橿原神宮 秘庭 特別拝観【勅使館】へ

橿原神宮の南神門から歩いて2分ぐらい、9時52分にの勅使館の案内板まで来ました。特別参拝のあと、係の人が案内していただけますが、その人もここまでのようでした。

画像
画像
この先を進んで行くようです。看板は出てるので、直接行かれる方もいるようですが、受付に行っても入れないような仕組みになってました。拝観券の受付は、外拝殿内にあるので注意が必要です。

案内にしたがって暫く砂利道を歩くと、急に前方が開けてきました。そして前方左手に勅使館の建物も見えてきたので、どうやら受付のようです。

画像
画像
画像
先に外観だけ撮りました。唐破風の下に机があって、そこで受付されてました。そこで拝観券を見せ「勅使館」の部分を切られます。そして玄関で靴を脱いで上がりました。

この勅使館の建物は、1917年(大正6年)の建造物で、広間・上壇の間・勅使の間・随員控室などがあります。玄関に唐破風を設け、屋根は入母屋造瓦葺となっています。勅使参向の際に参籠、潔斎するのに使われました。庭園は、貴人を迎えるために造られ、白洲、池、築山を取り入れた寝殿造庭園となっています。寝殿造庭園は、平安時代貴族社会で流行しましたが、武家社会や仏寺の繁栄により寝殿造り庭園は衰退し、枯山水庭園の隆盛に至ります。

上がると神職さんが居て、ここでも説明をしていただました。室内は撮影禁止が多いのですが、ここでは「何処を撮ってむもらっても結構です」を確認しています

画像
普段、一般の人は入れません。結婚式や披露宴に使われてるそうです。今日は、奥の上段の間には入れませでした。

当初は、貴賓館と勅使館の役割がありましたが、1940年(昭和15年)に橿原神宮拡張工事に伴い、別に貴賓館が出来たため、専用の勅使館として現在に至っています。

神職さんは上段の間だけ案内されました。中には入れないので、襖の間から見学&写真撮影です

画像
画像
画像
画像
手前の左から天皇陛下からの贈り物である御幤物(ごへいもつ)で、神様にお供えする物。真ん中が、柳筥(やないぼこ)と言って柳の枝で編んだ物を先程の御幤物に包んで、ここから神殿に向かわれます。右が、御祭文(ごさいぶん)と言って、天皇陛下のお言葉で神殿にお供えされます。

この勅使館で、年一回勅使さんをお招きして御幤物を安置し、お祭りの時に使用されました。お部屋の釘隠しは菊の御紋となっており、天井も手前の部屋より高く格天井となっています。

画像
画像
画像
勅使の間随員控室などの広間では、随行の人たちの、控えに使われたようです。立て屏風み趣がありました。

それでは、いよいよ秘庭ですが・・・秘庭と言っても、通常非公開・・・って意味でしょうね。看板には紅葉の写真が使われてましたが・・・。

画像
画像
庭に降りることができなかったので、全容は分かりません。それで、少し物足りなさはありました。池や橋は・・・散策したかったですね。これでは紅葉も期待でそうにもありません。

再び玄関から10時1分に出ました。そしたら受付の人が「是非一周して行って下さい」と言われたので、「この先行けるんですか」と。

画像
秘庭・・・が物足りなかったで、喜んで一周させてもらいます。しかし・・・天気・・・良すぎです。雨男にとっては嬉しい悲鳴です

画像
画像
画像
ゆっくり散策しました。ほぼ独り占めみたいなものでしたね。(神職さんが行き来されてました)それにしても広い白砂に丁寧な砂紋が描かれて・・・感心です。

広々とした前庭の北側に出たら、正面から日光を受けます。超眩しいし、逆光だし・・・それでも斎館(さいかん)から神職さんが出てこられて(この時は建物の名前も知らなかったです)・・・何・・・この建物は

画像
帰ってから調べると、祭典の際、宮司をはじめ神職が参籠、潔斎を行うところだそうです。1917年(大正6年)の建造です。

ゆっくり廻って10時5分に再び参道に戻ってきました。残りは貴賓館と文華殿です。お勧めは文華殿→貴賓館てした。

画像
看板が出てしたが、どうやら同じ行き先のようですね。ただ最初の拝観受付で貰った案内図では、貴賓館の方が近いようです。

それでは、次回は貴賓館です。それにしても暑くなってきました。この日は結果、夏日の一歩手前まで気温が上がることに。

【橿原神宮 勅使館】



この記事へのトラックバック