第50回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 相国寺境外塔頭 眞如寺へ
熊野神社衣笠分社を出て、そのまま西に進みます。車一台分の細い道ですが、結構交通量は多いです。そして9時58分に目的地に着きました。
相国寺の境外塔頭は3つあって、金閣寺・銀閣寺は誰でもご存じでしょうけど、相国寺の塔頭寺院であることを知ってる人は少ないかと思います。そして残りの一つが本日のメイン、相国寺境外塔頭 眞如寺です。
この度、第50回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開で初公開されましたが、2014年の5月第3週の日曜日に半僧坊大権現の御開帳が復活し、年に一回は入れるようになりました。しかし、本堂は公開されないので、待ちに待った初公開で楽しみにしてました。
眞如寺は、等持院から近いこともあって、ここの前は何度も通ってたので、道に迷うことはありませんでした。いつもは固く閉まっている表門も開いてます。
表門から真っ直ぐに伸びる石畳みの参道を進みます。初めての公開のため、どこに拝観受付があるのか分かりませんでした。その先は中門のようです。
よくよく見るとその手前の左側に、拝観受付がありました。そこで京都市文化観光資源保護財団でいただいた招待状を差し出しました。これで3ケ寺目で、残り1ケ寺となりました(何処に申込したかは内緒
)。
スタンプラリーは3箇所溜まりましたが、事は5箇所ためて応募しようかと思っています。(一服は飽きました
)
中門を超えると、再び真っ直ぐ伸びた石畳みを進みます。先程ガイドさんの案内で、その先にある法堂へ向かっています。
そして突き当たりにあったのが、最初の案内がある法堂です。臨済宗のお寺では・・・例えば天龍寺や相国寺など・・・法堂が本堂として使われています。
入るとガイドさんがお一人待ってられました。内部は撮影禁止と書かれています。10時の開門で入ったため、私が最初でした。それで後続の方が来られるのを待って案内が始まりました。
眞如寺は、室町幕府が定めた「五山十刹」の官寺の制において「十刹」の一つに数えられた由緒ある禅宗寺院です。勧請開山は、中国・宋の高僧にして鎌倉の円覚寺の開山でもある仏光国師(無学祖元)で、その弟子・無外如大尼(むがいにょだいに)が、師の没後に遺髪や爪を祀るために「正脈庵(しょうみゃくあん)」を開いたのが始まり。1342年(暦応5年)天龍寺の創建で知られる夢窓疎石が室町幕府初代将軍・尊氏の執事であった高師直の外護を獲て大伽藍が整いますが、応仁の乱により焼失。現在の建物は、1656年(明暦2年)後水尾上皇によって再興されたものです。
ここの歴史についての話が終わると、法堂内の案内に移り、先ずは中二階の構造になっている、その須弥壇について・・・本尊・宝冠釈迦如来像の案内から始まりました。そして奥には開山塔があって、勧請開山・仏光国師(無学祖元)、勧請開基・無外如大尼像などを見て回りました。何年か前にMBS毎日放送の「京の美遺産」で放送された中で、無外如大尼が取り上げられ、その中で「美人だった無外如大尼は、修行の邪魔になるからと、顔を焼いた」そうです。この日もガイドさんから話を聞きましたが、衝撃でした。
