青蓮院門跡 夜間の特別拝観(ライトアップ)へ

ホテルオークラ京都から客待ちのタクシーに乗り行き先を「知恩院三門下」と言いました。私は東大路通りから華頂通りを通られるものと思ってましたが、さすがにタクシーの運転手さんですね、抜け道をスイスイ。三条通りから神宮道を下がられます。そしたら急遽閃いて運転手さんに「青蓮院の前で止めてください」と。

ホテルオークラ京都から約6分程度で青蓮院門跡の駐車場に着きました。(駐車場と言っても小型バスやタクシーが客待ちしてるので、一般車両はまず無理でしょう)目的はもちろん青蓮院門跡 夜間の特別拝観(ライトアップ)で、時間も遅かった(19時30分過ぎ)んですが、多くの人が訪れていました。

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タクシーから降りると、京都市指定天然記念物のクスノキがライトに照らされています。また、普段は閉まっている長屋門までライトに照らされて、門も開いてました。

ここでは撮影だけで先を急ぎます。先ずは山門から中に入ります。

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入って左手に拝観受付があって、拝観料800円を納めます。ここは京都市内のライトアップ寺院の中では最も遅くまで拝観をしていて、夜10時までやっています。

2010年7月以来の訪問で、この時は分からなかったことですが、どうも拝観コースが違うようで・・・。足元を照らされた行灯を頼りに真っ直ぐ進むと宸殿大玄関があって、そこから入ります。

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ここの訪問が久し振りのため現在は分かりませんが、昼間はここから入ることは無かったかと記憶しています。

靴を袋に入れて上がりました。すると長い廊下を奥に進みますが、その左手は孝明天皇が使用された輿が展示されてました。

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襖絵は、「日月松桜百鶴図」(黒田正夕氏筆)だそうです。しかし、ここではゆっくり見ません。先を急ぎます。

廊下を抜けると宸殿内に入りました。薄暗い堂内には、重要文化財の「濱松図襖」がありましたが、誰も見てません。それより、ここのライトアップの見所である前庭に皆さん見入ってました。

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大小の照明器具によって照らされる庭は本当に神秘的です。青色の光は、ここのご本尊である青不動(国宝)を模しているのでしょうか。昨年、本物を特別公開された時に将軍塚青龍殿まで見に行きました。

これを見たら庭に降りたいですよね。ここに来たのも久し振りだし、何処から降りるのやら・・・そして先を急ぎます。寒いのでゆっくり座って見られません。次は小御所(こごしょ)に入りました。

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青蓮院の客殿で、1893年(明治26年)に宸殿とともに焼失したため、兵庫県の寺院から移築されたとか。内部には、天皇が座る上段の間や狩野派の絵師による襖絵がありました。

ここで記念撮影される方を少し待って撮影し、次ぎに向かいます。その途中にあったのが、一文字手水鉢です。ただ暗かったので写ったかどうか帰るまで分からなかった・・・です。

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暗闇で写してみたら、ちゃんと写ってて良かったです。帰ってから調べると・・・豊臣秀吉が贈ったとか・・・。

次ぎに入った建物が華頂殿です。昼間の拝観コースはここからスタートだった筈てす。(帰って5年前の写真を見るとそうでした)

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ここで「お茶どうですか」と声を掛けられました。確か・・・ここから相阿弥作の庭を鑑賞できる筈ですが・・・お茶を飲まないと見られないようになってました。

前途の通り、食事をしてここに来たので、もうこれ以上はお腹に入りません。諦めて先を急ぎました。昼間なら入口となる玄関から出て、いよいよ庭に出ます。自分の靴を履き外に出ました。

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ここまでまだ紅葉は見てませんね。例年ならこの時期、紅葉は見られない筈です。ただ11月に高温が続いたので・・・京都新聞情報では見頃でしたが・・・さて・・・

案内にしたがって進みますが、夜も遅いのに多くの人が来られています。名残の紅葉を期待されてるんでしょうね。私もですけど

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いよいよ庭園の入口までやって来ました。この先は紅葉です。実は、まだデジカメが世に出る前に来たことがありますが、遙か前で覚えていません。初めて来たようなものです。

次回は、ここをくぐった先をアップします。

【青蓮院門跡 宸殿】



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