幣殿においては祭典の諸儀が行われます。このため幣殿は、屋根に千木、棟の上には鰹木を置くなどの様式をとっています。

9時00分(私は9時6分)~9時45分まで、神域を神職の権禰宜さんが丁寧に案内していただきました。次ぎに公開される予定があるかどうか不明てすが、多分、もう二度と見ることは無いでしょうね。

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再び写真が撮れる所まで戻ったので、外拝殿を撮りました。内拝殿から連なる回廊には、釣燈篭には、橿原神宮の家紋である実付き抱き柏が見られます。

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振り返ると、内拝殿の奥に幤殿と本殿の屋根が見えています。先程、間近で案内していだいたんですね。

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普段の橿原神宮を知らないので・・・ここで参拝者は本殿に向かって二拝二拍手一拝でお参りされるでしょう。回廊は普段、行けるのでしょうか

本殿の参拝のあと、橿原神宮の係の方より、「次ぎに秘庭の拝観券を購入された方を案内します」と言われましたが、ここに来るまでに偵察してたので大丈夫です。暫く境内を散策します。

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外拝殿より北側にほんの少しだけ散策です。天気は良すぎですが、大きな灯籠を撮ってると、この先に何かが・・・。

国歌「君が代」でお馴染みの歌詞・・・さざれ石です。最近・・・主に神社ですが、よく見かけます。

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この奥に北神門がありますが、そこまで行くと・・・庭が混んでくるのも嫌なので引き返す事に。その前に神楽殿だけ撮りました。

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1855年(安政2年)建造の旧京都御所の神嘉殿を創建に際して移築され、重要文化財にも指定されましたが、1993年(平成5年)2月の火災で焼失してしまいましたが、1996年(平成8年)6月新たに竣工されました。

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次は、いよいよ秘庭の見学です。ここも今まで公開されなかった所で、タイトルにも「秘庭」とあります。

この言葉には、正直弱いです。拝観受付で「勅使館→文華殿→貴賓館の順で廻られるのがお勧めです」と聞いてました。境内の配置を知らないので、私も先ずは勅使館から見て行きます。

【橿原神宮 本殿】



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