法堂内の話が終わると、次ぎに客殿に行くように案内されました。その前に圓通殿を撮りました。ここが年に一回、公開される所です。
2014年5月の第3週の日曜日に『半僧坊大権現の御開帳』が復活し、次ぎに行く書院とここが公開されるようになりました。
外から見ると入口は狭いので、こんなに奥行きがあるとは・・・入ってみないと分からなかったです。そして書院ですが、ここからは入れません。
ここより少し下がった左手に表門があって、ここが客殿の入口でした。
門を入ると直ぐの左手から靴を脱いで上がります。入ると直ぐの部屋に若い住職さんがおられて、そこで朱印はいただます。ここでは書き置きではなく、書いていただけます。
客殿には、宮家や宝鏡寺の門跡が来られた時に使用される三畳の「上段の間」がありました。また、襖絵は、江戸後期の原在中筆の襖絵「西湖図」「四季花卉図」「松に猿猴図」が残っています。
半僧坊大権現の御開帳には撮影できた襖絵も今日は撮影禁止でした。「西湖図」でしょう、看板を撮りました。
客殿内では、特に案内はありません。それで戻ろうとしたら、書院内での「茶席」を勧められました。願ったり叶ったりで、もちろん茶券(500円)を購入して行きました。
書院には茶券がないと行かれません。その茶席があること自体知らなかったので、超ラッキーです。
半僧坊大権現の御開帳の茶席は1000円で、本格的な席であったようですが、今日のは緩いです。椅子に座っていただけます。
お茶が来るまで、外の景色を撮ってました。書院庭園は、池泉庭園となっており秋の紅葉は見事らしいです。
写真を撮っていると、生菓子が先に届きました。次ぎに間が空いてお茶が来ました。生菓子は、本日訪れた、わら天神の向かいにある笹屋守栄さんのです。
もちろん美味しかったです。「秋の紅葉が綺麗」と話されてましたが、その時は公開されてないでしょうし・・・開けてくれないかなぁ。
ここの屏風の前には、少しばかりの宣伝をされてたので、下記に書いておきます
。
特別公開(春の京都禅寺一斉拝観) 4月12日(火)~5月22日(日)
半僧坊大権現の御開帳は、5月15日(日)10時~16時 大般若法要10時30分~
お茶を楽しんだら、外に出ました。後は自由に見て回ります。そして外に出て客殿前庭を撮りました。この時間になってようやく晴れてきました。
こうなると晴れた法堂を撮りたくて、戻りました。やっばり晴れたら綺麗に撮れますね。人が多くなってきて、これ以上は近づいても無理でした。
ここから一旦拝観受付に行って、書き置きの朱印をいただきました。今日は神社用しか持って来なかったので仕方ないです。初めて公開された眞如寺を充分楽しめました。今日は節分ですので、早く天龍寺行かなくては
。
【眞如寺 法堂】

相国寺の境外塔頭は3つあって、金閣寺・銀閣寺は誰でもご存じでしょうけど、相国寺の塔頭寺院であることを知ってる人は少ないかと思います。そして残りの一つが本日のメイン、相国寺境外塔頭 眞如寺です。
この度、第50回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開で初公開されましたが、2014年の5月第3週の日曜日に半僧坊大権現の御開帳が復活し、年に一回は入れるようになりました。しかし、本堂は公開されないので、待ちに待った初公開で楽しみにしてました。
眞如寺は、等持院から近いこともあって、ここの前は何度も通ってたので、道に迷うことはありませんでした。いつもは固く閉まっている表門も開いてます。
表門から真っ直ぐに伸びる石畳みの参道を進みます。初めての公開のため、どこに拝観受付があるのか分かりませんでした。その先は中門のようです。
よくよく見るとその手前の左側に、拝観受付がありました。そこで京都市文化観光資源保護財団でいただいた招待状を差し出しました。これで3ケ寺目で、残り1ケ寺となりました(何処に申込したかは内緒

スタンプラリーは3箇所溜まりましたが、事は5箇所ためて応募しようかと思っています。(一服は飽きました

中門を超えると、再び真っ直ぐ伸びた石畳みを進みます。先程ガイドさんの案内で、その先にある法堂へ向かっています。
そして突き当たりにあったのが、最初の案内がある法堂です。臨済宗のお寺では・・・例えば天龍寺や相国寺など・・・法堂が本堂として使われています。
入るとガイドさんがお一人待ってられました。内部は撮影禁止と書かれています。10時の開門で入ったため、私が最初でした。それで後続の方が来られるのを待って案内が始まりました。
眞如寺は、室町幕府が定めた「五山十刹」の官寺の制において「十刹」の一つに数えられた由緒ある禅宗寺院です。勧請開山は、中国・宋の高僧にして鎌倉の円覚寺の開山でもある仏光国師(無学祖元)で、その弟子・無外如大尼(むがいにょだいに)が、師の没後に遺髪や爪を祀るために「正脈庵(しょうみゃくあん)」を開いたのが始まり。1342年(暦応5年)天龍寺の創建で知られる夢窓疎石が室町幕府初代将軍・尊氏の執事であった高師直の外護を獲て大伽藍が整いますが、応仁の乱により焼失。現在の建物は、1656年(明暦2年)後水尾上皇によって再興されたものです。
ここの歴史についての話が終わると、法堂内の案内に移り、先ずは中二階の構造になっている、その須弥壇について・・・本尊・宝冠釈迦如来像の案内から始まりました。そして奥には開山塔があって、勧請開山・仏光国師(無学祖元)、勧請開基・無外如大尼像などを見て回りました。何年か前にMBS毎日放送の「京の美遺産」で放送された中で、無外如大尼が取り上げられ、その中で「美人だった無外如大尼は、修行の邪魔になるからと、顔を焼いた」そうです。この日もガイドさんから話を聞きましたが、衝撃でした。
法堂内の話が終わると、次ぎに客殿に行くように案内されました。その前に圓通殿を撮りました。ここが年に一回、公開される所です。
2014年5月の第3週の日曜日に『半僧坊大権現の御開帳』が復活し、次ぎに行く書院とここが公開されるようになりました。
外から見ると入口は狭いので、こんなに奥行きがあるとは・・・入ってみないと分からなかったです。そして書院ですが、ここからは入れません。
ここより少し下がった左手に表門があって、ここが客殿の入口でした。
門を入ると直ぐの左手から靴を脱いで上がります。入ると直ぐの部屋に若い住職さんがおられて、そこで朱印はいただます。ここでは書き置きではなく、書いていただけます。
客殿には、宮家や宝鏡寺の門跡が来られた時に使用される三畳の「上段の間」がありました。また、襖絵は、江戸後期の原在中筆の襖絵「西湖図」「四季花卉図」「松に猿猴図」が残っています。
半僧坊大権現の御開帳には撮影できた襖絵も今日は撮影禁止でした。「西湖図」でしょう、看板を撮りました。
客殿内では、特に案内はありません。それで戻ろうとしたら、書院内での「茶席」を勧められました。願ったり叶ったりで、もちろん茶券(500円)を購入して行きました。
書院には茶券がないと行かれません。その茶席があること自体知らなかったので、超ラッキーです。
半僧坊大権現の御開帳の茶席は1000円で、本格的な席であったようですが、今日のは緩いです。椅子に座っていただけます。
お茶が来るまで、外の景色を撮ってました。書院庭園は、池泉庭園となっており秋の紅葉は見事らしいです。
写真を撮っていると、生菓子が先に届きました。次ぎに間が空いてお茶が来ました。生菓子は、本日訪れた、わら天神の向かいにある笹屋守栄さんのです。
もちろん美味しかったです。「秋の紅葉が綺麗」と話されてましたが、その時は公開されてないでしょうし・・・開けてくれないかなぁ。
ここの屏風の前には、少しばかりの宣伝をされてたので、下記に書いておきます

特別公開(春の京都禅寺一斉拝観) 4月12日(火)~5月22日(日)
半僧坊大権現の御開帳は、5月15日(日)10時~16時 大般若法要10時30分~
お茶を楽しんだら、外に出ました。後は自由に見て回ります。そして外に出て客殿前庭を撮りました。この時間になってようやく晴れてきました。
こうなると晴れた法堂を撮りたくて、戻りました。やっばり晴れたら綺麗に撮れますね。人が多くなってきて、これ以上は近づいても無理でした。
ここから一旦拝観受付に行って、書き置きの朱印をいただきました。今日は神社用しか持って来なかったので仕方ないです。初めて公開された眞如寺を充分楽しめました。今日は節分ですので、早く天龍寺行かなくては

【眞如寺 法堂】